乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『京大総合博物館』平常展示 特別展『化学技術X線の謎』

2010-05-17 | 美術・文様・展示物

 (京大総合博物館内からアンモナイトの小さな方を写す。

  外には学生の自転車。京都は自転車人工は多い。

  学生の多くは自転車でしないのあちらこちらを行き来する。)





 自転車に乗る学生。



 ものすごく大きなアンモナイト。模様が美しい。



 こちらは上よりずいぶん小さめ、とはいえ、一般的に考えるアンモナイトよりもかなり大きい。



 ↑  あれ?ここにも、アンモナイトが...って、違うか^^;;



 こちらは能楽部。私の好みで...。



 百万遍でございます。





 先月の話だが、京大総合博物館を楽しんだ。

 けのぬけたような話であり申し訳ない。


 この日は家族と一緒に まずは『長谷川等伯展』を楽しむ。

 この日は大型連休ぜんじつとあって、『長谷川等伯展』は二時間半待ち。

 いあやーーー!実に長かった。

 続いて二人は出町まで。

 私一人 二時間弱という短い時間ではあるが、京大総合博物館を足早に見て回った。

 その後また家族と出会い、わたしたちは大阪でお食事を楽しんだとような忙しい一日。

 
 京大総合博物館は大まかに三つの分野に分かれていた。

 学生がカードを差し込み無料で入館する姿を横目に、私は400円払い、荷物をコインロッカーに、そして入る。

 左手すぐに三角が四角に見えるモニュメント。

 続いて驚くばかりの大きさのアンモナイト。

 兄が京都石の会でお世話になっていたMASUTOMI先生の名はないかと思ったが、ここは京大。

 あろうはずがない。


 続いて向かったのは、考古学の部屋 二室。

 一つ目は貴重な石棺が三つ。

     石棺の屋根の形が変わっている

     石棺側面の片方は真っすぐなのに、片方はなぜか曲線

     石棺の外部が赤いがこれは頭の他?水銀朱だろうか?魔除けだろうか?

と、いろいろ妄想を巡らしているとここだけで20分近くを費やす。

 
 次の部屋も埴輪やら土器やら面白いものがいっぱいで、こんなにあっては時間が足りないと気が焦る。

 直弧文が美しい。

 渦巻きが、唐草が私を呼ぶ。

 イランの動物形リョトンに似たような土器。

 銅鏡。

 純粋に、なんて美しいんだろうと感じる。


 この部屋では学生一人がひざまずいて,呪術的な人形(?)を丁寧にスケッチされていた。

 静かだ。

 至って居心地が良い。


 中国や韓国の古い土器もあった。

 人間や馬の形をした唐三彩。

 これは某理由で、家族には見せたくない。

 内緒にしておこう。


 ものすごく早足で二室を楽しみ、いざ!二階へ。

 おびただしい数の虫の標本。

 見たこともないような昆虫。

 甲虫類も多く、蝶も満足だ。

 だが、何しろ時間がない。

 ここをハイキングのように見て回り、特別展の『化学技術X線の謎』へ。

 
『科学技術X線の謎』は科学の宴同意私でも楽しめる。

 というのは、この部屋を企画された専門家の先生方が実にユニーク。

 ただでさX線を通すと美しいものが多い。

 一例記すと、ここでは「卵」をX線で通した場合のタイトルは「きみはどこ?」といった具合。

 この感覚は直感的に好みだと感じる。


 巻貝をX線に通すと驚くばかりの美しさ。

 素晴らしい。自然は美しいと痛感。

 そういうと三月に楽しんだ東京大学総合研究博物館『命の認識展』でも、動物の骨の美しさに見入ってしまった。

 美しさとは、外部の自然ばかりではなく、本来こういった自然の姿にも見られるもののようだ。


 暫く見ているとおそらく高校留学生のような男子生徒が大人数でやってきた。

 ところが、話はしているものの結構マナーが良い。

 まじめに楽しんでいたようす。


 この部屋で最も興味深かったのは蛍の光から放射能を考え、論理を進めたような説明が書かれた場所。

 大掛かりの機会も据え付けられていた。

 名前は忘れた。


 この近くで研究社が一人の女子大生に丁寧に話し込まれていた。

 有望な学生か?

 尊敬しながら、側を通る。


 悲しいことに家族との待ち合わせ時間が近づいていた。

 鉱物や小麦の標本の部屋を見て回り、小麦の研究者の説明で湯川秀樹の父の名を目にした。

 が、またもや忘れている。


 足早にもう一度一階の考古学の具多部屋を楽しみ、京大総合博物館をあとにしたが、後ろ髪がひかれる思い。

 ここはもう一度行こうと思う。


 ああ!面白かった。正確に言うと、ものすごく満足したことを覚えている。

 

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4 コメント

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満足・まんぞく (SiSiで~す)
2010-05-17 22:47:45
どなたでしたっけ、お出かけされる直前まで、頭が痛いとか、寝不足だとか、風邪気味とか…
好きなものに触れるRANCHO様の天真爛漫な笑顔が画像と文面から伝わってきました。お元気ですね(笑)。
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こんばんは☆ (SiSi 様)
2010-05-18 00:23:10
コメントをありがとうございます☆
ご心配下さって、ありがとうございます。

今日記録した博物館は面白くって、結構印象に残っていることが多いです。

SiSiさま
いつもありがとうございます☆
これからもよろしくおねがいします。
返信する
こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2010-05-18 23:05:49
これは巨大なアンモナイトですね。^±^

うちは以前、仕事の都合上で、京都大学でなく、東京大学に行ってました。
ひとつは東京大学出版会ですがね。^±^
もうひとつは、特に工学部にお世話になってました。
アジアのモンゴロイドに関する本、工学系の学会発表のための本を出してましたが、英語どころか仏語、独語なども混じってチンプンカンプンでした。
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こんばんは☆ (てくっぺ様)
2010-05-19 01:38:16
てくっぺさん、いつもありがとうございます☆

大きかったです。
大きな方は1m近かったと思うのですが、わかりません^^

打ち合わせとかいろいろあったのでしょうね。
本を作るまでにはいろいろな行程などがあるのでしょうか。
学会発表のための本や学術書は宴文様後やいろいろな言葉がいっぱいで,難しいでしょうね。
でも、てくっぺさんはかなり勉強なさっておられたようすですね^^
てくっぺさんは語彙など豊富であられますし、尊敬しています。

ページ、楽しいですね。
爆笑!し、楽しませていただいています。
ありがとうございます☆



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