日常

民藝運動 河井寬次郎さん

2016-10-10 22:43:10 | 芸術
美術館「えき」KYOTO(2016.9.15-10.23)でやっている「没後50年 河井寬次郎展  ~過去が咲いてゐる今 未来の蕾で一杯な今~」を見に行き、思わず図録も購入。最近、開いたページに河井寬次郎さんが出てきたり、シンクロには偶然以上のものを見出さざるを得ない。

おそらく、既存ジャンルの枠組みを取っ払い、現代の民藝運動のようなものをしていきなさい、ということなのかと今日改めて思った。そこでは医療も芸術も音楽も文学も学問も境界がない。

民藝のSpiritは、日々のくらしや生活の中に美を見出だし、日々を生きていくこと。
河井寬次郎さんだけではなく、名前を残さず次世代に美を渡し続けたひとたちのいのちを受け取りたい。


西洋哲学でのテーゼである真善美。
日本では「きれい」という一言に集約される。
真でないものは「きれい」ではなく、善からぬものは「きれい」ではない。美しいものは「きれい」なのだ。


京都駅の伊勢丹でやっている「没後50年 河井寬次郎展」は展覧会も素晴らしいし図録も素晴らしい。

図録からしびれた言葉を。


「没後50年 河井寬次郎展  ~過去が咲いてゐる今 未来の蕾で一杯な今~

河井寬次郎
「此世このまま 大調和」



河井寬次郎
「美しいものしかない みにくいものはまよい」





河井寬次郎
「自分は過去を 無限の過去を生きて来た
 自分は未来を 無限の未来を見るものだ」




河井寬次郎
「何といふ今だ
 今こそ永遠」













京都の旅 河井寬次郎記念館(2016-10-05)