日常

京都の旅 河井寬次郎記念館

2016-10-05 00:02:53 | 生活
京都の河井寬次郎記念館は、圧倒的に美しい空間だった。
すべての場所に美意識と神聖な気配が漂っていて、感動だった。
憧れの地だったが、足を踏み入れたおかげで、その思いは憧れだけではなく、さらに強固なものになった。

空気のひとつひとつの粒子に暮らしの美が息づいている空間。
空間や住まいが息をしている。
空間の息使いそのものを体感してほしいです。


民藝の力はすごい。
それは民衆や暮らしが持つ普遍的な美の力。


大切なものは、巨額のお金を動かして維持するものではなく、こうして本当に大切に思い、心の底から継承して受け継ぎたい、と思うひとりひとりの力によって受け渡されていると思う。
自分も、日本民藝協会の会員になっているのは、微力でも何かしらサポートできないか、という思いからだ。



こころは目に見えないが、日本人は民藝という暮らしの中にある道具の中にこころを転写し、それを美として表現することで受け渡してきたと思う。



河井寬次郎記念館
河井寬次郎記念館
〒605-0875 京都市東山区五条坂鐘鋳町569
電話・FAX 075-561-3585
月曜休館 (祝日は開館、翌日休館、夏期・冬期休館あり)
10:00~17:00(入館受付16:30まで)








































近くにあった市川屋珈琲も静かな素敵な空間だった。
モーニングを食べた。パンもコーヒーもおいしかった。器も美しかった。
豊かな時間が流れていた。自分の意識の流れも、朝の市営バスの喧騒を離れ、すこしゆっくりになる。








市川屋珈琲(イチカワヤコーヒー)
京都府 京都市東山区渋谷通東大路西入鐘鋳町396-2
9:00~18:00
定休日:火曜

Google Photo 河井寬次郎記念館