在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Bressan Pinot Nero 2006 e Schioppettino 2010 ブレッサン ピノ・ネーロ2006とスキオペッティーノ2010

2016-06-24 22:24:51 | Friuli フリウリ

Bressan Pinot Nero 2006 e Schioppettino 2010




フルヴィオと友人の友人がいる。
何を思ったのか、いつもの場所に行ったら、2本目のピノ・ネーロを開けていた。
10年前のブレッサンのピノ・ネーロがどこからか出てきてしまうのが、このワインバーなのであるが、どうも2本で打ち止め、3本目はなかったよう。
そこでガラッと変わって、同じブレッサンでもスキオペッティーノの2010年となったのだが、ピノ・ネーロの10年もの(笑)もまたどこかから出てくるかもしれない。

フルヴィオのワインは、線香、というと和風のもののイメージしかなくなるかも知れないのでちょっと違うが、憩いの香り的な線香の香りがする。
他にコショウなどのスパイス。そして、ミネラル。
可愛らしいフルーツの香りがするわけではない。
インパクトは一瞬優しさを含み、その後、フルヴィオのワインらしい存在感、そして、綺麗な酸味。余韻は、香りで感じたスパイスやブラッドオレンジ、線香の香りが残る。

ピノ・ネーロはそれでも花の香りやフルーツの香りを含み、よりノーマル(笑)なのだが、イタリアの愛らしい、逆に言えばイタリア的な甘さが鼻に付くピノ・ネーロとは全く違う。

スキオペッティーノの方は、存在感がかなりあり、フルヴィオの顔が出てくる、「うまいだろ〜」と言っている顔が浮かんでくる感じ。

嫌いな人は嫌い。だいたい値段がかなり高いので、わざわざ飲まななくてもいいと思っている人も多いだろうと思う。
しかし、自然派好き、また、フルヴィオのダイナミックで、インパクトあり、かなり極端な性格を知っている人は、フルヴィオが造ってる〜というだけで、飲みたくなったりもする。

さすがにブレッサンが3本空き、その後、ナイトキャップはヴァイラのネッビオーロとなったが(これまたガラッと変わって、かなりノーマルになった。。。)ヤツが「乗る」とこういうダイナミックな夜になるのである。

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