コロンボの特捜最前線日記

ロケ地探訪やオフ会ならびに意見交換など

オレンジ色の憎い奴 コロンボちゃん、念願のマルタウグイを仕留める!

2012-03-31 19:03:27 | 釣り
「特捜最前線」のロケ地にして「愛の戦士 レインボーマン」etcのロケ地の河原。例年桜の咲く季節になるとマルタウグイが産卵のために大挙して遡上します。
これほどオスの狩猟本能を刺激する光景はありません(漫画家の酒川郁子さんの様な方もいらっしゃいますが ^^)。

 <子供の頃のバイブルの一部を紹介>

画像右端の本は「特捜最前線」でもゲスト出演されてる悪役俳優・今井健二さんの著書です。
この本に触発されて地元の釣具店N(奇しくもオープンは「特捜」がスタートした1977年!)にてフライフィッシング道具一式を購入。
買ったのが1987年です(たしか最終回の頃)。もちろん今井さんが指定した#6のフライロッドを(マニアだな~)。
末期作品群で(今井さんのお気に入り釣り場の)芦ノ湖辺りも出てたんで感化されて対トラウト専用に購入したんだっけ。
私(コロンボ)は紳士(?)ですので今井氏のような下ネタ毛鉤じゃなく、もっとスマートな(イカレた)自作フライを用意して多摩川へ向かいました。

もちろん同釣具店で当時購入したブレットン(フランス製)やらラパラ(フィンランド製)等のルアーも用意して期待に胸を膨らませ、欲張りな二刀流コロンボはゆく・・・。果てしない多摩川の砂利道を。

小沢健二さんがかつて学んだT高校前の河原の瀬にマルタウグイの群れを発見!(めっさおるやん!)急いでフライで狙うも不発・・・。思い切り良くルアーに変更してラパラCD5(レッドヘッド)のリアフックのみヴァージョンを投入後、すわ待望の当たりが!!

 <婚姻色の鮮やかなマルタウグイ>

太い!重い!トルクフルで強烈な手応えが気持ちE!!ヒットと同時に釣糸はキュンキュンと哭きながら風を切り、水面が爆ぜます。「疑惑のXデー・爆破予告1010!」のように(笑)。私の心臓もバクバクいってます(爆)。50cmクラスが連発だもんな~。

「特捜最前線」ファンの私としては「警視庁番外刑事!」の頃のアグレッシブな叶?それとも五條?釣竿を通して、ひたすら無言のドつき合いを繰り広げたんです。本当に夏さんと格闘してる錯覚を覚えました。
戦い済んで陽が暮れてデジカメ撮影中にも暴れ回るマルタウグイ。ズームアップしてボディのオレンジの線を見つめて、暫しうっとり(ホモっ気はナイですが・・・)。
叶刑事のパーカー色をしっかりと目に焼き付けました(ほんま酔狂やね)。

釣り歴30有余年のキャリアがなせる技?いいえ、きっと天国の夏さんが手を差し伸べてくださったのでしょう。

連続ヒットに満足した私。まだ釣ってない方に場所を譲って帰途につきました。私も人間が丸くなった?

 <T高校前 宿河原>

画像左手に頻出ロケ地「向ヶ丘遊園地」、右手に「五本松」やかつて本郷さんや二谷さんが仕事した撮影所を望むロケーション。でもこの夕陽を見てると、今にも津上が手を振って駆け寄って来そうじゃありませんか。
季節はほぼ同じだし、秩父連山も写ってるし。正確にはもう少し上流の土手ですが・・・。そして「いい日旅立ち」を口ずさみながら、

Gone With The Wind・・・ロケ地からコロンボも、風と共に去りぬ。


(夏さんのナレーション)「(こうして)コロンボさんの(マルタウグイへの)恋は終わった。」

#351 津上刑事の遺言!

2012-03-28 22:01:06 | 特捜
『特捜最前線』の10年間の歴史の中で、最高傑作の誉れ高い「津上刑事の遺言!」。ネット上でも色んな方がレビューを書かれていますね。私(コロンボ)は忍君の夢の中で登場する津上、そう雪の中で津上と忍君(演・谷村隆之さん)が手を振りながら駆け寄ってゆく、あの幻想的な名場面に身震いするほど感動したもんです。

 <映像の著作権は「東映」に所属します>

初見は中学生頃で昼時の再放送だったと記憶してますが、どんなにロケ地に行ってみたいと願った事か(^^)。ま、当時は全く解りませんでしたがね。全然見当違いの場所を訪れたり、その度に擦り切れる位ビデオを見返したっけ(遠い目)。あれから25年以上の時を経て、ついに突き止めました!

<国立代々木競技場 第一体育館前>
<追記> もちろん大雪の後にも訪れました。(苦笑)
 ←マジキチ君が撮影

『ウルトラマン』第23話「故郷は地球」のラストシーンでイデ隊員(演・二瓶正也さん)がつぶやく名シーンのロケ地のすぐ奥ですね。ただデジカメで撮っていて気が付いたんですが、実際の撮影はどこかのビル(?)からロングショットで二人を捉えたんだな~と実感しました。かなり上からじゃないと劇中のアングルに成りませんから。

「犠牲者はいつもこうだ・・・文句だけは美しいけれど・・・。」を満喫したくて所用のついでに訪れた際に「アレ?」って見つけました。二瓶さんも『特捜』でゲスト歴があるし2度おいしい?

「特捜」DVDボックス・ボーナスディスクでインタビューに答える荒木さん、撮影当日が大雪だったと感慨深く語られておりましたね。贅沢を言えば私も雪が降った後に撮りたかったな~。

転んでもタダでは起きないコロンボは、#74「死体番号044の男!」のラストシーンロケ地も訪れた事は言うまでもありません。しっかり橘&神代目線も楽しみました。この界隈は表参道に抜ければ#51「凶弾Ⅱ・面影に手錠が光る!」で神代が在りし日の夏子との思い出に浸る(愛人とパパに間違えられる ^^)ロケ地(原宿ピアザビル)も近いので、「特捜」ファンで地方から上京された方は訪れてみるのも一興かも。同潤会アパートが取り壊されてから、すっかりご無沙汰なんですが今度行ってみようかな・・・。

え?せっかく「津上刑事の遺言!」レビューなんだから教学院北の交差点とか、もっと行くべきロケ地があるんじゃないかって?フフフ・・・。実は春限定の釣りに行ってました(ダメじゃん!)。詳細は後日。



透明ドリちゃん 第11話 仮面の優等生

2012-03-24 19:30:00 | 透明ドリちゃん
(予告ナレーション)

「お友達のお母さんにね、怖い教育ママがいるの。いつもガミガミ叱られてばかりいるお友だちは心が拗けてしまって、私達にウソをついて困らせるの」
「そこでドンパの考えた作戦で、上手く教育ママが優しくなるかしら。心配だわ。」

「拗ける」は「ねじける」と読みます。知りませんでした(汗)。柿崎さんの読み間違いかと思ってました。(失礼な!コロンボのどアホ! ^^)

 <多摩川右岸と南武線>
  映像の著作権は東映に所属します。
柿崎さん(ドリちゃん)が此処に立ってたんですね。南武線を散々利用してるクセに見落としてたんです。
そうそう直近では『特捜最前線』の傑作エピソード「津上刑事の遺言!」で最も印象深い名シーン、雪の降り積もった場所で津上と忍君が、手を振りながら駆け寄るロケ地をついに突き止めたんですよ!盲点でした。
あんなに探しても見つからなかったのに・・・・・・。
何度も素通りしてたなんて皮肉なもんです。近日公開予定(撮影済み)。嗚呼!早くこの悦びを「特捜」ファンと分かち合いたいっ!!

 <弘法の松公園> 仮面の優等生(演・長谷川真砂美さん)が見た演者目線。劇中通りに夕陽も撮りたかった・・・残念。
 ←仮面の優等生・河田理江(長谷川真砂美さん) たこ焼きが美味しそう・・・。
 ←ドリちゃん(柿崎澄子さん)&虎男(安藤聖一さん)
買い食いを目撃されて、ドリちゃん達を目の敵にしてゆく優等生・理江。
なまじ美形が意地悪役をするからムカつく。その美しさが妬ましい・・・おのれはアンダイン恵かっ!

教育ママからのプレッシャー、「いい子でいなきゃイケナイ」強迫観念で歪んだ性格になり、
結果としてどんどん周囲から孤立して追い詰められてゆく・・・。
懲らしめるためのドリちゃんのイタズラをきっかけに家出に至り、最後は予定調和のハッピーエンド。
 理江(長谷川真砂美さん)の笑顔 ←このカット、長谷川さんを上手く撮っていてキレイ(´ε` )
母が自らの過ちに気が付いて和解・・・・・・理江の性根も直るとイイね。

ちなみに
 ←画質が悪くても、美人だと存在感が滲みでます。
テレビドラマ『黄金の犬』(1980)にもご出演だったそうです。見てえ・・・。画像の著作権は「三船プロ」に所属します。


<あらすじ>&<コロンボの独り言>

教育ママとその娘(仮面の優等生)がドリちゃんや周りの人達に悪影響を振り撒くお話。
「愛・平和・人権・博愛」を盲信するカルト信者の怖さを子供にもわかり易く啓蒙するエピソード回。
現代を生きる人々に「汝のしたいことをせよ!それが法のすべて」と諭しているみたい。
「かくあらねばならない」って常識に縛られて「したくもない事」を渋々とやる辛さを味わった経験のある方には結構奥が深い作品です。

本当の「やすらぎ」って何でしょうね。何処にあるのでしょう。今一度頭を冷やして考え直してみるのもイイでしょうね。
私はその答えを知ってますが、カルト信者には教えてやらない。だって「自己責任」だそうですから(イヤミやね)。


(トリビア)


教育ママを演じた萩生田千津子さんは『透明ドリちゃん』に出演した数年後に交通事故に遭遇して半身不随となり、現在も車椅子で生活されています。
ドラマ『決めろ!フィニッシュ』(1972年放送)ではロケ地(野川水道橋の右岸)を走る、躍動感溢れる姿を拝見出来ます。

失ってはじめて気が付く「大切なモノ」もあるんですよね。彼女に限った話ではありませんが。以前*ジテレビのインタビューに応じていた萩生田さんの姿を思い出します。




第5回 オフ会 in茗荷谷 開催について

2012-03-21 22:00:00 | 特捜
某筋から「そろそろオフ会なんて如何?」とメールがありました。ちょっと早いんじゃないかな~と思いつつも満更でも無い私。「茗荷谷」周辺は「特捜」頻出のロケ地ですので御満足頂けるのではないでしょうか。下見はもう3回程済ませました(アンタも好きね~)。ロケ地写真も撮影済みなんですが、それはオフ会後に掲載予定です。参加する楽しみを優先したいので。

(開催日時) 現在の予定は5月19日(土曜日)です。午後2時待ち合わせ。

(集合場所) #84「記憶のない毒殺魔!」のロケ地前の喫茶店・ニューヨーカーズカフェ駿河台4丁目店(JRお茶の水駅が最寄り)。

地下鉄・丸の内線に乗って移動~茗荷谷駅下車。1時間ちょっと掛けて「船村ベルト地帯」を聖地巡礼。以下ラインナップです。


#169「地下鉄・連続殺人事件!」

#171「プノンペンから来た女!」(私は本編未視聴につきDVD特典から判断)

#207「雨傘殺人事件!」(コレも本編未視聴につき予告編映像から判断)

#208「フォーク連続殺人の謎!」(現時点巡礼するか未定)

#233「判決・横須賀ドブ板通り!」

#257「母・・・・・・・・・」

#302「始発電車にあった死体!」

#311「パパの名は吉野竜次!」

#369「兜町・コンピューターよ、演歌を歌え!」

#401「盲導犬バロン号の追跡!」(ちょっと離れてるので無理筋・・・汗)

#416「老刑事・レジの女を張り込む!」

#430「昭和60年夏・老刑事船村一平退職!」

最末期オープニングで犬養が警察犬に引っ張られる坂道。

以上をみっちり巡礼します(私コロンボによる思い入れタップリ解説付き)。予習しておくとモアベターよ(^^)。皆さんはどのエピソードがお好きかな?オレは全部(爆)。欲張りやね。


<応募要項>


『特捜最前線』のファンの方なら大歓迎です。但し春だからと云って変なヒトの参加はお断わりします(オメ~が言うな!笑 私はガイドさんだから例外という事で・・・)。周回コースに交番が2箇所あるので、まあ大丈夫か。

宴会部長からメールあり。予約の関係上「1次会(ロケ地巡礼)のみ参加か、2次会(懇親会)も参加かコメント欄に書いてください。」との事。変更事項はその都度アップします。たまに当ブログのチェックを夜露死苦!

明日から春本番となり、暖かくなるそうですね。仮に当日が雨でも楽しめるコース設定になっております。かえって竜太君の気分が味わえるかも。参加希望の方はよろしく御検討ください。皆様のコメントをお待ち申しております。以上です。






透明ドリちゃん 第10話 誕生会なんて嫌い

2012-03-17 19:30:00 | 透明ドリちゃん
(予告ナレーション)

「アタシ青山ミドリ。誕生会って楽しいわよね。みんなからプレゼント貰って、美味しいもの食べて。ところが友達の誕生会がちょっとした誤解でつまんなくなっちゃった」
「お母さん達までケンカしちゃうの。さあミドリ!どうしようかしら。」

<あらすじ>

母子家庭の佐川君(演・宍倉伸一郎さん)が今回の主人公。父親と3人で仲良く写ってる遺影と仏壇がある事から死に別れの様子。お母さん役は『フランダースの犬』で有名な声優・喜多道枝さん!
朝から夜遅くまで働きづめの母と一緒に居られるのは遅い夕食の時だけ。団地の窓から母が帰ってくるのを見守る日々。

そんなある日級友の柴田君の誕生会に招かれ(もちろんドリちゃん達も含め)賑やかで楽しい雰囲気の中で事件が。
佐川君は振る舞われたお寿司(当時は回転寿司も普及し始めた頃で、劇中の寿司は個人営業の店の出前の筈。そうそう気軽に口に出来るシロモノじゃアリマセンでした。)をハンカチに包んで、テーブルの下に隠しました。理由は後述。
<柴田君の家> 映像の著作権は東映に所属します。

生田スタジオ作品定番のロケ地(家)ですね。
柴田君のお母さんはソレを見付け(ムッとして)、流しの三角コーナーに捨ててしまいました。ドリちゃんも当初は非道い真似をする佐川君だと思ってました。
 <寺尾台団地・第一公園前>
 ヤモゲラスのすべり台も劇中で映ってました。
帰り道、佐川君はボスの子分と(ヤモゲラスのすべり台前で)出くわす。このシーンだけ川崎市の寺尾台なんですよね。
(ハンカチに包んで持ち帰る予定が狂って)1000円の会費の半分も楽しめなかった顛末を話したばっかりにさあ、大変。
「それじゃあボスに頼んで主催者・柴田から500円分を取り返してやるよ」と話が変な方向に膨らんでゆく。

そもそもは旨い寿司を母に食べさしてあげたい一心でしでかした事なんですが、ハンカチに包んだとはいえ床に直に放置するのはダメだよ・・・
(気が優しいのが禍いして)オバサンに裏でコッソリ「オレ、母ちゃんに食べさしてあげたいから包んでよ。」の一言で済んだのに言えなかったんだよね。あっ!そんなに世間知に長けてたらドリちゃんの出番が無いか(^^)。

ドリちゃんは佐川君とのどつきあいの果てに真相を知って納得(殴り合うと相手と分かりあえるってヤツですね。ドリちゃんって男前)。
ところで佐川君?、どさくさ紛れに変なトコ触らなかった?ブッ*すぞゴルァ(#゜Д゜)・・・ってちょっと羨ましい(笑)。
そこへボス達が登場。佐川君は「もうお金を取り返すのなんてイヤなんだ!」と抗議。引っこみがつかなくなったボス達は、ドリちゃんと「お約束」のバトルへ。

 <稲城市 平尾団地の近隣公園にて撮影>

ラストシーンで虎男とドリちゃんの背後に映る給水塔は当時のママでした。「仮面ライダー」や「池中玄太80キロ」のロケ地で有名な団地です。期待に胸を膨らませ初めて訪れました。もちろん「透明ドリちゃん」を味わいに。しっかり斉藤浩子さんの立ち位置も訪れた事は言うまでもありません。浮気じゃナイですよ・・・せっかく来たんで訪れただけです(汗)。

 対決シーン
この画像を撮影したすぐ後ろ辺りに劇中の白い山(築山の遊具)が在ったみたいです。当時を御存知の方は御一報を。私(コロンボ)の推測に過ぎないので。

 (ドリちゃん)「あらアンタ達、昼間からおねしょ?」

ボス達が逃げてゆくアングル?流石に34年の歳月で木々が成長してしまって眺望は望めませんでした。残念!


(おまけ映像)


 <平尾団地内の別の児童公園にて撮影>

撤去された劇中の白い山はもうちょっと大きかったし、鉄パイプが突き出たり等ディテールは異なりますが、当時を物語る貴重な貴重な「遺跡」です。Relics Pointとでも呼びましょうか(^^)。
オリジナルの白い山の方が随処に遊び心がイッパイだったとはいえ、コレはコレで良い感じ。まあ往時の白い山はDVD映像で残ってるから良しとしましょう。



水の精・オンディーヌがボス達を水責めにする蛇口の位置(画像の青い蓋)がピッタリ一致してますね。基本的な構造は同じな様です。
ストリートビューや画像検索ではヒットしないので、現地を訪れて見付けた時はうれしかったですよ。


ま、3方向から愛でてやって頂戴な。


私としては変身シーンのこの砂場も気になる場所です。一体どこなんでしょうね?


<コロンボの独り言>


小田急線に乗って行ってみました。途中の黒川駅で下車して大滝秀治さんや日色ともゑさんの所属する劇団民藝にぶらり途中下車の旅をしたかったのですが、新発見ロケ地探訪を優先しました。
順調にレビューを続けてゆけば、第14話「SF少年ジュン」にて御紹介出来ると思います。
陰(影?)の国で謎の仙人(老人?)とドリちゃんが出会うシーンロケ地の事です。半ばあきらめかけていたので発見した時は・・・映画『ブレイド』のデイウォーカーみたいに「Yes!」ってヤッてしまいました(苦笑)。
早く記事にしたい・・・。