うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

オール・ユー・ニード・イズ・キル

2014年07月09日 | 日記
視聴環境:映画館、2D、字幕

 トム・クルーズ主演、今年の話題作の1本。

 同じ1日を繰り返すことになる主人公ものと言えばまず思い浮かぶのはビル・マーレイのコメディ「恋はデジャブ」や「ミッション8ミニッツ」。
 本作は巻き込まれ型の設定にテレビゲーム的要素を組み込んで、主人公が言わば積極的にエイリアンとの戦いを「攻略しにかかる」のが見どころ。

 同じ1日が繰り返される設定の謎を不条理化せずに物語の設定に組み込んでいるのも巧いところです。
 ただ見ている時はあれよあれよと話が進んでいって満足いくんですが、観終わったあとあらためて設定を考えると「あれ?これでいいんだっけ?」と疑問が沸いてくるのであまり深く考えずに済ます方がいいかもしれません。

 トム・クルーズはけっこうSFと相性がいい俳優さんですが、本作でも実戦には参加したことのない口だけの軍のPR幹部から何百という実戦(というか死)を乗り越えて頼りがいのある戦士へと成長していくという設定をうまく演じていると思います。ストーリーに深くかかわってくる”戦場の英雄”リタ役のエミリーブラントもただ強いだけの女ってだけの役じゃなくてよかったですね。
 ストーリーも派手なアクション重視の映画じゃなくてちゃんと考えられていて楽しめました。もう1回くらいは劇場公開中に見に行きたいなぁと思いましたね~。


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