ローン・レンジャー

　今年の夏休みの目玉映画、ジョニー・デップ主演の冒険アクション「ローン・レンジャー」初日朝イチで観て来ました！！


　ローン・レンジャーやトントという名前、「ハイヨー、シルバー！」という掛け声やウィリアム・テル序曲、本作では出てこないですが「インディアン嘘つかない」みたいなお決まりのセリフは”パロディのネタ元”としては知っているんですが実際には元を観たことがなく、ほぼオリジナルの新作みたいな感じで観ることができました。


　観賞後の感想は、良くも悪くもディズニーが作ったアクション娯楽大作だなぁと言う感じ。ブラッカイマーが作っていることもあるし、ここはジョニデを主演に見た目派手に作って家族向けにガッポリ稼ごうというのがバリバリ伝わってきます。
　監督は「パイレーツオブ・カリビアン」や「ロンゴ」を手がけた人で、ジョニデとも何度もタッグを組んでいるし、配給もディズニーだから手なれたもんです。今回もジョニデはコスプレだしね。

　しかし本作って年老いたトントが少年に昔話を語って聞かせるって形式なんですが、この回想スタイルっている？とは思いました。全然本編（ローン・レンジャーとトントが活躍した時代）と現代（年老いたトント）が繋がりないし。
　推測ですが、これって作品のメインがローン・レンジャーじゃなくてトント（＝ジョニデ）だってことにするための小細工じゃないのかなぁって思うんですよね～。だから「タイトルはどうあれ、トントが主役の話ですから」ってことで。その証拠にエンドクレジットのキャストはローン・レンジャーじゃなくてトントが一番なんですよね。おそらくギャラも一番多いだろうし。「パイレーツ・オブ・カリビアン」も話の主人公はオーランドでしたが、実質メインキャラはジャック・スパロウだったし、「主人公である」ってことでオファーしたりしているとか大人の事情でもあるんでしょうかね。


　ということで、
　夢のある話なのに下世話な話しか書きませんでしたが、大人も子どもも楽しめる健全アクション映画としては合格点、そういえば去年はディズニー「ジョン・カーター」で失敗したしね。うまくいけば続編を作るってことなんでしょうね。
　安定したジョニデのキャラ演技も健在なので、「パイレーツ・オブ・カリビアン」好きの人ならこれも全然イケるでしょう。

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