千葉県は松戸駅からちょっとしたところ。車で行ったんですが、松戸市のHPによると松戸駅東口下車徒歩10分だそうです。
水戸藩11代藩主、徳川昭定が1884年に建設した二階建ての建物です。徳川昭定は15代将軍徳川慶喜の実弟で、1867年にパリ万博に行ったり、その後留学したりもしたそうです。戸定邸のパンフレットには徳川慶喜が明治31年に撮影した客間の写真も載っています。
表座敷の客間に足を踏み入れて一瞬で気に入りました。私にとっては隠れた名所です。入館料は150円。そこまで大きい建物ではないけれど、ゆっくりできます。開放感があって、風通しもいいし、木の質感も柔らかい。そして、部屋に伸びる影が印象的でした。時間がゆっくり進みます。
豪華絢爛ではなく質素な感じです。それがまたよくて。東京都から橋を渡って10分もかからないところだけれど、雰囲気ががらりと変わります。まだまだ、蒸し暑い夏だけれど、戸定邸に行って、なんだか詩的な夏の雰囲気も感ぜられたような気がします。
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