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「今年1月20日まで、加計学園が獣医学部新設の要望を知らなかった」という安倍総理の答弁。どうして突然、こんな答弁に「整理」されたのか。日本共産党副委員長:田村智子さんのFacebookから転載

2017年07月27日 19時04分06秒 | 政治的なこといろいろ
「今年1月20日まで、加計学園が獣医学部新設の要望を知らなかった」という安倍総理の答弁。どうして突然、こんな答弁に「整理」されたのか。
加計学園疑惑を7回質問してきた私には、こんな経緯がみえてきます。
①これまでの答弁では、構造改革特区も国家戦略特区も、今治市の提案=加計学園の提案だと思い込んでいた。だから「特区に申請した段階で、当然知り得た」という答弁にだった。
ーー実は私も質問準備の過程で、今治市の提案には事業者が一切出てこない、ことを発見したのです。
過去の議事録では、質問者も答弁者も、今治市と加計学園の共同提案という前提になっていたので、私も当初はそう思い込んでいました。ところが、国家戦略特区の議事要旨や提出資料を読んで、加計学園が全くでてこない、なぜ?と思ったほど。
②自民党は、「加計学園は提案者ではなく、公募に応募した事業者である」ということを、「加計学園ありき」を否定する根拠にしようとした。安倍総理の答弁も、このストーリーに合わせた。
ーー安倍総理の答弁「今回の閉会中審査に当たりましてもう一度しっかりと確認をさせていただきました」というのは、自分の記憶(加計学園が獣医学部新設を要望していることをいつ知ったか)の確認ではなく、加計学園は提案者ではない、応募という形で表に登場したのはいつか、を確認した、ということでしょう。
嘘に嘘を重ねると、答弁は必ず破綻します。
私は質問を重ねるなかで、どうして今治市は加計学園を最後まで隠したのだろうという疑問を膨らませていました。
教員確保も、カリキュラムの作成も、事業者にしかできない。過去に提案した新潟市も事業者を明記していた、京都府は京都産業大学との共同提案だった、なぜ今治市は加計学園を隠すのか。
裏で、加計学園の理事長や理事が動き回り、加計孝太郎氏が安倍総理とあまりに親しかった、そしてその親しさを悪用した画策があった、だから表では最後まで加計学園は出てこなかった。
しかし、それも矛盾を作り出すのです。京都産業大学と比較して「早期実現性の熟度が高い」「教員確保が京都よりも優れていた」、こんな判断は、事業者が決まっていなければできないことです。
息を吐くように嘘をつく、これでは国民の信頼回復などありえません。内閣改造をどう行おうと、安倍総理が総理である以上、「嘘を平気でつく内閣」と言わざるをえないのです。
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