モンゴル軍、朝青龍を守る!国挙げて20社超の日本報道陣封じ
8月30日8時2分配信 スポーツ報知
モンゴルが国家を挙げて横綱・朝青龍(26)=高砂=を守る。解離性障害と診断された心の治療のため朝青龍が29日、成田空港発のモンゴル航空機で帰国
した。日本から20社を超える大報道陣が朝青龍を追跡するため同国に入ったが、現地ではモンゴル警察と軍隊が24時間、朝青龍を報道陣などの外部から完全
に警護する態勢を取ることが判明。日本の報道陣に新たな軽率な行動をキャッチされれば一発で引退の横綱を、モンゴルが国を挙げて阻止する。
写真はコチラ うつむき、うつろな顔で朝青龍が成田空港に姿を見せた。「もう帰ってこないんですか!」。何を聞かれても視線を落とし無反応。重い足取りで午後1時44分、飛行機に乗り込み母国へ向かった。 現地時間午後5時55分(日本時間同6時55分)。朝青龍はチンギス・ハーン国際空港に到着した。待ち構えていたのが日本から押し寄せた20社近い大報 道陣だ。帰国はかなったが再び軽率な行動が発覚すれば、管理責任を負った師匠の高砂親方(元大関・朝潮)とともに即刻廃業。前回のサッカーはテレビカメラ に映され仮病疑惑が判明した。それだけに報道陣の追跡を封じることが母国での静養に専念する重要課題になる。 こうした状況に朝青龍サイドの関係者はモンゴル警察に24時間の警護を依頼したことを明かした。滞在中は宿泊する施設に多数の警官を配置し報道陣と部外 者の出入りをシャットアウトする。さらに関係者は「現地からの報告では状況次第で軍の出動もあると聞いています」。滞在施設だけでなく移動時に車の前後を 警察、軍の車両が固め日本の報道陣の追跡を振り切る態勢を敷いたという。到着した空港では約60人の日本の取材陣を指定した場所へ完全隔離。報道陣さえ完 封すれば、たとえ問題行動を起こしていても誰に知られることもなく発覚の危険はない。朝青龍が警察に被害を訴えれば日本の報道陣が逮捕される事態も想定さ れる。まさに国家を挙げて母国の英雄を引退から守るのだ。 この日、ウランバートルに入った朝青龍は30日から温泉保養地で本格的な心の治療に入る。場所は首都から西へ400キロのホジルトと朝青龍の父ドルゴル スレンさんが経営するリゾート施設「ドリームランド」があるハラホリンの2か所が濃厚だ。ここで家族、親族、友人、知人を招きまずは解離性障害と診断され た心の回復と腰と左ひじの治療にも専念する。 静養のため帰国した朝青龍にとって母国の支援態勢はうれしい限り。厳罰処分から帰りたくても帰れなかった1か月間。舞台を母国へ移し今後は朝青龍ペースですべては進んでいく。 ◆モンゴルの警察と軍 警察は、社会主義時代には軍と並ぶ国家秩序を守る職業として尊敬された。組織も軍に似ており、階級も軍に準ずるという。17歳か ら採用され、定年が45歳と非常に若いのが特徴。1992年に社会主義体制が崩壊して以降は、モラルの低下も指摘されているという。軍はかつて旧ソ連から 手厚い軍事援助を受けていたが、現在では災害救助や国際貢献にシフトしており、イラク戦争では米国を支持して復興支援に軍を投入。徴兵制が存在し、18歳 以上の男子には1年間の兵役がある。 |
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