血液製剤投与事実、患者に告知を要請…薬害肝炎訴訟で
薬害肝炎訴訟で、製薬会社の三菱ウェルファーマ(現田辺三菱製薬)が2002年に厚生労働省に提出した匿名の症例一覧表に、血液製剤の投与の事実 などを同社が否認してきた原告に該当する記載があった問題で、薬害肝炎訴訟原告・弁護団は16日、厚労省に対し、一覧表に記された患者全員について投与の 事実を告知するとともに、現在の健康状態を調査するよう求める要請書を提出した。
記者会見した弁護団は「(同社が)1人分だけ個人を特定できる情報を持っていたとは考えられない。ほかの患者の情報も調べるべきだ」と強調。原告 の一人も「2002年にリストがあったのに隠ぺいしたのは許せない」と怒りをあらわにした。田辺三菱製薬広報部は「請求があった場合、可能な範囲で情報を 伝える規則になっている」としている。
(2007年10月17日 読売新聞)
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