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保守記事.213-9 もう、ぎりぎり。。。。。

2007-08-28 11:43:37 | 記事保守
安倍首相だけ満足KY内閣、波乱の船出

 安倍晋三首相(52)は27日、改造内閣を発足させた。脱「お友達内閣」を目指し、派閥領袖やベテランを起用して重みを出したが、総裁選で安倍氏を支持した顔触れも多い“改造・お友達内閣”。安倍首相は「適材適所、強力な布陣」と胸を張ったが、森喜朗元首相(70)は「お友達内閣の年長さんや年中さんが残っている」と酷評、与野党の評判も散々だ。首相だけが悦に入ったKY(空気読めない)内閣は、波乱含みの船出だ。

 「国民の厳しい声を受け止め、美しい国を再スタートさせるため内閣を改造した。適材適所、強力な布陣をつくった」。内閣改造を終え、記者会見した安倍首相は、参院選以降、疲労感漂わせてきた表情を久しぶりに明るくして、自画自賛した。「側近重用」「論功行賞人事」と批判された前内閣から「人心一新」を掲げ、夏休みも返上して考えた布陣。「失われた信頼を再び取り戻すため、新しい内閣のメンバーで全力で成果を挙げたい」と述べた。

 町村信孝外相(62)ら派閥領袖3人を入閣、留任させ、「お友達」の象徴だった塩崎恭久前官房長官(56)に代わり与謝野馨前経済財政担当相(69)を官房長官に起用。鳩山邦夫法相(58)らベテランも配置し、「大人たち内閣」を印象付けた。しかし、初入閣の泉信也国家公安委員長(70)や、上川陽子少子化担当相(54)ら昨年秋の総裁選で安倍氏を支持した議員が多く、塩崎氏は去っても、盟友の渡辺喜美行革担当相(55)はしっかり留任。谷垣派は前回に次いで入閣ゼロ。「お友達感」は残った。

 誤算もあった。25日、菅義偉前総務相の事務所費問題が報じられると、首相は「菅さんが?」と言葉を失った。信頼する菅氏の官房長官抜てきを固めていたが断念。代わりに起用した与謝野氏は昨秋に大病を患い、今年春に政界復帰したばかり。窮余の策は否めない。首相は、閣僚が新たに政治とカネの問題を指摘された場合「十分な説明ができないなら去っていく覚悟でやってもらう」と、今回はかばわない考えを示した。

 改造内閣に対する、周囲の空気は冷たい。後見人の森元首相は、渡辺氏、党政調会長に就任した石原伸晃氏(50)を挙げ、「お友達内閣の年長さんから年中さんが残っている」と不満を漏らした。東大先端科学技術研究センターの御厨貴教授(政治学)は「選挙後1カ月もたってようやくつくった内閣がこれか、という感じだ。長期政権を狙っているとはとても思えない」「目立たないが、的場順三官房副長官の留任は私には最大のサプライズだ」と、父親の友人を切れなかった首相の感覚を嘆いた。

 野党側も「党3役は“お友達”、内閣は“PTA”」(福島みずほ社民党党首)、「空気が読めない、かき集め、寄せ集めのKY内閣だ」(市田忠義共産党書記局長)と酷評した。

『人心一新にならぬ』『席替え』 野党、一斉に批判

2007年8月28日 朝刊

 野党各党は27日、内閣改造・自民党役員人事について「人心一新にはならない」として一斉に批判の声を上げた。秋の臨時国会に向け人事を行った安倍首相の資質を含め政府・与党を厳しく追及していく構えだ。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は、都内で記者団に「サプライズが全くないのがサプライズ」と皮肉った上で「安倍首相の続投を最初に支持した麻生太郎氏らが(自民党)三役に入り、閣僚は派閥領袖が占めている。人心を一新するようにみえない」などと強調した。

 今後の国会運営に関して与党側が呼び掛けている与野党協議については「表で戦いながら裏でいろいろ工作するような、かつての与野党協議みたいなことを期待しているとすればそう簡単ではない」と指摘。改革派知事といわれた増田寛也氏の入閣に関しても「結局、閣僚になると役所のセクショナリズムとか考え方の中に埋め込まれてしまう」と懸念してみせた。

 共産党の市田忠義書記局長は記者会見で「要所要所にタカ派的な人ばかりをかき集め、寄せ集めた。『KY(空気が読めない)』という言葉がはやっているが、かき集め、寄せ集めという意味で『KY内閣』だ」と批判。社民党の福島瑞穂党首も記者団に「閣僚経験者を違うポストで起用した『席替え内閣』『いつか見た内閣』だ。(この内閣を)自民党最後の内閣にすべく頑張る」と訴えた。

 国民新党の亀井久興幹事長は「政策の方向が変わるようには受けとめられない」と疑問視。新党日本は「だれのための改革を行うのか認識を改めぬまま、改革続行と声を張り上げても人心はさらに離れる」との田中康夫代表の談話を発表した。

「派閥領袖人事」「旧態依然」=新内閣を一斉批判-野党 (時事通信) - goo ニュース

「高齢者救済内閣」=民主・渡部氏 (時事通信) - goo ニュース

安倍改造内閣、政権浮揚へ重厚布陣(読売新聞) - goo ニュース


入閣要請なし キーマンはそのとき…谷垣氏「派閥運営に苦心」福田氏「なお沈黙」

8月28日8時45分配信 産経新聞

 27日の内閣改造・自民党役員人事で、森喜朗元首相が「断られてもいいから、まず礼を尽くすことが大事だ」と、入閣候補として名指しした谷垣派会長の谷垣禎一元財務相(62)と町村派幹部の福田康夫元官房長官(71)は、起用されなかった。ただ、両氏の置かれた立場は対照的で、派内から安倍晋三首相への批判が再燃、派の運営に苦心しそうな谷垣氏に対し、福田氏は引き続き冷ややかな視線で沈黙を続ける構えだ。
 「フリーハンドで、是々非々でやろう」
 27日夜、谷垣派幹部が集まった都内の中華料理店で、谷垣氏は記者団にサバサバした表情で述べた。しかし、会合では他の幹部らが「泥舟に乗ることがなくなり、分かりやすくていいじゃないか」などと反安倍の気勢を上げた。
 参院選後、谷垣派からは公然と安倍首相退陣の声が出る中、谷垣氏は目立った批判を避けてきた。安倍政権と過度な衝突は避け、党内で一定の存在感を示したい-。そんな思惑があった。
 24日には、派閥事務所で川崎二郎元厚生労働相らが集まった際にも「派として入閣を断るべきだ」との意見に、「(入閣は)個々が判断することだ」と退けた。27日も一部の派閥議員はゴルフに出かけるなど「人事と無関係」の姿勢を取ったが、谷垣氏は同日朝、自宅を出る際に、「若い方が経験を積める場があればいい。(入閣要請が)あるといいですね」と同派からの入閣に強い期待感を示した。その後は、派閥事務所にこもって、じっと待った。だが、同派所属議員への入閣要請はなかった。
 福田氏はこの日午前に自宅を出た後、「所在不明」(秘書)。臨時総務会にも現れず、議員会館の事務所に姿を見せた午後3時すぎまで、独自の「隠密活動」を続けた。外交政策を得意分野とする福田氏だが、その分野では、安倍首相とはまさに「水と油」の関係だ。
 福田氏に近い議員から「外相就任の要請があったら」と聞かれても、「そんなことはあり得ないし、あっても受けない」と明言していた。
 ただ、長く政権中枢から離れていることに、「何もしないままでいいのか、という思いが感じられた」(福田氏周辺)ともされる。しかし、入閣要請はなかった。
 「守りはしっかりできたわけだから、後は相手がどう攻めてくるかだ。もう失敗は許されない」
 引き続き政権の「外野」にいることになった福田氏は、今回の人事について関係者にサバサバした表情で論評した。


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