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保守記事.83 最近のお産事情

2006-09-19 09:23:30 | 記事保守
帝王切開、なぜ増える 20年で1.6倍に (朝日新聞) - goo ニュース
2006年 9月18日 (月) 10:49

 秋篠宮妃紀子さまが6日、帝王切開で悠仁(ひさひと)さまを出産した。厚生労働省の抽出調査 に基づく推計では、この20年あまりで国内の帝王切開件数は約1.6倍に増えた。全体のお産数は約2割減っており、帝王切開が占める割合は7%から15% に上がった。背景には、初産の高齢化でリスクの高いお産が増える一方、経膣(けいちつ)分娩(ぶんべん)(いわゆる自然分娩)での予期せぬ事態を避けたい 医療者側の思惑があるようだ。

 千葉県の主婦細田恭子さん(41)は3人の女の子を帝王切開で産んだ。長女と次女のときはいずれも経膣分娩の予定だったが、陣痛が弱いなどの事情で急きょ切り替えられた。「事前に調べる時間もなく、準備も知識もなかった」という。

 帝王切開には、紀子さまのように母子の状態によって計画的に行う場合と、経膣分娩に時間がかかりすぎるなどして急きょ行われる場合がある。母親の 意識を残す局所麻酔が多く、最近は術後の見た目を考えて、おなかを横に10センチほど切るケースが増えている。入院は10日から2週間程度。5日ほどで退 院する経膣分娩よりは長くかかる。

 部分前置胎盤や骨盤位(逆子)、以前に帝王切開で出産している場合の判断は、医師によって異なる。

 聖路加国際病院(東京都中央区)では、入院が長くなる、出血が多ければ輸血が必要、次のお産も帝王切開になる率が高まるといったリスクを説明するが、それでも帝王切開を希望する母親が増えているという。

 厚労省のデータによると、02年は国内のお産の約15%が帝王切開だ。元愛育病院長で主婦会館クリニック(東京都千代田区)所長の堀口貞夫さんは「6~7人に1人のお母さんはおなかに傷がある。ちょっと異常な事態」と心配する。

 高齢出産などリスクの高いお産が増えているのも事実だが、お産をめぐる医療訴訟の増加や、産科医やお産を扱う医療機関の減少で不確定要素が多い経 膣分娩を避ける傾向が強くなっていることも原因だという。米国立保険統計センターの統計(03年)によると、訴訟社会米国での帝王切開率は27.5%に達 している。

 麻酔など医療技術の進歩で帝王切開の安全性は確実に増した。帝王切開は「管理できるお産」という考えは、医師だけでなく、親の側でも増えている。 「裁判で『帝王切開をしていれば事故は防げた』という判例が増えれば、経膣分娩を怖がる医師がいても一概に責められない」と堀口さん。

 日赤医療センター(東京都渋谷区)の杉本充弘産科部長は「逆子の経膣分娩などは医師に経験と技量が必要だ。お産が減り、熟達した医師が減って、お産の現場での医師教育も出来なくなっている」と指摘する。

 「増加は好ましくないが、必要なケースもある。その場合、お母さんの心に傷を残さないことが重要」と杉本さんはいう。同センターでは、母子に危険 が無ければ、帝王切開で取り上げた赤ちゃんはすぐに母親に抱かせる。夫が手術に立ち会うこともできる。杉本さんが担当する帝王切開の8割は夫立ち会いとい う。「帝王切開は第二の産道。ただ安全なだけでなく、よりよい帝王切開をする責任が医療側にもある」

 冒頭の細田さんは、長女のお産後に「普通の女性ができること(経膣分娩)ができなかった」と涙がこぼれたという。知人に「産道を通っていない子は我慢強くないらしい」と言われたことをホームページ「くもといっしょに」に書き込むと、大きな反響があった。

 ホームページは、今ではお産の情報が飛び交う交流の場になっている。「帝王切開が増えて欲しいとは思わないけれど、帝王切開だからといって、お母さんが頑張り足りなかったなんて思わないでほしい」と細田さんはいう。


お産手当、非常勤医に5万円 さいたま市立病院 (朝日新聞) - goo ニュース
2006年 9月14日 (木) 23:02

 全国的に産婦人科医不足が問題となる中、さいたま市立病院が、非常勤の医師をつなぎとめるた め、7月から当直中に出産に携わった非常勤の医師に1回5万円の分娩(ぶんべん)手当を支給していることが分かった。同病院では今春、医師1人が開業のた め退職したことなどから、常勤産科医の欠員状態が続いている。

 5万円という金額については「他の先進都市の当直手当との差額を考慮した」。同病院が調べたところ、非常勤医師が2泊3日の当直をすると報酬を約 20万円にする自治体があったという。同病院の当直手当は1日約5万円で、2泊3日だと約15万円。そこで「当直中、ほぼ1回はお産がある」と踏み、差額 分5万円を分娩手当として支給することとしたという。

 埼玉県内では、蕨市立病院が8月から、夜間の出産に従事した医師に1万5000円の分娩手当を支払う制度を始めた。


隠岐で5カ月ぶり赤ちゃん誕生 助産院で無事出産 (朝日新聞) - goo ニュース
2006年 9月17日 (日) 00:21

 4月中旬から常勤産婦人科医が不在になり、島内で出産ができなくなっていた島根県の離島・隠岐の島町で16日、約5カ月ぶりに赤ちゃんが生まれ た。8月下旬に静岡県から隠岐病院に男性医師が着任したため、異常時に支援要請が可能になったとして、島内の長野助産院が妊婦の受け入れを再開。同町の母 親(28)が助産院で出産した。

 午前5時45分に誕生した女児は2792グラム。予定日より半月早かったが、母子ともに健康という。女児を取り上げた長野千恵子院長によると、母親は「こっち(島内)で産めて良かった」と笑顔で話したという。

 長野助産院は、隠岐病院の常勤産婦人科医の不在で、分娩(ぶんべん)対応を取りやめていた。

 松田和久・隠岐の島町長は「一日も早い再開を目指していたので、ひとまず安心した」と話す。隠岐病院は、県立中央病院(出雲市)の常勤医が着任する10月16日から、医師2人態勢で分娩受け入れを再開する。




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