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保守記事.103-3 サブカルチャーかカルチャーか?

2007-06-06 15:55:11 | 記事保守
ガンプラじゃなくて「ガンプラを作る機械」のプラモ

1995年からスタートした、MG(マスターグレード)シリーズが、「ターンAガンダム」でとうとう100作目に到達。80年の7月の誕生以来、実に累計3億8千万個という製造数をほこる「ガンプラ」。
静 岡市にあるバンダイホビーセンターでは、今日もまた、ガンプラが続々と製造されていく。この主役といえるのが、センターにある、射出成形機。24時間稼動 で、1日約7万枚のランナー部品がここから生み出されていく。まさに、「バンダイ、脅威のメカニズム」(ベタですが)。

この成形機、週刊 誌の取材でセンターを訪れた際に実物を見せてもらったことがあるのだが、トリコロールに塗り分けられ、スタッフの手による、「DANGER」などのガンプ ラ風マーキングも施されていて、「ホワイトベースの何か」としか思えなさそうな、ガンダム感、漂いまくるもの。見ていると、「ここからあのガンプラたち が……」という感慨に包まれたことを思い出す。

株式会社バンダイが、ガンプラではなく、その「ガンプラを作る機械」、それそのものをなんとプラモデル化しちゃったのである。
「1/60 バンダイホビーセンターオリジナル電動式4色射出成形機」。パーツ数約20、色プラで、スナップフィット(接着剤不要)という仕様で、価格は500円。

いってみれば作業用機械のコレ、なぜプラモデル化されるに至ったかをたずねてみたところ、06年3月に、現在のホビーセンターに移転、工場見学を開始したことに端を発するという。
「安全上の理由から、見学の方は工場内自体には入れないんです。見学の方に、成形工場を説明する意味も込めて成形機のプラモデルを作って展示していました」
すると、見学者から、こんな質問が相次いだという。
「それは、売っていないのですか?」

「当社としては、『成形機のプラモデルが欲しいのですか!?』と驚いたのですが、皆さん、『ガンプラを生み出す機械』という認識のもと、強いご要望をいただいたことで、商品化を決定いたしました」

ガンプラに対するこだわりは、言うまでもないのだが、この「成形機」にも、こだわりはもちろんちりばめられている。
「最大のこだわりは、このプラモデルが、1/60、ガンプラでいうとPG(パーフェクトグレード)と同じスケールでできている点です。さらに、このプラモデル中で、1/144スケールのガンプラの金型が再現されているところも細かい技巧として見ていただきたい部分ですね」
1/60スケールのプラモデルの中での1/144のガンプラということで、実に「1/8640」というサイズの金型模型を加工しているわけだ、すげえ。ますます「脅威のメカニズム」だ。

このプラモデル、すでに静岡で開催された「ガンプラEXPO」で先行販売され、好評を得たが、「バンダイホビーサイト」にて、期間限定での通信販売が開始される。

組み立てて、ガンプラと一緒に並べたとき、「成形機さん、ありがとう」と、思わず感謝してしまいそうな気がします。
(太田サトル)


「1/60バンダイホビーセンターオリジナル電動式4色射出成形機」(500円・税込)は、「バンダイホビーサイト」にて通信販売の予定。日程等の詳細は、上サイト内にて案内が掲載される予定です(ただし、期間限定の受付になります)。パッケージもちょっとガンプラ風です。
(C)BANDAI 2007



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