by M.Ushiyama
ソウル版の有馬記念、第25回グランプリ(G1、混合1群、年齢オープン、ダート2300m、ハンデ)は24日、ソウル競馬場で行われた。
17日に行われる予定だったが、雪による馬場状態の悪化で開催が取り止めとなり順延。9番人気の韓国産馬フライングキャットが、逃げた1番人気のアメリカ産馬バリーブレイを頭差とらえて優勝した。勝ちタイムは2分28秒7(含水率15%)。
3年連続で出走した日本産馬ダイワアラジは、後方から差を詰めただけの8着。2番手を追走したもう1頭の日本産馬ゼファイチバンボシは、直線で完全に脚が上がってしまい大差のしんがり負けで、ゴールはしたものの規定により競走能力不振で失格となった。
激しく出鞭を入れたイム・デギュ騎手のバリーブレイがハナを主張。ゼファイチバンボシは外の2番手に控えた。昨年の覇者で2番人気のアメリカ産馬サブシディは、バックストレッチでかかり気味にバリーブレイに並びかけ、2頭が後続を引き離してコーナーへ。直線で伸びを欠くサブシディに対し、これを突き放しにかかったバリーブレイだが、今度は中団から早めに進出してきたフライングキャットが外から迫り、直線はこの2頭によるマッチレース。最後の最後に4キロのハンデ差が出たか、バリーブレイが力尽きるような格好でフライングキャットの頭が出た。軽ハンデのフライクィーンが1馬身1/4差の3着に追い込み、さらに5馬身差の4着にトップハンデのサブシディ。3番人気のタナミキングは、1コーナーでパク・スホン騎手が落馬。4番人気のエターナルチャンピオンは、直線でまったく伸びずに11着に敗れている。
優勝したフライングキャットは、父ウエスタンキャット、母フライングウッド、母の父タッピングウッドというアメリカからの持ち込みの韓国産馬。00年5月5日生まれの6歳馬で、母馬の輸入が持ち込み馬の重賞出走制限が適用される00年7月1日以前のため、純粋な韓国産馬として扱われている。これで51戦12勝。昨年の大統領杯(11着)以来、3度目の重賞挑戦で初制覇。しかも、一般戦を含めてこれが初めての外国産馬との対戦だった。韓国産馬によるグランプリ制覇は、99年セガンヂャ、00年チュルゴウンパーティー以来の3頭目。
by馬市ドットコム
ソウル版の有馬記念、第25回グランプリ(G1、混合1群、年齢オープン、ダート2300m、ハンデ)は24日、ソウル競馬場で行われた。
17日に行われる予定だったが、雪による馬場状態の悪化で開催が取り止めとなり順延。9番人気の韓国産馬フライングキャットが、逃げた1番人気のアメリカ産馬バリーブレイを頭差とらえて優勝した。勝ちタイムは2分28秒7(含水率15%)。
3年連続で出走した日本産馬ダイワアラジは、後方から差を詰めただけの8着。2番手を追走したもう1頭の日本産馬ゼファイチバンボシは、直線で完全に脚が上がってしまい大差のしんがり負けで、ゴールはしたものの規定により競走能力不振で失格となった。
激しく出鞭を入れたイム・デギュ騎手のバリーブレイがハナを主張。ゼファイチバンボシは外の2番手に控えた。昨年の覇者で2番人気のアメリカ産馬サブシディは、バックストレッチでかかり気味にバリーブレイに並びかけ、2頭が後続を引き離してコーナーへ。直線で伸びを欠くサブシディに対し、これを突き放しにかかったバリーブレイだが、今度は中団から早めに進出してきたフライングキャットが外から迫り、直線はこの2頭によるマッチレース。最後の最後に4キロのハンデ差が出たか、バリーブレイが力尽きるような格好でフライングキャットの頭が出た。軽ハンデのフライクィーンが1馬身1/4差の3着に追い込み、さらに5馬身差の4着にトップハンデのサブシディ。3番人気のタナミキングは、1コーナーでパク・スホン騎手が落馬。4番人気のエターナルチャンピオンは、直線でまったく伸びずに11着に敗れている。
優勝したフライングキャットは、父ウエスタンキャット、母フライングウッド、母の父タッピングウッドというアメリカからの持ち込みの韓国産馬。00年5月5日生まれの6歳馬で、母馬の輸入が持ち込み馬の重賞出走制限が適用される00年7月1日以前のため、純粋な韓国産馬として扱われている。これで51戦12勝。昨年の大統領杯(11着)以来、3度目の重賞挑戦で初制覇。しかも、一般戦を含めてこれが初めての外国産馬との対戦だった。韓国産馬によるグランプリ制覇は、99年セガンヂャ、00年チュルゴウンパーティー以来の3頭目。
by馬市ドットコム