UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

ナルシストが往く?

2018-01-21 01:25:55 | 日記
昨夕、雑用を終えて帰ってきましたら、もう庵は闇に包まれようとしていました。わがガーデンに足を踏み入れますと、どこからか、暗闇の中からかすかな声

もしもし・・・もしもし・・・

どこから聞こえてくるのだろうと思い、目をこらして庭の片隅を見てみますと、水仙が一輪、闇の中に咲いていました、闇のなかにぽつんと白い一輪の水仙、

もしもし・・・もしもし・・・

あの~、水仙さん、ひょっとして私を呼んでおられるのはあなたでせうか?

さようでございます、あなたにお声をかけているのです、あなたはここにお住いのGGIさんでございませう?

そうですが・・・何が御用でせうか

いきなりちょっと失礼なことを申し上げるかもしれませんが、あなたはひょっとしたらナルシストさんではいらっしゃいませんか・・・

えっ、ナルシスト!この私がですか?とんでもありません

そうですか?GGIさんはご存知かと思いますが、水仙(Narcissus)のことを西洋ではナルシスと申します。ナルシスはあのギリシャ神話に出てくる美青年、水に映った自分の美しい姿にほれこんでしまって死んじゃっ青年ナルキッソスさん(Narkissos)、ナルシズムの権化であるこの青年の名前に由来した言葉であることはGGIさんもご存知ですよね

ええ・・・まあ・・・でもあれは単なる神話でせう?気まぐれな神さまたちのお話でせう?・・・

GGIさん、単なる神話ではございません。神話はいまでも生きているのですよ、私は水仙です、ナルシスです。ですから近くにナルシストの気配を漂わす人が通りかかるとすぐにピンと来るのです。それであなたにお声をかけたのです

水仙さん、まことに申し訳ありませんが、わたしがナルシストだなんて、それはまったくの見当違い、ハズレです・・・人違いです・・・

いいえ、そんなことはありません。そのようないいかげんなウソをおっしゃってはいけませんわ、だってあなたは先日の日記で、オレは男前、絵になる人物だから某全国紙に盗撮されてしまって、男前ぶりが広く知れ渡ってしまって困ってしまったなどと自慢たらしく書いていたではありませんか、あんなことをわざわざお書きになるなんて、GGIサンがナルシストであることの何よりの証拠ですよ

えっ、水仙さんは私のブログを読んでいらっしゃったのですか?

ええ、ふだんは私はゴミの山であるネットなんか見ないことにしているのですが、ときおり息抜きと申しますか、愚かなる人間の世界はいまどういうことになっているかと心配になり、ネットを見たりするのです。申し遅れましたが、私、こう見えましても哲学の水仙なのです。ですから世の森羅万象に常々思いを巡らし、真理を追究しているのです・・・

真理の追及かあ・・・あなたは哲学の水仙さんなのですか、哲学者でいらっしゃるのですか、すごいなあ、工藤直子さんという人の詩に「てつがくのライオン」と称するライオン君が登場しますが、あのライオン君は無邪気にテツガクぶっているだけです。しかし、寒気の中で独り凛として咲いている水仙さんのお姿、結構テツガクに見えないこともないですよ、でもねえ、あんたはショモないナルシストや、などと簡単にひとを決めつけるのは良くないことですよ、水仙さんらしくないですよ

いいえ、私の目に決して狂いはございません。私が拝見したゴミの山のネットのなかで一番ナルシストの香りが、いや臭気が、ふんぷん漂っていましたのは、あなたのブログだからです

臭気とはひどい言われようやなあ、水仙さん、どうして私の日記にナルシズムの香りを感じ取るのですか?わからんなあ・・・

貴方の日記のどこを読んでも、ナルシズムのオンパレードです、安いジョークを連発しながら、内心では「どや、オレ、賢いやろ」などとうぬぼれているのです、最近の軽薄な流行語でいえば、ドヤ顔丸出しなのです。そんなことぐらい、てつがくの水仙であるわたしにはお見通しなのです、あなたの軽薄なナルシストぶりは見え見えなのです

それはまったくの誤解です、十階です、高層ビルです、天まで届くぐらいの誤解です・・・

何を安い駄洒落を言っているのですか。あのねえ、一つお教えしておきますけれど、ノモホンのナルシストはナルシストの自覚なんてまったく持ち合わせていないのが特徴です、おわかりですか?

ノモホンだなって、水仙さん、見かけによらすガラが悪いですねえ、でもそういう言いがかりはいけませんよ。よしてください

いいえ、決していいがかりではございません。それに自分がナルシストであるとの自覚がないあなたのような純正ナルシストは全く進歩がないというのも特徴なのです。いつまでたっても、すべてが思いつきとデタラメだけなのです。あなたの日記を読めば歴然としています。昨日の日記も、ひと月まえの日記も、一年前の日記も、別の怪しげな名前でお書きになっていた十年前の日記も、中身は本質的に同じです、自覚無き無意味なナルシズムに貫かれているのです。要するに思考の積み重ねがないのです、思考の積み重ねなきところには思想も哲学も生まれないのです。

えらいボロくそですね・・・いろいろテツガクなさっている水仙さんのナルシストなるものの存在にたいするお気持ちも分からないでもないのですが、いきなり、ナルシスであるあなたから、貴殿は純正ナルシストであると言われてもなあ・・・ナルシストってうぬぼれや自己愛や自尊心が強い人間のことを言うのでせう?たとえばあのアベ坊やのような幼稚な人物のことを言うのでしょう?GGIはそんな人物とはまったく無縁です、水仙さん、私がナルシストだなんて美しき、美し過ぎてる悪意に満ちた誤解です、低俗週刊誌並みの意図的な誤解です

いいえ、決して誤解などではございせん、だってあなたはしょっちゅう、オレはハンサムだ、シティボーイだなんておっしゃてるじゃありませんか

あれは軽い冗談、ほんの冗談、まったく冗談ですよ、人生冗談が必須です、ジョークなしでは生きていけない、ジョークなしで生きてはいけないのです、おわかりですか?・・・でも、そこまでおっしゃるのならば、わたしはナルシストで結構です、ナルシストになるのもジョークのうちです。ええ、わたしはナルシストですよ、ですから明日からはあなたのお望みのとおり純正ナルシストとして生きていくことにいたします、お話はよく分かりました。でも、あなたと想定外の立ち話をしているうちにでGGIの体は冷え切って、オシッコをちびりそうになってきましたので、これで失礼させていただきます、ではお元気で・・・

逃げるのですか、卑怯者!さっさと地獄に落ちなさい!

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

今日の写真はテツガクの水仙さんを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧になってくださいませ

グッドナイト・グッドラック!
コメント
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