諦人録

とにかく読んでも得なことはありません。

20そこそこの若輩が酒飲んで年齢論を語る

2009-03-02 00:17:06 | Weblog
誕生日が4日違いの友達が居る。
学生時代から互いに誕生日付近にはこれを口実に飲んでたりもしたのだが
今年もなんともなしにお互いたまたま有給を取っていたりした関係で
気が付けば神田で蕎麦食ってたりカラオケ歌ってたり。

平日昼に天種とそばで一杯やってるAge70overぽい常連さん(と観光客)ひしめく老舗蕎麦屋さんで
平日昼に有給とって天種とそばで一杯やりながら敢えてこんな話題を振ってみた。
30がちらついてきたうちらの歳で改めて年齢に対してどう向き合うのか。
(しかしこういう話題でもしっかり食いついてくれる彼は非常にありがたい)

自分はこう言った。
30歳の自分になるまでに、こなしておきたいタスクを4つ設定した。
(体についてと、趣味嗜好についてと、心の持ちようと、客観的環境について)
彼はこう言った
30になって23歳と言われたい。そのために少なくとも気持ちだけは常に若く居たい。理想の自分の30歳像は23歳の自分だ、と。

多分自分は、一番「若い」時期が終わることを諦めた上で、
成長過程での方法論、歳を重ねることでプラスを積むという考え方を
歳を取るという当たり前の現実に対するために捨てたくないだけで、
多分彼は、一番「若い」時期が終わることを認めた上で、
少しでも自分が高い所に在るためにはどうすればいいかと考え
歳を取るという当たり前の現実に対してそれを諦めきれず敢えて後ろを向き続けている。

この辺根っこの人生観(この歳で?)とか滲んでくる所なんだろうな。
いずれこういうのをしっかり自分の言葉にできればいいな、とか思う。

ただまぁ、正解は後者のほうなんだ。きっと。

折り畳み自転車を人に勧めたい

2009-01-16 23:48:47 | 自転車
折り畳み自転車に友人G師が興味を持っている。
となれば気がつくと何故か半年で3台買っていた私がお勧めを考えるしかあるまい(そうか?

使う用途としては会社に置いておいて、終電後の都心約15kmを帰宅。
使った後は電車でまた職場まで持って行く。とのこと。
予算は7~8万。つまり定番BromptonやBD-1は無い。

ふむ。

まず、この用途では、A-bikeやcarry-meのような(私の好きな)6インチや8インチの出番は無いか。
別に乗ろうと思えば15km程度ちゃんと乗れると思うが、そういう目的の自転車ではないし
もっと目的に合ったものがあるだろう。

つまらん。いや、それはいいとして。

やはりその上の、Transit CompactやMobiky genius、あるいはSTRIDAのようなサイズが良いか。
トラコンは例えば改造内装3速化してやれば快適だし、自分で使っているのでちゃんと薦められる。
STRIDAのコンセプトはお散歩自転車だろうが目的には充分だろうか。
畳んだとき自立させられないのが嫌われるやも、だが。
Mobikyはまぁ何だ、自分が悩んで買わなかったので誰か知り合い買って欲しいなぁ。

とか思っていたが、電車に始発で乗れる・職場と自宅のどちらかの保管のみということであれば、
実はシンプルに二つ折りタイプのがスタイルとしては合致するのか?
DAHONのBoardwalkとか、speedとか。


などとそんなこと考えながら思う。
自分で買うのもフルサイズじゃなくて折り畳み(とか分割持ち運び)車が欲しくなるわ(悪い癖)
GIANTのMR-4Rとか、pacificのReach cityとか、bikefridayのAIR GLIDEとかtikitとか。
「行けるとこまで行ったっきりで帰りは電車ですよスタイル」に合うような。
この辺に手を出せるほどお金ないけど。

ギミック好きなお年頃から成長できない僕たち男の子。

理由も無く再開

2009-01-15 23:18:00 | 自転車
自転車が欲しい。

今度は小径車ではなく、スポーツバイクの方向で。
ヘルメット・レーパン・ぴたぴたの格好で乗らなきゃいけないような感じのするロードレーサーは敬遠。
早く走るためだけの自転車は要りません、とか言ってみたい。言わないけど。
そもそも予算が10万なのでまともには買えない。

乗れるのは基本的に週末、まずは50~80kmくらい目安だろうか。
とりあえず足が無くていけなかった「ra2」でラーメン食いたい。
自分の行動パターンから言って、出かければその距離分だけ買い物して
帰ってくるのでキャリアをつけて何らかのバックをつけたい。
バニアパックは大げさな気もするが。
それに加えてなんだかんだで通勤にも使わねばならん。4km×週3~4日。
通勤路の車の状況や歩道の路面は条件悪いが・・・

色はダークシルバーが良い。無ければ黒で。
ドロップハンドルに興味深々ではあるが用途考えると向かないような。
ドロハンならWレバーはとりあえず敬遠。STI希望。あとサブブレーキレバー(ヘタレなので)
フルフェンダーとリアキャリアといずれハブダイナモをつけたい。
あくまで実用の自転車ですとの主張を出したいのです。
ただし非"ランドナー""スポルティーフ"。アンチ様式美なノリで。
コンポとかパーツのグレードとか軽さは、今の自分はこだわる段階にない。

候補は
GIANT ESCAPE R3 SE(ドロハンではない。乗ってる人多そうなのも何か嫌)
RITEWAY GRAND SONOMA TK(変速がWレバー・色は黒銀ないが渋いから良し)
BRIDGESTONE Anchor CX900+泥除け・キャリア(泥除けつけにくいって本当ですか?)
SCHWINN World Tour(なんかサイズ微妙?)
Gary Fisher KAITAI(クロスバイクで一番気に入った。泥除けは似合わないな)

Bianchi LUPO(色がなぁ)
GIOS Pure Drop(同じく)
GIANT GREAT JOURNEY1(やりすぎ感が)
Panasonic OSC4(完全に予算オーバー)

07パリーグ順位予想

2007-03-25 03:15:09 | 野球
しまった。旅行とか何やらやってるうちに
予想立てる前に開幕しちゃったよ。

1位 ホークス
9割くらいの人が今季の順位予想で1位に推してそうで
なんとなく逆らってみたくもなるけどやっぱ強いもんこの戦力。
キーマンは柳瀬。月並みですな。
ガトームソンがキーかなと思いつつもダメでも神内とかで普通に埋まりそうだし。

2位 マリーンズ
正直3位推し。なのだがなのだけれども
今季の戦力でハムと西武の下に置くのもなんだかなという消去法だなぁ。
キーマン?やっぱズレータか。月並みだ。ダメなら4位。
去年苦労したリリーフ4枚目は今年は割と見ていて楽しくなるかもしれん。
とにもかくにもまずは打線次第・・・

3位 ライオンズ
いやまぁ・・・いろいろ逆風に逆風が重なってはいますが。
先発のコマがなぁ。中継ぎもベテラン頼りだし、ううむ。
キーマンはまぁ、涌井かな。

4位 ファイターズ
小笠原新庄岡島が居なくても、ポテンシャルは高いのだが・・・

キーマンは
リリーフ陣は安定勢力だとして、

5位 バファローズ
最下位推しも多かったし正直ゆれたけれど・・・まぁ妥当であろう。
先発が全員好調なら化ける可能性も無いではないがまぁ行って3位かな。
期待度は一昨年去年今年と右肩下がりだ。
キーマンは誰が何と言おうがローズで。
予想は.230の20HRくらい。.270の30HRとかになったら面白いかもね。

6位 イーグルス
意外に5位予想が多くて・・・いやいやまだ正直辛いだろう。
とはいえ去年一昨年と比べて最大のチャンスであることは確かか。
キーマンは二軍スタートな一場かなぁ。
グリン移籍の穴があるだけに去年並み+岩隈の復活だけでは全然足りない。
勿論リリーフも打撃陣特に鉄平高須もちゃんとやれるという前提の上で。

気がついたら06年も終わりそう

2006-12-13 02:16:32 | 野球
(仮)とか後日記入とかする前にシーズン終わってるやん。
予想は鷹公鴎猫檻鷲で正解は公鷹猫鴎檻鷲。まぁ、そこそこ、かなぁ。

公躍進を当てたのは一応自慢してもいいかなぁと思いつつ
一位とまでは吹っ切れてなかったり鎌倉とか書いてあるあたりが微妙。

鷹は・・大型連敗しなかったか。カギを後ろ三枚特に吉武、と書いたら
その役割は見事に藤岡がかっさらってた。
>チーム戦力を見るなら、2位と推す。
この部分しか当たってねぇ。

猫も3位と4位という順位はともかくとして、文の中身が大外れだ。
佐藤に高木に栗山か・・・。はぁ。
中堅投手も軒並みイマイチだったのに。

鴎はまぁ、仮にも自分鴎ファンなので希望的観測について言い訳はしまい。
早坂渡辺正塀内をあげといて青野挙げてねぇだとか
小野・小林宏は好成績だったけど他で大負けだったりでピントずれだとか。
里崎はともかくサブロー大塚フランコに関しちゃまぁ、想定内と言わせて。

檻はどう言ったもんか。放出されちゃったよ、キーマン。
まぁキーマンがキとして活躍できなくて5位なんだから間違ってないんだよね?

鷲はまぁ改めてどうこう言うものでもないか・・・
打線は確かに普通のBクラス打線くらいになりました。


まぁ今年の総括はこんなもんで。

06年度パ順位予想(仮)

2006-03-25 04:56:45 | 野球
今年は例年に比べて情報摂取量が少ないから当たる気がしないな。
ただでさえこんなもんロクに当たらないのに。ちなみに自分の去年の予想は鷹檻鴎猫公鷲。
合併球団を過大評価してたというよりは、谷北川村松が3人揃ってあそこまで不振に陥るとはを予想できなかったんだ、と言い訳。


ホークス:

毎年主力が抜けていく中それでも勝ってきたホークスだがいくらなんでも今年の戦力低下はヤバいだろうと・・・
的場はまぁ使ってくうちに言われなくなっていくのかもしれないが、打撃は言い訳が効かない。
バティスタを切ったのはチーム構成にとっては良案でも、江川が昨年のうちに具体的に一軍で頭角を現していたわけでもなく
松田がいきなり1年目からレギュラーで出られるかの目算も立っていたわけでもなく、と正直かなりのギャンブルだしで。
下位打線の貧弱化は時として致命的な大型連敗を招きかねないぞ、と言っておくw
投手陣は、カラスコの加入くらいで去年後半とさしたる差は無い。カギを握るのは後ろ三枚の調子、特に吉武の出来になるかもしれないと予想。
先発? 5,6枚目の名前が高橋秀でもカラスコでも星野でも倉野でも、残る数字はきっと大差ないと思うよ、うん。

チーム戦力を見るなら、2位と推す。
しかし他球団も並べてみるとどこも1位に推せないので、消去法で繰り上がり1位と予想せざるを得ない。

マリーンズ:

去年はほとんどの選手がキャリアハイ+主力流出+補強はほぼゼロ+WBC大量選出
さてこれをもって鴎を1位に予想することは飼いならされた鴎ファンには困難を極めるのではないかと。
李の放出は数字上の意味ではなく、「今日のこの調子の相手投手じゃどうやっても点入らねぇよ」という状況を打破しえる手札を失ったこと自体が響く可能性がある。
堀のフル出場が難しい状況で小坂放出して問題ないと言う為には、早坂渡辺正塀内の誰かが一皮剥けていなければならない。
試合を作れるセラフィニの移籍は、去年後半からの不調を脱せない久保、根本的に貯金の作れるタイプではない加藤をローテに入れる状況では
実は鴎の投手王国がギリギリの弾数で成り立っていたことを思い出させるに充分だと思われる。
台頭しつつある内はいずれ勤続疲労が濃く見える小林雅を継ぐことになるだろうが、それが今季でないことは祈るしかない。
個人的にはのキーマンは調整に不安の見える小野・小林宏の出来と見る。この辺りの成績がそのまま順位に直結するだろう。
野手はもう、去年キャリアハイな成績を残した里崎サブロー大塚フランコあたりがどこまで踏ん張れるか次第という面しかない。

チーム戦力だけ見れば3~4位といったところだろうか。・・・希望的観測で3位とさせてもらう。5割前後をうろつくシーズンになると予想。


ライオンズ

森豊田の移籍は、リリーフエースの問題もあるが、勝ち試合で使えるリリーフの絶対的な数という意味でも辛そうな感じがする。
野手に関してはどうにでもなりそうだし佐藤友や高木が輝きを取り戻した上で栗山中村あたりと絡む打線を組めるなら実に面白そうだが。
中堅投手次第で2~4位といったところか。ここでは4位と予想。とわいえ自分の中ですらあっさりとマリーンズと入れ替わりかねないくらいだけれど。
(詳細後日追記)


ファイターズ

今年化けるとしたらここじゃないかとにらんでいる。ようやく投手層が上位に出してもそれなりに見れるようになってきた。
鎌倉が先発の柱になり、武田マイケルがリリーフとして数字を残すことを前提とした上で、個人的には2位に推せると思っている。
ダメダメなら5位という可能性も充分高いけど。
(詳細後日追記)


オリックス

キーマンは清原でも中村でもなく谷、(その次に村松と北川)じゃないかと思ったりする。
ここの問題はとにもかくにも先発にあるが、両移籍外国人がちゃんと回ったとして明らかに見劣りするように感じるのは厳しい。
オープン戦やキャンプを見る限りでは中村監督の選手起用方針も「?」の付くものが多くて正直評価できない。
多少辛めかもしれないが戦力的には4~5位、ここでは順位としては5位と予想。
(詳細後日追記)


ゴールデンイーグルス

先発がもうどうしようもない。春先は去年以上に負けまくる可能性すらある。
03年千葉ロッテ外人コンビが加入して打線はそれなりに普通のBクラスチームになるんじゃないかと見えるものの、
投手陣をカバーできるほどでは・・・
(詳細後日追記)



4球団分の詳細を後日に回してとりあえず順位予想だけでも開幕前に書いておくことにした。
まとめると鷹公鴎猫檻鷲ということで。公2位予想は相当なギャンブルだが、そう悪い割ではないと思うが。
戦力の明らかに落ちている上位3チームを食える可能性は決して低くないと見る。
鴎ファンとしては本音では4位にすらしたいところなのだが・・・飼いならされすぎか?

WBCと関連付けて語られる野球人気ってなんだろう(WBC感想その2)

2006-03-23 02:12:09 | 野球
WBC準決勝の日本対韓国戦は平均36%超(関東)、瞬間最高率は50%を越える景気のいい視聴率だったという。
さらに決勝の日本対キューバ戦はそれをさらに上回る数字を叩き出したというから驚きだ。

試しに軽く検索してWBCの日本戦の平均視聴率(関東地区平均)を探してみると、

3日(金)夜  中国戦 18.2%
4日(土)夜  台湾戦 20.3%
5日(日)夜  韓国戦 18.5%
13日(月)早朝 アメリカ戦 11.6%
15日(水)午前 メキシコ戦 10.8%
17日(金)午前 韓国戦 14.4%
19日(日)昼  韓国戦 36.2%
21日(祝)昼  キューバ戦 43.4%

視聴率について詳しい話は知らないのでうかつには書けないけど素人読みとしては、
一次リーグは最近の野球中継の率から比べればずいぶん高いが、
ゴールデンの番組の期待値としてはまぁギリギリラインくらいってところか?
二次リーグは放送時間の割には大健闘と言ってよさそうだ。
準決勝決勝は休日ということもあってなかなか大変なことになってる。とこんなもんでいいんだろうか。

他の局の番組や普段の番組の視聴率と比較するべきところだが面倒なので割愛。
そこまで真面目に分析したいわけでもないので。


個人的な実感で言えばやはりボブ・デービッドソンの例のアレから世間様は急速に盛り上がりを見た印象が強い。

一次リーグはなんだかんだ言って去年のアジアシリーズで既にその国の野球自体は見ていたこと。
そんな「勝って当然」だった組み合わせのところにイスンヨプに逆転弾打たれて負けたという要因。
(ちなみにこれに世界で一番驚いたのは鴎ファンを筆頭にしたパリーグファンであろうことは多分疑いない。誰だスンヨプの中の人を入れ替えたのは。)
そういう時系列的な要素もあわさったしむしろそっちが本道とは思えるけれど、
インパクトと、なんだかんだ言ってもこういうものは感情に訴えかけるだけに
やはり効果は大きくあったんじゃないかと思う。
もちろんその後の韓国戦、メキシコ対アメリカ戦、準決勝韓国戦とマンガか何かのシナリオの如き展開がさらにそれを加速したわけだが。


と、まぁそういうことはひとまず横においておくとする。

そんな盛り上がりを見て、マスコミなどはとってつけたように野球賛歌を始めたわけで、
あたかも「野球人気が冷え込んでいる中で」「日本代表の優勝はその救世主となった」とでも言いたげな論調が端々に見える。
じゃあその象徴たる高視聴率を生み出した視聴者様って一体誰なのよ、と少し考えてみる。

おそらく、少なくとも日本のプロ野球好きと公言するような人の視聴行動はここでは問題にならなくて、
(まぁ一次リーグの中国戦台湾戦は勝つことが判ってたから見なかったとか、
WBCよりオープン戦を見ていた、球場に行っていた等はいくらでも考えられるけど。)
昔は巨人戦はなんとなく見てたけど最近離れていた、いわゆる巨人戦の視聴率低下を担った人々や、
オリンピックでもサッカーワールドカップでもバレーボールでも柔道でも何でも、
とりあえずスポーツ見て日本代表を応援するのは好きな人なんかがこぞって見たからと言っても
まぁ当たらずしも遠からじなんじゃないかと。

(言い換えれば後者はいわゆる「普通の人」であり、そして前者の多くも後者に含まれるんじゃないかと考えられるがそれはさておき。)
(この辺のスポーツナショナリズムらしきものについてはそのうち項を改めて考えをまとめないとな…)

と、おおざっぱに考えたことを前提にして表題に戻る。

野球人気低下が言われるようになったのは、なんだかんだでもプロ野球の象徴として扱われている巨人と巨人戦の人気が低迷しているからである。
その他、例えば阪神やダイエー→ソフトバンクは現在の強さを背景に特定地方を中心に時に熱狂的な人気を確保していても、
野球人気という文脈においては基本的に巨人戦の視聴率やドームの客席に結び付けられて考えられる。
それはかつてプロ野球中継=巨人戦が常に視聴率20%を越える「国民的娯楽」と言っては言い過ぎにしても、
一般的に言う(男性の)娯楽の中心の一つというポジションをゴールデンタイムで数十年キープし続けていたからであるわけで、
"近年野球人気が低下した"と言われる事象は
(それまで持っていた圧倒的一般的な視聴者→ライトな野球ファン≒ライトな巨人ファンを失い)野球中継=巨人戦が一般的な娯楽から
転落したことを示すのであればそのライトな層の大部分が他球団ファンに移ったと言えない以上は、正しい。
(例えば巨人戦の替わりにホークス戦が全国中継で視聴率15%前後をコンスタントに叩き出す様な状況は現れていないし、
かつての巨人ファンを各球団が分散的に吸収したと言えるほどには他球団と人気が平準化されたわけでもない。
ストレートに言うなればどれだけの人が野球に興味を失くしたか、ということでもいいけど。)


では、"野球人気が回復する"という言葉は果たしてどういう状況を指すのだろうか。
上のハナシに従って書くなれば、「国民的娯楽と言っては言い過ぎにしても一般的に言う娯楽の中心の一つというポジション」を取り戻すこと、と言うしかない。
そうでなければ、いくら日本ハムがホークスのように札幌に根付こうが、千葉ロッテが毎試合のライト以外の観客席も埋めようが、
それは当事者達以外にとって、野球人気が回復したとはきっとみなされないのだろう。
つまり具体的に言えば、巨人戦(に限る必要はないのだが現実的には他の球団には全国中継の足がかりすらない)の視聴率が
コンスタントに、少なくとも15%前後までは回復する状況にもっていかなければならないとされるのだろう。

もちろん、今回のWBCと日本代表の優勝は野球の面白さを再認識させてくれたし、野球から離れていた人に
再び興味を沸かせることができるような素晴らしいものだったと思う。
潜在的な野球ファンの多さも二次リーグ以降の盛り上がりは一面において示しているといえるだろう。
しかし今回の盛り上がりを、そのままイコールで野球人気と結び付けるほどご都合主義を無責任に語るのはいかがなものだろうか。
熱い試合をすれば野球ファンは戻ってきてくれる? それならばなぜ去年のプレーオフ第二ステージをマトモな形で取り上げようとしないのだ。
かつては巨人が絡まなければ「熱い野球」を認識できず、今は日本代表が絡まなければ「熱い野球」を認識できないとすればそれは野球に責任があるというのだろうか。
では果たして今回のWBCが"野球人気を回復させる"可能性なんてものは現実的にあるのか?
その答えは多分言うまでも無いだろう。

   結局は、
     たまたま野球と言う日本人の多くがそれなりに知っているスポーツの、
     たまたま高レベルなプレイングと因縁に恵まれた国際大会において、
     日本代表が奮闘し勝ち上がったから盛り上がってるに過ぎない人ばっかりだ。
   それは野球人気とは関係無い。あったものは「国民的盛り上がり」だけだった。

もちろんこれはペシミスティックに過ぎる考え方だが、例えばこう言い切ってみて果たしてどこまでが言い過ぎなのだろうか。

センバツも始まる。今週末にはパリーグ公式戦が開幕する。
球春到来、「野球」には興味のない人を置いて球場に行くあるいはテレビの前に陣取るのも悪くない季節になってきた。


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さらっと書くつもりだったのになんだこの回りくどい長文は。
しかも直接WBCには関係ないし。明日は試合そのものについて書き残すかな……

前使ってたgoo blogへ久しぶりに戻ってきてみる。

2006-03-22 03:08:12 | Weblog
わざわざ新規で作るのも面倒だったので1回記事書いただけのここを再利用。
サークルの日記もそろそろ自分が書くのもなんだしここはマトモに使ってみようかな。

とりあえずWBCについて明日起きたら書くか・・・

PCの高速化を巡る“果てしない追いかけっこ”(小寺信良)の感想

2005-07-26 01:35:19 | Weblog
PCの高速化を巡る“果てしない追いかけっこ”(小寺信良)
ttp://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0507/25/news005.html

これは結構、我が意を得たり、な気分。
リネージュ2が出たときに必要スペック見て「これ新しいCPUやグラボ売りたいだけじゃないの?」としか思えなかったり。
実際自分みたいに3Dゲーに興味のない人間にとってはグラボなんて数年前の骨董品やオンボードで充分。

逆に意図せざるヘビーなタスクを得てある意味正統的に進化が早まったのはブロードバンド回線かな。
昔からブロードバンドでリッチコンテンツですよーとか言ってるけど、ADSLや光の一般家庭への普及はむしろ
WinMXやWinnyのような回線喰いソフトの流行によるものが大きく作用している予感。
まぁADSLの場合は「パソコンの普及」による「常時接続の要請」の方が大きかったかもしれないけど。

まぁ、自分はどちらかといえば記事中で言う、
>PCが速くなったおかげで、あれもこれも楽にできるようになった、と考える人もいるだろう。
>そういう人はPC進化の先端から一歩遅れて付いてきている人で、いい具合にこなれてきたときに手を出してるわけだ。
に入る人かな。
それまで使っていたDuron750Mな世代のPCからP4 2.53Gな世代のPCに乗りかえた時は
動画エンコードの時間の違いに、あまりのHDD容量に歓喜してたし。

ただ、次のヘビーなタスクを見つけるのは結構難しい気がする。
HDV編集やHDサウンドは記事中では言及されているけど、決定打にはなれないんじゃないかと。
それらは今から著作権保護を謳ってギッチギチにプロテクトやら管理技術やらを詰め込もうと
権利団体やコンテンツホルダーがてぐすねを引いているような分野だからであり、自由な動画編集などできるようにならないはずで。
それでは広範が求めるようになる魅力あるタスクにはならないし、いくらヘビーでも宣伝の効力としては微妙だろう。

大まかな方向性としてなら、より小さく静かに効率的にという物にPCの進化の主流も置き換わって行くんじゃないかと思うけど
まだ現実的じゃない、というよりまだ地場が整わず時期尚早と言った感があるしそれで困る人もおそらく大勢居るのが悩みどころ。

何度目かの移転、完了

2005-07-21 17:48:22 | Weblog
適当にwebの端で何か書きのこしておけば、
もしかしたら誰かのどうでもいい調べ物の役に立つかもと思いつつ
独り言を書き残すプロジェクト第?弾。

ちなみに自分でいろいろ試してみても自分のページが検索で出たことはない。