バイク試乗/レンタルおよびツーリング日記

お勧めのツーリングコースや試乗、レンタルしたバイクについてレポートします。

スポーツシティキューブ250IE その1

2014-08-05 00:48:18 | 愛車たち
前置きが長くなったが、新たに愛車に加わった アプリリア スポーツシティキューブ250IE

について紹介したい。





性能

エンジン形式 4ストローク水冷 単気筒 SOHC 4バルブ

総排気量 244 cc

ボア × ストローク 72 x 60 mm

圧縮比 11 : 1

最高出力 22.2HP

最大トルク 2.14kgf

バルブ SOHC 、4バルブ

冷却方式 水冷

始動方式 セルフスターター方式

イグニッション オートマチック・タイミング電子制御誘導

潤滑方式 オイル潤滑ポンプ付ウェットサンプ方式

燃料供給 電子制御インジェクション

ギアボックス トルク・アシスタント付自動変速機

クラッチ 自動遠心クラッチ

フレーム 溶着スチール・タブルクレードル・チューブフレーム

フロントサスペンション 35㎜ 油圧フロントフォーク、ホイールトラベル:100㎜

リアサスペンション スプリングプリロード付ツインショック、ホイールトラベル:80㎜

フロントブレーキ 260㎜・ステンレス・ダブル・ディスクブレーキ

2ピストンフローティングキャリパー

リアブレーキ 220㎜・ステンレス・シングル・ディスクブレーキ

フロントホイール 軽量合金、2.5 x 15"

リアホイール 軽量合金、3 x 15"

フロントタイヤ チューブレス、120 / 70 x 15”

リアタイヤ チューブレス、130 / 80 x 15”

全長/全幅/シート高 1,985㎜/890㎜(ミラー)/815㎜

ホイールベース 1,360㎜
乾燥重量 148kg

タンク容量 9Lit、リザーブ 1.5Lit

シート下コンパートメント ジェット型ヘルメット1個

メーカー希望小売価格
(消費税込み) ¥492,686




参考までに、今までレンタル、インプレした150CC級スクーターのマジェスティS、250CCビックスクーターのマジェスティと

主なスペックを比較すると。



     スポーツシティ マジェスティ  マジェスティS

馬力     22.2      19       15


重量     148KG     188KG     145KG


全長     1985mm    2175mm     2030mm


リアタイヤ  15インチ   12インチ    13インチ

となる。



エンジンフィーリング

上のスペックでも明らかなように、軽い車体と250CC級ではかなりのハイパワーを誇る事もあり、

100キロ程度までは250CCスクーター中最強と言っても良い加速を見せる。

高速道路でも、120キロ巡航は可能であり、いざとなれば130キロ程度まで速度を上げることもできる。

車体は軽く小さいが、ハイホイールの効果もあり安定性もなかなかのものである。

ただしノーマルのシールドのままではウィンドウプロテクションはあまり高くはないので、

風の影響を強く受けることとなる。


 

コーナリング・乗り心地

 前後15インチのハイホイールを誇り、スクーターとしてはかなりのバンク角が確保されているため、

ネイキッドバイクに近い感覚で運転ができる。

 乗り心地はやや固く、かなりスポーティなセッティングとなっている。


  


取り回し

 マジェスティSとほぼ同等の重量、より短い全長であるため、取り回しは

250CCスクーターではNO1といっても良い。



燃費
 
 高速道路や峠でエンジンを回しまくった場合はリッター25キロ、街をおとなしく走った場合は

リッター30キロと走り方でかなりの差が出る。




メーター、エクステリアデザイン

 メーターはバッテリーの電圧がわかる、燃料計の表示が詳細など、機能的で見やすく、かなり気に入っている

ポイントである。




 反面エクステリアデザインは、ジレラランナー200STのようなスポーティな方向にも、 

ベスパのGTS250のようなネオクラシックの方向性でもない、 

中途半端な外見で、あまり優れているとは思えない。

     


収納

 このバイクをスクーターとして見た場合、ここが最大の欠点でフロントボックスはほとんど役に立たず、

シート下にはジェットタイプのヘルメットすら収納は難しいため、リアボックの追加は必須といえる。

(リアキャリアは標準装備のため、設置は容易)


   

   

 ただ、フラットフロアで、コンビニフックも装備されており、工夫次第ではかなりの荷物を

運搬することができる。


 


総評

 イタリアでは、ホンダのSh300がベストセラーになっており、ハイホイールスクーターが一般的なのだが、収納スペースが小さくなり、車高が上がり足つきが悪くなることから、日本ではほとんど見かけない。

 このスポーツシティキューブ250IEは、軽い車体、力強いエンジン、15インチのハイホイールなどによりスクータとしてはかなり高いスポーツ性能が与えられ、

また250CCとは思えないコンパクトサイズであり、これらのことを重視するライダーからは熱狂的に支持されているのもうなずける。


 イタリア製ということで、トラブルが気になるかもしれないが、私がレットバロンで購入した2009年式 9000キロ走行の車両は4000キロ程度走行したいま時点では、ノートラブルである。



 
 購入記で述べたように、パーツの供給は国産よりかなり遅いので、トラブルが発生した場合、かなり長いあいだバイクが使用不可能になるリスクはあるが、

スポーティーなスクーターが欲しく、予算やスペースの都合でT-MAXが購入できないなら、このスポーツシティ250IEは唯一無二に近い選択肢と言っても良い。



スポーツシティキューブ250IE その2 へ
 





     

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スクーター購入 その4 | トップ | カイザーベルク三河・寺部海岸 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

愛車たち」カテゴリの最新記事