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繭糸細い新蚕品種 「ぐんま細」県が実用化

2013-09-18 20:57:18 | 経営全般

   2014年の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録をにらみ、群馬県は17日、新たな蚕品種「ぐんま細ほそ」を富岡市で実用化すると発表しました。

 県オリジナル品種の実用化は2006年度以来7年ぶり8品種目。通常の繭糸に比べて3割前後細く、つやのある光沢と染色のしやすさが特徴。富岡シルクブランド協議会は市内での量産と絹製品開発を急ぎ、ぐんま細を「富岡ブランド」の中核に位置づけたい考えだそうです。

 ぐんま細は、繭糸の細さが最大の特徴。従来は最も細かった中細糸の品種「世紀二一にいち」よりも1割ほど細くないります。蚕の体長は小ぶりで、餌となる桑は少量で済むため飼育しやすいということだそうです。重量ベースでの生産量は従来品種より微減するが、同協議会は通常よりも1~2割高く買い取り、養蚕農家を支援する計画です。

 県蚕糸技術センターが02年度に開発を始め、09年度から富岡市で試験飼育に取り組んできたのですが、。実用飼育は富岡市の農家3戸で今月11日から始まっており、当面は250キロの繭を生産する計画です。

 昔、自宅で養蚕をしていた時には、自宅周辺には、桑畑が一般的でした。それが、現在では、桑を見るのは、畑の境界に残っているのを見るのみです。養蚕をしている農家が、地元伊勢崎市にもいるようですが、私の周辺には、皆無となっています。

 そのようか環境下、群馬県では、新種の絹を開発しているようです。これは、採算を度外視した「工芸品」というのが現実なのではないでしょうか。産業としては成り立たなくなっている「養蚕」を保護していくことがほんとうに意味があるのか正直、私は疑問なのですが、昔、養蚕をしていたので、ある意味、ノスタルジーを感じてしまうのも実感です。


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