DRAPE~ドレープブログ~

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さりげなく万年筆~キャップレス・デシモ

2014年07月07日 | 万年筆
普段万年筆にまみれた生活をしていると気づかないけど、仕事関係以外の人と会ったりするとき、万年筆は注目を集めるようです。

私は普通にキャップを開けて文字を書くのだけど、相手は不思議そうな顔で「それ、万年筆?」と聞いてきます。それがきれい系のボディだったりすると、次は「それ、高いんでしょ?」と言われることが多い。

値段を気にされると次に続く言葉が重くなる。私が持っている万年筆はだいたい美人さんが多いので、その通りだったりするから・・。
できるだけ、「万年筆=高い」というイメージが先行して欲しくないのです。
そういうこともあって、使っている状態が特別に映って欲しくない時もあるなあ、と思う。



その点、抜群なのが「パイロット・キャップレス万年筆」です。
リーズナブルだし、カラーバリエーションも豊富です。私は涼しげなこのライトブルーがお気に入りで、いつも持ち歩いているうちの1本です。

これをノックして使っている様子は意外と自然みたいで、書いている時止められた事はないです。逆に、万年筆だと気付かれた時の「オモシローーイ!」はすごいですが。

小さなペン先なのに、柔らかな書き心地!ちょっとびっくりしますよね。
最初の頃、クリップの位置が持つとき気になって使えないと思っていたのですが、慣れたら全然大丈夫。
サッと取り出して書ける機動力は一番です!

ちなみに、私はもう一本繰り出し式の万年筆を持っています。その名も「スティピュラ・ダビンチフォッコ」。
昔、同モデルのブラックが限定品で出ていて、それが調整に持ち込まれた際(持ち主はル・ボナーの松本さんでした)、書かせていただいたところその書きやすさとボディ感がたまらず、次の限定品としてこのレッドが出た時に本国取り寄せを敢行したわけです。

するとこれに色々問題が!!気付かなかったけど、ペン先を繰り出すのに、まわすこと7回。・・・もうね、ぐるぐるしている間に書く事忘れます!
特に私のは、よく見ると閉まる所に少し隙間が・・そのせいで乾くし、インクは濃くなる。
でも同モデルを使ってる方々に見せていただきましたがそういうことはないようで、その隙間が問題のようです。
書ければ、もうすんごく書きやすくて素晴らしいんですけど。ええ書けさえすれば。

そして、このペンに付けたあだ名は「不二子ちゃん」。
ゆっくり書き物をするとか、ルパンくらい度量の大きな人でないと手に負えません。(でも修理に出すほどでもなあ~とそのままにしています)



パイロットのキャップレスは実に51年の歴史がある商品で、さすがに改良を重ねているだけあります。インク漏れなんてしないし、すぐに書きだせる。
万年筆らしい万年筆も素敵だけど、こういう片手でサッと使えるきれいな万年筆も素敵。
カラーバリエーションも豊富なので、1本持っておかれてもいいと思います。

ちなみに私は空カートリッジに100円ショップの注射器でペリカンのロイヤルブルーを入れて使っています。消しペンがあるので、ダイアリーに使うとき書き直したりできるので安心です。(ただし、何度も使っているとプラスチックなので口の部分が緩くなってインク漏れする可能性もありますので自己責任でお願いします)




さわやかなライトブルーとパールホワイト、あと画像にはないけどダークブルーマイカはこれからの季節人気が出そうな色ですね。


*ホームページへのリンク*
ノック式万年筆 パイロット キャップレスデシモ 
ペン先を出す時に音がしない・回転式万年筆 パイロット フェルモ

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