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志賀高原・旭山・自然歩道ハイク  ≪ 3 ≫

2009年06月13日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

川を渡る & 道に迷った
アクシデント


①,笹藪を横目で見ながらgo前へ


②、聳え立つ鉄塔の下を歩きました。

     
       ③、クヌギの木                         ④、緑のシャワー

    
   


⑤、昼    食 


。。。。。。。。。。。渡 川 作 戦。。。。。。。。。。



 ⑥、左岸から右岸へ渡れるところを探す



⑦川石に水苔の盆栽
 



⑧、先遣隊が渡って状況視察


⑨ 飛び石構築作戦開始


⑩、渡った横湯川を振り返る


⑪、階段を次々へと登る

・・・・・・・・・・・Uターン→元来た道を引き返す・・・・・・・・・・

再度川を渡る

バスの待つ場所へ


⑫原点に戻りホッとする、
みなさんよく歩きました誰一人怪我もなく帰還

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

志賀高原自然歩道ハイク回顧録

A,、地図上での概略

                                            
                                                                      
2万5千分の1の地図
       青線が横湯川、黄線が歩行路、その上に見えるかすかな黒線が送電線。 
                     青線と黄線の赤点が
飛び石現場、右横がUターンした地点 
       
黄線上に白点があります、噴水塔~上林温泉に出る予定でした。      
                      

B, 横湯川飛び石構築作戦

Ⅰ)、クヌギ・ララ林を行く
  緑いっぱいのシャワーを浴び、鳥の声を聞きながらルンルン気分。女性の声で「なんてこの道は、歩き易いのでしょう…」落ち葉がいっぱい絨毯の様、踏み込む足に優しい。
時々藪笹が現れる(画像①)
Ⅱ)、鉄塔が次々現れる
  鉄塔(画像②)の下には作業路が続いていた。まだまだルンルン気分。先頭のリーダーが良く歩きました、この辺で昼食(画像⑤)にしましょう。20分の食事休憩。
Ⅲ)、橋のない川に出る
 高度を70m位は下げたであろう。せせらぎの音が聞こえて間もなく横湯川に出た。橋は無く連日の雨で増水していた。飛び石らしきものも見渡らい。流木や大きな石がごろごろ、水は勢い早い(画像⑧、⑨)。
Ⅳ)、工作隊(男衆)作業にかかる
 どこか渡れるところはないかと探する者(画像⑥)、丸太で丸木橋を架けようと試みる者。 結局、登山靴を脱ぎ川に入り石を積み上げ、飛び石構築作戦開始する。手渡しで石を運び積み上げる、水路を作り水の分散流水など様々な作業で、川を渡ることができるようにやっと整った(画像、⑥,⑦.⑧,⑨、⑩)。
 しかし石の上は滑りやすい、男衆が、渡る人の両手を持って川に落ちないように手助けのガードで渡る。左岸から右岸に渡り終えるまで、およそ40~50分、やっと全員渡ることができた。 

          
                   歩行断面図 (3Dカシミール) 
          バス待ち場所往復 5,05km、累積標高(上り下り) 600m 
  

C,道が間違っていた⇒Uターン
  川を渡り終え、急坂を終えてやっと息をついた。
本来なら横湯川の脇を東の方向に下がっていかなければならないのに、西へ西へと、奥山に入っていく。
後抑えのリーダーが、「ちょっと待って…道が違うようです」皆さんに伝達の声が飛んだ。
 来た道を引き返すことになった(Uターン)。
山は、迷ったら原点に戻る、これが鉄則です。
またも、二度目の渡川作戦が始まった。。時間、距離を相当歩きやや元気が失いかけていた。
 引き返す途中に、折り曲がった小さな道標≪登山道≫がありました。「ここを曲がればよかった・・・のだ」と、道標を見ながら苦笑い。バスの待つ水無池の方に急いだ。

 後日、国土地理院発行の2万5千分/1の地図(↑)で詳細に調べた。
この地図には、送電線が克明に描かれていて、この川を渡り、この地点で引き返し往来したことが克明に特定できた。迷った道は、作業路で雪おろしや保守管理に使われるようです。

反省と検討
帰途のバス中でリーダーが、
川に入るときは、必ず登山靴と共に・・・・。川の中は何があるかわからない。怪我をしたら……」の説明がありました。貴重なコメント。

道を間違えることは、
山に入るとよくあることです。登山道はケモノ道ですから全く見境が付かない。地図と磁石を必ず携行して地図読みに長なければいけないと思いました。
迷ったら原点に還る・・・・山の鉄則」。
  皆さんおかしい・・・と薄々ながら感じていたことでしょう。目の前に現れた、増水の横湯川を渡る算段に気持ちが集中して、道の間違いや進路の良否等をかなぐり捨てていたことは確かです。
 
  リーダーの賢明なる判断で、誰一人怪我もなく帰れたことに感謝いたします。
  二つの大きな教訓を体験から学びました

   余禄
 私も男。飛び石構築、小石の運搬、裸足で川に入り渡る人に手を貸した。
 U
ターンで,今度は右岸から左岸へ。少しでも早く左岸に渡ろうと飛び石を跨いだ時、石のヌルヌルデすべり落ち腰から下はずぶぬれとなった。勿論パンツ、登山靴の中も水浸し。車中で靴下を絞ると相当量の水が出た。
  カメラは・・・・無事でした。 
   
                  

                                  

 

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20 コメント

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Unknown (Nakatsuji)
2009-06-13 01:14:53
こんばんは
どんなドラマがあったのかしらとやってきました。
緑が美しいですね。やぶこぎあり、渡川ありの盛りだくさんの山歩きでしたね。
渡川作戦、とってもおもしろく拝見しました。
STAND BY ME が聞こえてきそうな夢中でなんとかしようと協力してこれはもう少年の頃の冒険心がよみがえったという感じですね。
そもそも道を間違えなければ渡川はなかった訳なんでしょうか~~?
作業道へ間違えって入り込むということはよくありそうですね。でも、あの緑の階段は一寸怪しいって感じではありますね。
まあ皆さん無事だったからこれもいい思い出ですね。山で迷った時は引き返す勇気が一番ですね。今回はよく晴れていたのでよかったですがもしガスにでも包まれたら一寸いやですよね。
山は天候により日々その様相を変えているので低山、高山かは関係なく地図と磁石は必需品ですよね。
私、瀬戸内側から日本海へ中国山地をぬうように歩くということをやるんですが二万五千分の一の地図があるからこそ可能という感じです。あの地図よくできてますよね。
山での道標も時には天候のせいなどで傾いたりしていますでしょ。そんなときにも確認できますしね~~。何はともあれみなさん元気に歩かれてアクシデントもまた楽し♪~ということになってよかったですね。次回のお花楽しみにしてます。

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教訓 (ちえちゃん)
2009-06-13 04:49:48
道に迷う・・いつも山に登られている方でもこういうアクシデントが起こるのですね。前来た時と違うとか風景が違うとか風の匂いが違うとかそういうことに心がいく・・そして引き返す。流石リーダーです。
累積標高初めて聞いた言葉ですがどうやって計算するんだろう? 山でもマラソンでもそして普通の生活でも引き返すと言うのはエネルギーの要ることです。気持ちがマイナスになってしまいますから。無事皆さんが元の場所に戻られ、今回のアクシデントが思い出話になりまずは皆さん無事で何よりでした。
私も以前京都の山で道に迷った事があります。左大文字から入った道が途中から獣道になってしまいましたが引き返さずにどんどん進んでしまいました。そして誰にももちろん会わないので聞くこともできず・・と。その時引き返せばよかったのですね。最終的には農道が見つかりましたので良かったのですが、無茶をしたと娘の嫁ぎ先のお母さんから(京都の)しかられました。
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わ~大変でしたね! (osuzu)
2009-06-13 08:03:46
余り沢山の人が登る山ではなかったのでしょうか、磁石などを確認しながら歩かなくてはいけないんですね。

仲間たちとの川への飛び石作戦決行時は、水が冷たかったことでしょう。
無事生還できたから、後日になれば懐かしい思い出話になりますが、これも引き返す勇気があったればこそ。

下着まで水にぬれたようですが、お怪我が無くて何よりでした♪
本当に大変なドラマでしたね!
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迷う (和三郎)
2009-06-13 14:02:39
昔はきのこや山菜などを採りに山に入る人が多かった。
子供のころは山から帰ってこないというので、消防団や警察が捜索をするようなことが年に1~2回あった。最近は山に入る人が少なく、そういうことがない。
山を何日も彷徨って帰ってきた人は、狸や狐にばかされたと言ったものでした^^;
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よかった。。。 (momomama)
2009-06-13 14:09:19
ニュースで遭難とか言うと 知らない人とはいえ
心配になります。。。

よかった。。。

私は 平地でよく迷子になります。
焦ると ぐるぐるぐるぐる狐か狸にだまされたよう・・・

>石のヌルヌルデすべり落ち
お怪我がなくて御無事で何よりでした。


よかったよかった・・・
返信する
有った筈が (とくさん)
2009-06-13 15:55:49
こんにちは
道に迷うこと時々有りますね。
昔この道を通った筈だが、真っすぐ進むと登山道が無くなったり、川にぶつかったり。
時には戻ったり、藪こぎをして登山道を探す。

ここに一つのドラマが有りますね。
これも山登りの一つです。
返信する
Nakatsujiさん (縄文人)
2009-06-13 18:45:42

山歩きをなさるようですから、山行き人の気持ちはよく分かっていただけると思います。

ことの始まりは、登山道を見落として違う道を進んだという初歩的なミスが発端のはじまり。間違えなかったら、渡川作戦はなかったことになります。
リーダーも薄々はおかしいと感ずいてはいましたでしょうが、目の前に現れた川を何としても征服しなければ・・・・この問題に頭がいっぱいであったのでしょう。
川を見つめる27名の人々が何としてもこの川を渡るこのことだけに集中していたように、道の方向性・間違いはすっかり頭の中に無かったことは事実です。人間は2つのことを同時に考えられない不器用な動物なのでしょう。

昔こんなことを聞いたことがあります。
部隊(50~70名)を動かす時、goサインが出たら結果において大きな間違いがなければ、その行動が間違っていても最後までやり遂げ途中での中止は最も危険です・・と言うことでした。
途中で中止することにより、そこに携わる皆さんの士気は著しく低下し混乱を起こし、結果が間違っていた以上のものを携わった一人一人に与えてしまうらしいです。そこから派生する怪我人や混乱…。

結果は結果として反省検討を加えてこれからの山歩きに生かしていきたい。

数人で歩くときは、
やはり個人責任になりますが、我々のように大人の遠足的な山歩きになりますと、ついリーダーに頼ってしまうのが常です。
教訓として地図読みを学びたい深く思いました。
返信する
ちえちゃん (縄文人)
2009-06-13 20:26:14

↑Nakatsujiさん のところでちょいと触れましたが、みなさん27名が目的に向かって一新に精魂を傾けている、
ここでリーダーが「ちょいと待った・・・」と言う声を発するにはそれなりの根拠、勇気、見通しと言うものを持ち合わせていないとなかなか発する事の出来ない一言です。
勉強をさせてもらいました。

私はソフト「カシミール3D]を使って山行きに役立たせていますが十分に使いこなせていません。
累積標高
之はソフトが計算してくれます。等高線にノウハウが詰まっていて自分の踏破路線を地図上でマウスを下ろしていきます。計算してくれます。
山に行きますと、下り登り平坦があります。
下りが30mそして今度は急な登り40m、平たんを行き更に登り20m30+40+20=90m

累積標高差90mとなります。
パソコンが計算してくれます。

地図をなぞることによって
路面距離を測ることもできます。
ちえちゃんの家から高尾山山頂まで何メートルあるかすぐわかります。
また高尾山に登ったとき360度のロケイションを描き出すこともできます。
詳しくは
http://www.kashmir3d.com/
を参考にしてください。
私には、ほとんどマスター出来ていません。

道に迷ったら原点に引き返すこれは山に行く人なら常識です。
川に入るときは登山靴ではいる(バスの中)・・・と言われた時は、ドキリとしました。良き教訓になりました。



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osuzuさん (縄文人)
2009-06-13 20:43:24

この川のほとりにたたずんだ時は、
何としても渡らなければ…道の迷いなどみじんもありませんでした。
川は連日の雨で水かさを増し、飛び石らしきものはあるにはあるがその中間点がない。
男衆6~7名が名乗りを上げ飛び石工作部隊として作業を開始しました。
♀の手を取って対岸に渡す。
私も山育ち、夏場であると川に生きこのくらいな事は友達と経験は致しました。

兎に角皆さんを渡すことに一生懸命でしたので現場の写真が撮れなかったことはリアル感に欠けるかと思いますがあしからず。

次回一緒になった時はその時の話でもちきりになることでしょう。

カメラも川の中にドブンしましたが、外皮がかぶっていましたので何とか証拠写真がお目に掛けることができました。
返信する
和三郎さん (縄文人)
2009-06-13 20:51:20

和三郎さんが仰る通り山育ちの人間であれば、一度や二度誰もが体験する事の、川に落ちた、飛び石で滑ったはあることです。

山を彷徨いあるく…・キツネがついたとか、コックリさまのイタヅラとか言ったものです。
山の生活者にはそれほどのことはありませんが、
目的地に到着しなかったのはいた仕方ありません。
勉強になりました。
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