ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

津荷沖

2013-12-19 05:00:00 | 田舎

姫に来た日、橋杭岩の坂を越えて、旧古座町に降りて行く道から東の方に大きな船が停泊しているのが見えていました。工事に使うような船でクレーンでも積んでいるのかと思っていたのですが、エライ傾いていても、クレーンを傾かせているものとばかり思っていました。

金曜の朝、今は無きCさんに会って「動鳴気の向こうで韓国の船が沈みかけてる」というような話を聞き、それは一大事とその日の夕方古座に向かって車を走らせたのでした。

             

行ってみると動鳴気漁港を通り過ぎて、津荷へのカーブを曲がる手前で車を停めるスペースが有り、浜へ降りる道も付いていました。こうしてみると沖合にあるように見えますが、結構近くで座礁しています。

             

陸からだとよく分かりませんが、オイルフェンスが張ってあるのを確認でき、油の流出はくい止められているようでした。

             

こちらの船にはハングル文字で何やら書かれていましたが、私はハングル語を理解できません。人が降りている磯はおそらく平島だと思います。初めて津荷の磯に上がったのが平島だったのを覚えているのですが、絶対にこれかと問われれば絶対やという自信はありません。

翌日はY下君がやって来るので、船でここまでやって来ようと思ったのでした。

             

土曜日、前日夜に荷物が届いたので午前中家に居なければならない必要はなく、船にその荷物を積もうと10時ごろに家を出て、桟橋の港でどうやって積もうかと思っていたら、Y下君から電話があり、橋杭に居るとのこと、いつもより早く着いたなと思ったけど、行き過ぎてます。漁協の近くのドラッグストアの辺りから電話がかかってくるのが通常だったので、私としては港に居ても良いと思っていたのでした。

荷物を積むのを手伝った貰い、黒球も救命胴衣も使うつもりは全く無いので、船倉へ入れてしまい、昼食をとろうと思ったのですが、時間が勿体ないのでAコープでお茶と弁当を買い、船で津荷沖へと向ったのでした。

             

20分ぐらいで座礁船の近くに到着、近くで見ると想像以上に大きな船で、思ったよりも傾いています。

             

今にもこちら側に倒れてきそうな感じ、あまり近寄ることは出来ません。私は操縦していたのでこの日の殆どの写真はY下君が撮ったものですが、この写真は私が撮りました。

             

船には日本語で『安全』という字が確認できますから、この船は日本のものだと思われます。操縦していたのが韓国人だったのか、『安全』と書かれていても今やこの船は危険ですよね。

この後釣りをしながら時間を潰すのですが、この日は風が強く、大島の裏側で湾になったようなところを探すのですが、なかなか条件の良い所は探せませんでした。おまけにまたまた魚探のスイッチが入らず、底の状態もよく分かりません。結局Y下君がエソを1匹釣り上げただけ、何故直してもらったはずの魚探が使えなかったのか、港に着いてから直してもらった人に来てもらったのですが、何もしないのに魚探のスイッチは入ったのでした。何だったんだと腹は立つけど、翌日からは魚探が使えるので一安心したのでした。

陸に上がってホテル浦島でひとっ風呂浴び、帰りの廊下ですれ違いざまに「ぼんくらさん」と後ろから呼ばれ、振り向くとY下君ではなく(Y下君は私のことを「ぼんくらさん」とは呼ばない)、覚えのない若い人でしたが、よくよく見ると見たことあるとは思ったのですが、さて思い出しません。「今晩行くの?」と聞かれ、きっと古谷魚店のことと思い、「行くよ」と答えて、「古谷で遭った人らやな」と思い、ブログを辿ってみると今年の2月に遭ったこの人たちでした。よくまぁ私の顔など覚えていたものですが、「ぼんくら!」などと呼ばれても固有名詞ではありませんから、きっと振り返らなかったと思います。


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2 コメント

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とうとう ()
2013-12-19 20:22:06
作業船が昨夜からの風で転覆したそうですょ。
ニュースの映像では岩場にオイルがこびりついて撤去作業は年明けになると言っていました。こうなるとヒジキや漁業になんらかの影響が出るのは目に見えていますね。風が強いのできょうも、海中公園あたりに船が入っていました。
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エェッ!? (ぼんくら)
2013-12-20 06:41:00
沈没したんですか?海側からの写真を見れば、風が吹かなくても転覆するのは時間の問題でしたよね。転覆する前に何らかの手を打てなかったものなのか。船には保険がかけられてると思うけど、オイルの流出など環境に対する船主の考え方が理解できません。津荷の荒海さん、怒ってるやろな。
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