ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

重畳山登山道 Ⅴ

2012-05-17 05:00:00 | 田舎

翌7日、最初の目的であった重畳山に登ることにしました。晴れてはいますが靄っていて、遠望が利きません。最初に道を間違えた日、釣りに行った日などから比べると、徐々に雲行きが怪しくなってきています。せめて前日の『お滝さん』に行った日ぐらいに視界が良ければ、重畳山から海を見る展望は、まるで箱庭を見ているようなのどかな感慨に浸れるのです。

             

姫の駅から旧道を3分程度東へ歩いたところに去年からこの『重畳山姫登山口』の標識が設置されています。去年のブログでは当にここを起点として重畳山へ登るための標識が設置されているのを懸念していますが、今年歩いてみてとんでもないところまで歩かされ、標識など全く設置されていないことを確認したのでした。せめて『よきとぎ橋』を渡りきったところの分かれ道に『重畳山』の標識を立てておくべきです。

             

前の2日よりは30分早く家を出、『よきとぎ橋』までの行程は省いています。教えてもらった重畳山へのコースを少し歩き始めたところで、この道沿いにも小さいですが川が流れていることに気が付きました。

             

しばらくはこんな地道が続きます。重畳山方面からは2回ほどこの道を通って車で降りてきたことがありますが、地道に入った途端猛烈な砂埃にまみれて、車の色が変わってしまうので、以降はこの道を通っていませんでした。2回も降りてきているのに(道が)分からんかったんかと言われそうですが、下りと登りでは雰囲気が違うし、歩きと車でも違うものです。

                       

山を削って道を造ったのでしょう、未だに崖崩れがあるようで、大きな石が転がっています。

             

昨日の『お滝さん』への道からもこちら側の道が見えていたのですから、当然こちらから『お滝さん』への道が見えています。

             

家から50分ぐらい歩いて、やっと舗装された道に出ます。やっと舗装されたと言いましたが、歩くには別に舗装などされていなくてもいいようなものですし、この間1台の車とも遭遇していません。普段は使うことが無いのかも知れません。車が通らないのは姫川の集落の道が狭いのが厄介なのだと思います。

             

隣の山ぐらいはきれいに見えています。だいぶ登ってきましたが、坂はそんなにきつくは感じません。

             

舗装され始めたところから10分ほど登ると、右側に滝見台の標識がありました。『お滝さん』へは左側へ降りなければなりません。「おかしなこともあるもんや!」「200mぐらいやから」と思って登ってみることにしました。きっと那智の滝でも遠望できるのかもと思ったのです。

             

ほんの少し登ると、無残にも蜜を取るためのハチの巣箱が転がっています。登って行くものとばかり思っていたら・・・

             

すぐに下って行くではありませんか。これは遠くの滝を観るためのポジションではありますまい。

             

5分ほど下ると瀑音が聞こえてきました。5分も歩いているのですから200mどころではないでしょう。この溝のところから下を見ると滝があるのかと思ったのですが・・・

                       

未だ先に行かなければ滝など見えません。でも水が落ちる音はよく聞こえます。

             

ここまで来て、『お滝さん』やと屋根と滝の位置からそう思ったのでした。だから下まで降りることはないと思い、ここから引き返しました。でも何故右側に『お滝さん』があるのか不思議でなりません。元に戻ると標識には『銚子の滝』と書いてあり、姫川の滝では具合が悪いので名前を変えたのかと思いながらも、なお右側へ降りて行ってあったのかを何度も考えながら歩き続けました。

             

ここは未だ重畳山の山頂ではありませんが、ところどころに遠望出来るポイントがあります。

21日の金環日食もこの重畳山の頂上から観るのもいいかも知れません。ただここでは観光協会主催のイベントは開催されないでしょう。今日のように時間をかけて登らなくても頂上近くまでは車で行けるので、朝早くても平気です。ここなら人混みを避けてゆっくり鑑賞できるのではないかと密かに思っています。

             gooリサーチモニターに登録!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿