野草研究室の日々

天然野草エキスのお店 “つみな” スタッフによる摘み草づくしの日常・・・。

ツユクサを採りに、

2014-10-02 15:45:32 | 野草採取
ツユクサの追加採取第二弾です。

先日は収穫がなかったので今度は別の場所に行ってきました。

今回はバッチリ。群生地にこそ出会えせんでしたが、まずまずの量を収穫することができました。

ところで、ツユクサの名前の由来には、<朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させるから>という説がありますが、

実際に<花に露がつくから>という説もあります。

夏の終わりから晩秋にかけて、ツユクサの花には露がつくことがあります。

調べてみると、これは夜間に放射冷却で冷やされた葉や花に、大気中の水蒸気が集まって見られる現象なのだそうです。





写真にはちょうどいい具合に花に水滴がついていますが、残念ながらこれは朝露ではありません。

この日は朝から小雨が降っていたのです^^;

野草摘みとしてはあまり良いコンディションではありませんでしたが、ツユクサのみずみずしい姿を収めることができました。

さて、目的はツユクサだったのですが、あたりにはカキドオシがちらちらと見えました。

よく見るとかなり広範囲に伸びていました。

とても勢いがあり、葉を一枚採るとカキドオシ特有のシソ系の香りが広がります。

せっかくなので少しだけ摘むことにしました。



とてもきれいなカキドオシです。

洗浄中に気がついたのですが、春ものに比べ葉に厚みがあり、表面には産毛があるように感じました。



これは春の葉にはなかったものです。春物は表面がつるつるしていました。

お茶に春の新茶と秋冬の番茶があるように、こちらはいわば秋の番カキドオシ。

ちなみにお茶は番茶のほうがカテキンが2~3倍に増えると言われています。ひょっとしたらカキドオシも今の時期のほうが

成分が濃厚なのではないかと思いました。

一般に野草は、花の咲く頃が有効成分が最も充実するとされていますが、果たしてそれは本当だろうかと思ってしまいました。

そんなことを思いながら、とりあえず実験的に浸けてみることにしました。


10月に入り道々にも秋の気配を感じさせます。

コスモスが鮮やかに咲いていました。



こちらは野菊。



秋の花々を愛でつつ、まずまずの収穫を経て帰ってきました。

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