VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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揺れる思い

2016-06-16 | 月世界
今日は会社にいて、北海道の地震のニュースを聞いた。
函館で、震度6弱は観測史上初めてのことらしい。

つい先日発表されたハザードマップで、
今後30年以内に震度6以上の地震が起こる可能性で
0.1%以下とされていた地域なのに。

熊本だって、まさかあんなに大きな被害が出るような規模の地震は
予測していなかったという。

日本列島のいつどこで大きな地震が起きるかもしれない中でも、
つんちゃ家は、全国1の危険な地域にある。
さきほどのハザードマップでは30年以内になんと85%という確率が出ている。

気象庁の「十分注意してください。」という会見に、
注意するって、地面が揺れるのに逃げ場はないし、何をどうしろと?
不安だけが募るではないか。
そんなマイナス思考で唯一救いなのが、
つん魂が「うちのことは、心配ないで。」と言っていることだ。

"生つん"から、"つん魂"になった身?としては
「身軽」なんだ。
おかげでこちらの心配も軽くなった。

"現役"のシニアつんちゃを、大地震のとき、どうやって連れて逃げるか、
大きな懸案事項だった。
特に、ワタシが会社にいる時間、つんちゃと母とふたりのときはどうしようもない、
と母はつんちゃの心配をしていた。

実際、東日本大震災の時には、帰宅できたのは翌朝8時。
一晩中、母がつんちゃにつきっきりだったけれど、
つんちゃは「こんなに怖くて不安なのになんで一緒にいてくれないんだ」と思っていたに違いない。

翌日から、ワタシの会社は1週間休業となったので、
つんちゃのそばにずっといられることができた。
度重なる余震におびえていたつんちゃの姿が今でも思い出される。
地震発生時に母が買い物に出ていたため、ひとりだったことがビビリのつんちゃに
恐怖心を植え付け、わずかな揺れでも怖がった。

震度3までは平気で寝ていられるようになるのには、
余震が頻繁に起こらなくなるまで待たなければならなかった。

あんな経験をしているから、もし直下型地震で家屋までが倒壊するようなことになったら
命が助かったとしても、つんちゃの精神が持たないだろうと心配だった。
東北で被災したわんこたちのように、仕方なく家族と離れ離れになって暮らすことにも
耐えられないかもしれない。
ヒトもイヌもシニアで、劣悪な住環境に耐えることになったらと
そんな姿を想像するだけで不憫で、不安が募った。

どうかそんな経験をしないで一生を過ごしてほしいと思っていた。

そんなワタシの心を知ってか、知らずか、
つんちゃの一生は、平穏で快適だった。


病気も自然災害も、心配になるのは、自分でコントロールできるものではないからだ。
いくら健康に気を付けていても防げないものはある。
自然災害なら尚のこと。

生つんちゃがいなことの寂しさは計り知れないけれど、
つんちゃの一生に悲しみの時代がなかったことは、喜んであげられることかもしれない。

デシ:師匠、ビビリだったんだ・・。


デシ:雲の上の天国には地面ないから、安心してられるね。


つん魂:今は"走月"の代わりに"ツン斗雲"に乗ってるねん。








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