私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

花蓮―与那国チャーター便が初就航:7月4日~6日

2008年06月10日 | 台湾
福岡空港から空路2時間10分以内で到達できる都市は、ソウル、釜山、済州、上海、大連、青島、瀋陽、台北と8都市もあるようですが、自身が降り立ったことがあるのは台北のみ。中国何かもう少し「国情」が落ち着いてくれれば一考するに吝かでもないのですが、このところは韓国の「反政府デモ」が盛り上がりを見せているようで・・・・

◆台湾花蓮―与那国チャーター便運航決まる 双方から初の直接乗り入れ(八重山毎日)
◆与那国島から台湾花蓮初の観光ツアー直行便(石垣経済新聞)
◆与那国那国島・波照間島へ周遊ツアーやチャーター便、エアードルフィンが運航開始(石垣経済新聞)

   与那国空港
<花蓮から与那国島に直航チャーター便へ>
7月4日花蓮空港から沖縄県与那国町にチャーター便が飛ぶ。所要時間はわずか40分。復興航空が就航し、評判がよければ増便、人気が一定すれば定期便昇格もあり得る。定員70人の機体で、一般募集した花蓮市民などで既に満席という。台湾人の与那国観光及び日本人の花蓮観光も期待できる。与那国町は人口1800人、日本最西端にあり、台湾との距離はわずか110キロ。面積は29平方キロ。花蓮市と与那国町は姉妹都市締結で26年の歴史がある。昨年は同町の外間守吉町長と崎原孫吉町会議長が花蓮市を訪問し、「自治自立生活共栄圏協議書」に署名し、花蓮市に「与那国在花蓮市連絡事務所」を開設した。同町は2005年に「自治自立」宣言をし、財政的独立を目指し、花蓮市との結びつきを強化している。観光交流だけでなく、将来的には貨物輸送も視野に入れている。 (6月4日なる台NEWS)



7月4~6日の「日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会」にあわせて、与那国-花蓮間の「両岸直行」(記事)がいよいよ日の目を見たようでご同慶の至りです。しかし、位置関係を改めて眺めますと、例えば与那国から三越に買い物に行く場合、那覇より台北の方が距離的に近く、航空券代金も3千円程度逆転するようです。実際戦前の与那国では「台湾銀行券」が通用したようですし、地勢的にも同じ生活・交易圏としての歩みが長かったのでしょう。

今日の台湾人から見ても、「40分で到達できる日本」は新鮮に映るのでしょうが、与那国滞在だけで3~4日を想定するより、与那国をゲートとして石垣や波照間等も巡る「離島周遊型」の方が売り込みやすいように思います。復興のATR-72は台北~花蓮間の間合い運用のような形ですから、さほど厳しいロードファクターは要求されないのではと思いますし、花蓮乗り継ぎで台北から「日本秘境ツアー」の集客も期待できると思います。打ち上げ花火に終わらせないためにも、あれこれ知恵を出し合って欲しいですね。

自前で連絡事務所を設けてPR活動に奔走し、「日本の行き止まり」からの脱却を図る「与那国自立ビジョン」の展開には今後共注目したいと思いますし、花蓮経由で日本の最先端に降り立つという不思議な感覚を味わってみたいものです。

〔備忘録〕・・・・与那国町役場

   



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