皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
ブログの読者の皆様
いつも当ブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。
最近少し忙しくブログの更新を怠り大変申し訳ございません。
昭和55年(1980年)3月26日に大阪に修行に出発した日なので
自分にとっての記念日です。丸34年この仕事に携わってきました。
振り返ればいろんな事が走馬灯の様に蘇ってきます。
修行時代から失敗イコール弁償ですので、いかに失敗しない様に作業するかを
最初は考えていました。しかし経験不足からの失敗はどうしようもなくその後
先輩や両親のアドバイスを受けたり、方法を変えたりしながら少しずつ上達していった様に
感じられました。20代の頃から呉服問屋の仕事を初めた頃、修行時代で経験しなっかた品物が
多々ありました。この未経験の仕事に取り組んできた事がその後の職人としての
自分にとってとても為になりました。
今でも取引している問屋さんですが、万筋(細かい縞)小紋の新反洗いが来て
水洗い後に型の継ぎ目の染色補正(色掛け)の後から染料がにじみ出し
これを当時の私は修正出来ずに弁償覚悟で謝りに行きました。
この問屋さんは一言「これは東京に出せば治るので、別に気にしなくてもいいですよ」と許していただきました。
この言葉をいただき、まだまだ未熟な自分に気付き今日まで精進していました。その結果今の自分なら修正できます。
今ではこの問屋さんの持ち込む仕事はどんなに難しい仕事がき来てもお引き受けれる様な自分に
なれました。今の自分がいるのも育ててくれた両親や仕事を教えてくれた師匠や難しい仕事を頂いた
問屋さん、お客様がいての自分です、また自分を支えてくれている家族といつもご加護を頂いている
ご先祖様に日々感謝感謝です。
私の20代の頃に大先輩の職人さんから言われたことですが
しみ抜きで遅くて綺麗は誰でも出来るが私は早くて綺麗な仕事をしている」
と言っていました。
自分の師匠も確かに仕事は早かったです。
先日行った講習会の中で講師の先生が言っていた事ですが
「しみ抜きの技術が同じ場合早い方が勝ちだ」
この先生の師匠方の言葉だそうです。
私自身が一番重視している事は根本解決です。
これは師匠のしみ抜きの原点が奥さんの振袖をしみ抜きに出した所
綺麗にしみは取れていたそうですが、数ヶ月後にしみ抜きした所が
経時変化で黄変化していたそうです。
先日のテレビドラマ「医龍」の中で主人公の朝田龍太郎が患者の術後の
経過を考え出来るだけ患者に負担の掛からない術式や治療法を考え実行していました。
とても共感が持てました。
私自身も、着物に携わり着物の気持ちを考え少しでも長持ちする方法を選択しています。
着物のクリーニングやしみ抜きは、
厚生働大臣認定一級染色補正技能士のいる。山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
休日 日曜 祝日
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