今回は、何の体裁もなく、あるサイトの記事をそのまま掲載します。
この文章を読めば、私の並べる百万言の与太話など何の価値もないからです。
きっかけは、ほっほさんの薦める映画「ルワンダの涙」でした。
人は、どこまで残酷になれるのか?
(つい昨日まで隣で暮らしていた同じ人間が)
欧米諸国を始め(日本も含め)先進国は、いつまで資源獲得のために(経済システム維持のため)
アフリカや第3世界から身勝手な搾取や憎しみの種を植え付ける民族の線引きを続けるのか?
また、つまらない言葉を並べてしまいました。
リアリズムは苦手だけど、上記のsessendoさんの記述には心が震える…
どうか、「古本屋の覚書」のsessendo様、勝手な引用をお許しください。
こちらもご覧ください。
http://onologue.tumblr.com/post/9580220705
http://onologue.tumblr.com/post/9580881161
女性たちは強姦され、子供を生まされ、エイズを感染(うつ)され、そして斬られ、火をつけられているのです。
しかも、敵の子供を生んだことによって、今度は身内からも暴力を振るわれています。
ベルギー、イギリス、フランスの覇権主義が起こした悲劇です。
書き込みまでして頂き感謝します。
ちょうど先日、ラース・フォン・トリアー監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の
衝撃に晒されたところでした。
改めて、sessendoさんのサイトを覗くと映画欄に記述を見つけ、
その確かな批評眼に驚いています。
これからもsessendoさんのサイトを参考にさせてもらいます。
張ってもらった画像、およびイスラエルの記事にも絶句。
パッションんでM・ギブソンがイエス・キリストを演じました。ゴルゴダの丘へ連行され、人々のために祈りつつ処刑される…。
五嶋純有さんの苦手な、激しい暴力描写や当時の言葉など徹底したリアリズムです。
純有さんの好きなリアリティならスティーブ・キング原作のデヴィッド・モースーが演じるキリストですね。
私の好きなサラ・ポーリが、主演女優で「あなたになら言える秘密のこと」と言う作品があります。
クロアチアの民族浄化の名のもとに大量虐殺と何万人もの女性がレイプされ強制的に妊娠させられました。
そのなかの一人の女性の愛と再生の物語です。
そして同じ制作総指揮のペドロ・アルモドバルとスタッフで作った「死ぬまでにしたい10のこと」
ストーリは、23歳の主婦アンは、ガンで余命2ヵ月と宣告された。彼女はそれを夫と娘たちにも明かさず、”死ぬまでにしたい10のこと”を書きだし、実行に移していきます。
淡々とした描写のなか、サラ・ポーリーが、目の前の死に対して前向きに生きるアンを好演してます。
特に心に残ったシーンは、今の夫とは学生結婚で、望まれて愛を受け入れ結婚したのですが、10の中の1つに自分の方から愛した人と一夜をともにするというシーンがあります。普通では、浮気です。
だけど、観ている私もすくわれました。
もちろんサラ・ポーリーのファンなのでホラー映画のドーン・オブ・ザ・デットもみてます。
ルワンダのフツ族によるツチ族の大量虐殺この時アメリカに逃げのびたツチ族の青年達がアメリカで仕事ができる能力をつけ再びルワンダに帰りフツ族に呼びかけて一緒に起業し協力していくというドキュメントをNHKで2.3年?前に放映していました。協力することにフツ族の方が、まだ抵抗はありました。
ツチ族の全てを乗り越えて行く勇気と祈りの力
そしてシンドラーのリストの白黒画面のラストシーンで生きのびたユダヤ人達が家族や仲間が眠っている墓に鎮魂の石を置きながら祈りをささげながらエンデイングになっていきます。
世界からこのような悲劇を無くすのは、やはり偏見のない世界中で共有できる教育だと思います。
命の尊厳、愛、感謝等本当に差別や搾取のない世界は作らなければなりません。
金と時間だけが人類の共通した価値観では、悲しすぎます。
最後に、五井昌久氏の「世界人類が平和でありますように」と言う言葉をささげます。
私が見た映画は「ホテル・ルワンダ」。
この映画は難民キャンプを目指すところで終わっています。
個人から人々へ・・・このような感覚が失われつつある我が国も考えねば成りません。
価値観の考え方を教えること。
この教育こそ原点だと思います。
こんな事を言う人がいることは、
花火事件、松の木事件、野菜事件等々
起こっている現実では十分に考えられるが・・・
津波被害と同じように人間被害にショック。
テレサの「富んで心貧しき人よ」の
言葉が改めて想い出される。
欧米の文学や芸術では、繰り返し神との対話や葛藤が描かれています。
私たち日本人には、どうしても理解の及ばないところですね。
カラマーゾフの兄弟の核心的な部分、「大審問官」においても、
異端審問の嵐吹き荒れるスペインの地に復活したキリストと
異端審問官との間に延々と対話が続きます。
そして復活したキリストを、また彼らは十字架に架けて葬るのです。
ほっほさん、鬼城さん、百姓モドキさん、私は教育において
人類が繰り返してきたジェノサイドが無くなるとは思えないのです。
第2次大戦以降でも、カンボジア、ボスニア、ルワンダ…
人は簡単にタガを外し集団ヒステリーの渦中に無自覚に巻き込まれています。
それは決して対岸の火事ではない。
つい最近の日本でも起こったではないですか。
イラク人質事件。
「自己責任」の名の下、官民あげての高遠さんたちへの眼を背けたくなるような誹謗中傷の嵐。
(人格崩壊まで追い込んだ)
日本人のほとんどを巻き込んだ集団リンチでした。
私たちは、単純なレトリックに乗って無意識の内に簡単にタガを外してしまうのです。
流言飛語が短時間で飛び交うインターネットの時代だからこそ、
より自分たちの言動には自覚的でありたいと思っています。
「キャリー」「シャイニング」「ミザリ」「痩せてゆく男」「黙秘」「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」「グリーン・マイル」等の作品は、キリスト教の七つの大罪「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」をテーマに書かれてます。
アメリカでは、ベストセラー作家です。
宗教が、殆ど仏教の日本では、今一つ評価は、?ですね。
人は、物心がつく頃から親や、兄、姉から真っ白い心に良きにつけ、悪しきにつけ、洗脳や刷りこみをされます。自分より大きくて強いから言われる事は、絶対です。
ホロコースト・ジェノサイド・民族浄化・七つの大罪・自然淘汰等と言う言葉を作りその裏で
悪魔の仕業とか言いらがら犯罪を既成事実化していきます。
旧約聖書で言われるように本当に民族と、言葉を分け争いの種を蒔いたのでしょうか?
旧約聖書の物語だから絶対ですか。
教育とは、ランスケさんそうゆものですか。
哲学は、素晴らしい生きて行くための知恵です。
愚かで素晴らしい人間を救えるのは宗教です。
マルクス・レーニン主義にしても非常に素晴らしい思想です。
人間の心を解き放つべき宗教がいつの間にか人間を縛り搾取する教団となります。
マルクス・レーニンの思想も国家と既得権がある官僚や政治家が利用すると国民から色々なもの搾取したり兵隊を作る道具になり果ててしまいます。
戦争や、人殺しや、差別、搾取のない世界を作るためには、教育(洗脳)し直すことしかないと思います。
人間に与えられた特権は選択の自由です。
どうにでも変われるのです。
心構えを変えて共存・共栄の平和への道を選ぶことはできないでしょうか。
この監督は、いつも結末が衝撃的ですね。
かなり脱力しています。
ちょっと言葉を探すことができない…
ほっほさん、昼間に電話で話したように、この問題は答えを急いでも堂々巡りです。
そして、あなたの言うように、人間の抑制の効かない暴力衝動の伝播を、
そのまま甘受することは避けたい。
(あたかも運命論者のように)
そして人間同様に社会生活を営む蟻や蜂の生態の中にヒントがあるような気がします?