はるかな日、きのう今日

毎月書いているエッセイ、身辺雑記を掲載

今月の便り(2017年4月)

2017-04-30 09:03:59 | エッセイ・身辺雑記
今月の便り(2017年4月)
 東京には遅れはしましたが、サクラが咲きました。サクラだけでなくいろいろの花が咲き春となりました。
 4月4日
 私たちの結婚60年と私の米寿の記念にと作った『詩と文 春はうらうら』が出来上がり印刷会社から70冊を持ってきてくれました。前に作ったエッセイ集と同じ装丁にしてくれたというきれいな本。明日4月5日を前にグッドタイミングでした。
 4月7日
 例年どおり町内会の花見でしたが生憎朝から雨。合羽を着て自転車で出かけると顔馴染は去年も雨だったなあと笑いますが間もなく止みました。境内のサクラは満開です。お花見の会場は神社の社務所で、お弁当、それにお酒やビールで皆さんよく飲みよくしゃべります。昼食のあとはクイズ大会、レイクレーションリーダーがいろいろな問題をだしますが、私は2問を正解して景品二つ、その後のビンゴゲームでも景品をゲット。帰りに薄日も誘うというお天気になりました。
 4月11日
 草津市コミュニティー事業団の広報誌「コミュニティーくさつ」6月号の編集会議。事業団が用意していたテーマもありましたが、子どもの事故が多いことから「社会で子どもを守る」に決まり、いろいろな事例やエピソードが紹介されましたが、いつものように事業団でこのテーマについてさらに検討し、取材先を考えてくれることになりました。いつものように脱線(孤独死やトイレでの失敗まで)していましたが楽しい一時でした。
 4月12日
 エッセイサークルの例会の日、Mさんはゴーヤを植えたくて早々と種を蒔いた日までのエピソードを披露。Nさんは毎月の仏事の様子を書き、その心境を述べていましたが私のような不信心なものにはとても近づけない心境です。Iさんは特殊詐欺のメールが入ってきて交番の巡査に相談したという日のことを書いていましたが、オレオレ詐欺の話やコンビニの店員の機転で防げたとい結末までなかなかの構成。海外での仕事が多かったAさんが日本を前にやむなく泊まった香港の宿とやっと乗った便で帰国したという紀行文。Iさんは教育勅語にふれ、日本の右傾化を憂えていました。Nさんは高校と大学を受験する二人の孫の合格祈願のために参拝した平安神宮での様子とその心境を。KさんとNさんは作品なし。
 サークルのマネージャーNさんから来月の小旅行についての説明がありました。例年の行事ですが今年も晴れるようにと念じています。
 4月16日
 この日は市の一斉清掃の日。わが家のそばにある大きな側溝には近所の男たちがスコップを手に溜まった泥を投げ上げ、女性陣がその泥を所定の場所に運びます。私もかつては長靴をはいて入っての仕事をしていましたが、それもきついので駐車場の掃除や刈り取った木の始末など軽作業に従事。
4月19日
 咲く19日には大阪ヒルトンホテルでのアステラス製薬社友会の大阪支部総会に出席してきました(付き添い付きで)。出席者は三百何十人だとかと言っていました。アステラス製薬の社長の挨拶(何だか天文学的な数字と薬の名前!)のほか長寿のお祝い、記念品の授与があり(米寿は私を含め14人、出席者9人)記念撮影と立食パーティー。かつての同僚から声をかけられて食べる暇もないほど、懐かしい面々に会えてうれしいこと。持っていった本『春はうらうら』は三人に渡せました。びっくりしたのは大阪の変貌、大阪駅などどこがどこだか分からないほどでした。何十年ぶりかのツアーを無事終えてきました。
4月25日
 弟の友人が車で送り迎えをしてくれて大津へ。弟が出版記念のパーティーを開いてくれました。裏山に案内されると弟が開いた畑、シャガの花園、八重桜の大木、絶え間ないウグイスの声、眼下には大津の市街地、一面に広がるびわ湖を満喫した後、弟自慢の山菜料理やこれもご自慢の鮒寿司とたくさんのご馳走を頂きながら懐旧談、世間話と時間を忘れる楽しさです。茨木の義妹も来ていて久しぶりに会いました。帰途にはお墓まいりと充実した一日でした。
[今月の本]
 本川達雄『ウニはすごい バッタもすごい デザインの生物学』中公新書、中央公論新社、2017年
 買ったばかりですあまり読み進んでいませんが、これから先が楽しみ、ワクワクしています。第一章のサンゴ礁と共生の世界―刺胞動物門ではかなり専門的な話題を取り上げていますが、分かり易く読めます。特に褐虫藻との共生やサンゴ礁の白色化についての記述は自然の妙に感服するばかり。この続きは来月紹介します。

 春の日が進むのは早く、もう月末?という感じです。今度出版した『春はうらうら』には好意に満ちた批評を頂くなど嬉しい日々です。間もなく5月の連休です。無職の私はいつものように暇ですが、皆さんはいろいろな楽しみがあることでしょう。では、また来月。

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