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【209】不本意ながら喫茶店で働いている

 〈船乗りヴェルツル〉の七巻【201】は、喫茶店に入っても「バーボン【223】」としか言えないのでコーヒー【133】を飲むには苦労するのだが、その様子から彼を本だと気づいたマスター・クシシトフが、喫茶店によくいるぶつぶつと独り言を呟いている男【224】が不足しているので働いてくれないかと依頼すると、「俺をはめやがったな」と七巻は承諾し、毎日喫茶店で誰に聞かれるでもなくぶつぶつと物語りながら、たまには如実に物語ってみたいものだとほのかに願うのだった。

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【201】船乗りヴェルツルの第七巻

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