鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

多摩動物公園行きのこと

2006年05月06日 | 記録と記憶……実車あれこれ
実家まで行ったことをご報告しましたが、
あまりにも寂しいので、
旧作からひとつ、お話しを。

グリーンマックスのキットをもとに組み立てた、京王5000系「コアラ号」です。

コアラの一般公開初日は、昭和59(1984)年11月20日のことでした。
日本でコアラが公開されるのは、ここ多摩のほかに全国で2つの動物園だけ。
すでに、公開前からお祭り騒ぎになっていました。
京王の準備も怠りなく……。
19日の深夜に「コアラ号」は動物園線を往復し始めたのです。
余談ながら、その前日18日に京王線最後のグリーン車2010系がお別れ運転をしています。

なんともはや、びっくりしました。
あちこちにコアラのシールを貼った8輌編成。
車内の広告もすべてコアラとオーストラリア・ニューサウスウェールズ州のこと一色。
州知事の挨拶もあったように思います。

「コアラ号」になったのは5000系の5714編成と5717編成です。
このほか、5718編成も予備車として「コアラ号」になりましたが、
じっさいに動物園線で走ったことは少なく、本線の各停で走っていました。
6000系にも4編成ほどがあって、日曜日の直通急行には優先的に充当されていました。
これら「コアラ号」は、広告の貸切こそ1か月ぐらいで終わりましたが、
車体の装飾は翌年のゴールデンウィークあけまでそのままで走り続けました。

もう、21年もむかしの話しになってしまったんですね。

この模型が完成したのは、去年の2月のことです。
それと相前後して、動物園で1頭のコアラが亡くなりました。その名は、タムタム。
1984年に来日した第一陣で、多摩に来た7頭のうちの最後の生き残り。

さびしかったですねえ。
模型を作っている少し前に動物園へ行き、
「おお、まだ生きていたんだ!」
と再会を喜んだものですから、その想いはひとしおでした。

ところで、いま動物園線では6722編成がいろいろな動物のステッカーを貼って、
日々活躍していることは、ご存じのかたも少なくないと思います。
また、多摩動物公園駅にある「京王れーるランド」には、この電車の模型が走っているとか。

おそるべし。京王れーるランド。
そして、いつかはわたしも作らねば。
並べてやるのですよ。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アクセント (N’EX)
2006-05-06 22:02:24
こんばんは。私も昔は京王ファン(残念ながら今は違いますが・・・)。懐かしく拝見致しました。5000系がはばを効かせて、カッコよかったです。しかし、この5000系もなんか、カッコいい?あっ、電連の後ろにちゃんと配線が付いている!他の細部も違っている様な・・・・・?
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いいでしょ、この配線 (とりのさんぽ@管理人)
2006-05-06 22:59:58
N’EXさん、いらっしゃいませ。



この5000系は、床下機器いろいろ調べてつくってみたものです。

いやはや、クーラーだけでなく床下機器配置にも鬼のような七変化が。

もっと写真を撮っておけばよかったと、いまになって思います。
返信する
京王といえば (信州無宿)
2006-05-07 01:23:29
まいど、

私にとっての京王線は髭付きラインの5000系非冷房。

子供の頃コレに乗って良く高尾山に行った物です。
返信する
赤ひげ (とりのさんぽ@管理人)
2006-05-08 00:25:58
信州無宿さんもいらっしゃいませ。

わたしは、ぎりぎりでひげ付きの5000系に出会えなかった世代です。

なんとなく、幼いころに見たような気もするのですが、

調べていくと2歳とか2歳半とかになってしまうので、

いくらなんでもそれは違うのではないかと。

グリマの京王5000系は、まだいくつか抱え込んでいるので、

ひとつくらいはひげ付きにしたいですが、いつの日か?



そういえば、東武ED5060の写真についてのお申し出、

ありがとうございます。遅くなってごめんなさい。

こちらも、いつの日になるか見当すらたちません……。
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