そんな日のこと。

いらっしゃい。

月に寄りそう乙女の作法やってます(ユルシュール編)

2013-11-04 23:57:51 | 月に寄りそう乙女の作法
月に寄りそう乙女の作法やってます
最初はユルシュールさんからですね
(ネタバレしてるんで注意です)

ユルシュール・フルール・ジャンメール(通称ユーシェ)について・・・

名前の頭文字をとると、なんか銀行みたいな名前みたいですね・・・

えー、本作の舞台の一つであるフィリア女学院に通う外国人で出身はスイス
金髪縦ロールと芸術的な体型が特徴的な方ですね

同じく本作のヒロインで、主人公の大蔵遊星(なんか銀行に関係していそうな名前ですね・・・)が女装して仕える事となる
桜小路ルナ(なんか銀行みたいな苗字ですね・・・)とは古い友人で学院に通うために、ルナさんの家に住むことになります
(因みに、遊星が妹のりそな(なんか銀行みたいな名前ですね・・・)にプロデュースされて、女装した姿は「小倉朝日」と呼ばれることになります。なんか銀行みたいな名前ですね・・・)

遥か遠くに住む人物ながら、居住を許されたとの事なので二人の仲は大変良い・・・と思いきや
見かけはそうでもないようで、お互いを服飾デザインに関する好敵手と認識し、常に火花を散らしあう間柄だったりします

火花を散らすといっても、敵意むき出しの険悪なものではなく、
互いの実力を認め合った上での力比べといった様相なので、お互いに負の感情は抱いて無いようですね

特にルナさんは日本に不慣れなユーシェさんの為に、いろいろ面倒を見てあげていて
語尾に「~ですわ」「~ですの」とつけるのが正しいと教える
笑うときは「オーホッホ」と高らかに笑うのが正しいと教える等と言った日本語講座から
日本の食文化である「納豆」「明太子」を(予備知識無しで)食べさせてあげたり
電車に素足で乗ったり、初対面の男性に「二万でどう?」と言うのが日本流と教える等と教育熱心

そして、友人の為にとユーシェさんのペットに「モトカレ」「ネトラレ」「ボテバラ」と名づけてあげるなど
ルナさんの優しさが垣間見えることが多いですね・・・

・・・

・・・ほ、本当に憎しみは無いですよね・・・?お優しいルナ様・・・?

ちなみに、ユーシェさんは上記のことを真実として捉えていて、全て実行していたりします
素直すぎるのも考え物だと思うんだ

性格は上記の通りとても素直な人なので、金髪縦ロール固有の性格である「高慢」「高飛車」「尊大」が「アホの子」としてのスパイスになっているので
嫌味な感じが全くしないのが高ポイントですね。堂々とした態度で間違った道を突き進む姿はある意味立派です
(因みに「アホの子」は、公式設定(セーブ画面にて確認)のようで・・・ユーシェェ・・・)

また、誇り高くファッションのデザインについて全く妥協しない職人気質なところも好感が持てますね
ルナさんとユーシェさんはライバル関係といっても、正直実力的には横綱(ルナ)と小結(ユーシェ)くらいの差があるので
本編でも悉くルナさんに返り討ちに遭うのですが、それでも腐る所か、(表向きは)余裕を持って前を向き続ける高貴さは貴族の血が流れる故にか

ルナという「山」を前にしても、搦め手を使うわけでも、登山を断念するわけでもなく真正面から踏破しようとする姿はぐっと来るものがありました
ひたすらに努力を重ねる様は愚直と思うことも出来ますが、私はそんなユーシェさんが大好きです

そんな、ユーシェさんですが、やはり年端も行かぬ少女と言うこともあり、常に余裕を振りまくことは難しいようで
ルナさんに敗れた時は自室で人目を忍んで嗚咽を漏らすなど弱さを露呈してしまうこともあります
普段の姿から想像できない、いじらしい姿の破壊力は半端ありません
畜生!これがギャップ萌えかっ!

因みに終盤でも涙を流すのですが
そちらは感涙なので、悲喜共に涙を流す結構涙脆い子なのかもしれません
これが「貴族」という殻をとった素のユーシェなのかもしれないですね

個人的本作№1キャラクター、ルナ編も終わった現状総合的にはルナさんのほうが上なのですが
心情的にユーシェさんを応援したいのでこの順位
衣遠兄様(なんか銀行みたいな名前ですね・・・)に愚物扱いされそうですね・・・

因みにスカートめくられ担当は彼女(と遊星)だったり
モトカレ「お姉ちゃんピンクだね」

シナリオについて・・・
序盤はユーシェさんとルナ様の出会いが語られた後に
本作の最終イベントである「フィリア・クリスマス・コレクション」(一年を総括する衣装コンテスト)
で発表するデザイン選考でユーシェさんがルナさんに敗北を喫する流れになります

序盤からライバル関係にある二人ですが、ここでは今の関係になるまでが語られます
簡単に説明すると、ユーシェさんがスイスの服飾学校にいた頃、
親切心から自分の作品だといってデザインの勉強をし始めたルナさんのデザイン画を先生に見せたところ
それが自分の作品以上に評価されてしまい、ルナさんに強烈な対抗心を抱き、日本に乗り込んできたと言うものでした

この頃からユーシェさんはルナさんに追いつこうと努力の鬼と化しているのですが、ルナさんも努力する天才というどうしようもない相手なので
苦戦の連続、実際に欧州の出来事を一敗とすると、共通ルートでのクワルツ賞で二敗、そして、フィリアコレクションでのデザイン選考で三敗と負け続けてしまいます
三敗目でのベッドに突っ伏して涙するユーシェさんの姿はやるせないものを感じましたね・・・

その姿に遊星も感じるものがあったのか、自分との境遇に重ね合わせたのか、本腰を入れて遊星がユーシェさんのサポートにつくようになります
ただ、センスある遊星でも二束のわらじは履きこなせないようで、ルナさんのフィリアコレクション用の衣装作成に遅れが出始めることに・・・

因みにこのあたりからユーシェさんが遊星に甘え始めるように・・・ビバギャップ萌え

中盤は、フィリアコレクションの前哨戦として、ユーシェさんが文化祭のコンペにデザイン画を出品したものの
実はそれに、ルナさんも出品していてそこでも敗北を喫してしまう展開になります

三敗目以降ユーシェ、遊星互いに努力しあい、「これだ」と思えるデザインも出るようになるなど、努力が実りつつある中
それでも打ち破ることが叶わなかったルナという厚い壁の前に流石のユーシェさんもプライドが折れてしまい
デザインをやめる一歩手前まで思い込んでしまうのですが、遊星がすかさず
「ルナ様の十倍デザイン画を描けば勝負になる、二人で努力しましょう」
とフォローに入ることに

その言葉の前に、今までユーシェさんを支えてきた「プライド」の代わりに「遊星」を支えとしてデザインの道を歩むことを決意
デザインの技術と同時に育んできた二人の想いがここで結実
見事恋仲になり口付けを交わすのですが、この場面をルナさんに見られてしまい
「衣装製作の遅れはユーシェ肩入れしていたからか」的な叱責を受け、共同作業からはずされてしまう事に

途方に暮れる二人を前にして、ルナさんが
「フィリアコレクションに向けて衣装を作れ、そこで白黒付けよう」
と言う流れに、二人は最後の決戦に向け衣装作成に取り掛かることになります

・・・なにこの熱い流れ、面白すぎてエンターキーが止まりませんでした

そして終盤
衣遠兄様のちょっかいもあり、フィリアコレクションでルナさんに負けたら退学という大事にまで話が膨らんでしまった中
ユーシェさんが、仲間達から自分の長所を述べるよう懇願する等、プライドを捨て去った行動をとり
その甲斐あり、自分の良さ、自分の個性、そして途方も無い努力を混ぜ合わせて昇華させた至高のデザイン画が、時間ぎりぎりながら遂に完成
それを、遊星が最高の技術を持って衣装を完成させる流れになります

これだけでも劇熱ですが、これでは「一押し足りないかもしれない」と考えた遊星が
スイスの国花「エーデルワイス」(の様なもの)の生花をドレスにあしらうという奇策を考案
入手しにくい花とあって、コンテストぎりぎりになるものの無事に届き
エーデルワイスを纏ったユーシェさんが舞台に向かうことに

見事その意匠が観客の心を掴み、大喝采に
愚物扱いしてきた兄すら翻意させ、二人の最後の大勝負で見事ルナさんに勝利するのでした・・・

いや、ホント天晴れなシナリオでした
ここまで先が見たくなるシナリオは久々でしたね

ライバルと競う系のものは、ライバルの設定も重要だと個人的に考えていて
相手が目立ちすぎたり、逆に薄すぎたり、また下衆すぎたりすると萎えるのですが(名前を出して申し訳ないのですが「ワルキューレロマンツェ」のリサ編等)
このシナリオはライバルが好感をもてるメインヒロイン、ルナなので
不快または萎えることが一切なかったのが高ポイントでした

ユーシェの最後の泣き顔は、本当に祝福できるものでした
おめでとう、ユルシュール!

因みにエーデルワイスの花言葉は
「尊い思い出」「大切な思い出」「勇気」「忍耐」
過去の敗北を糧に、気の遠くなる努力を重ね、臆することなくステージに立ったユーシェさんらしい花かもしれないですね

気になったところについて・・・
ユーシェの家庭内不和がここでは明かされなかったことと
ユーシェさんがスイスで日本語丸出しだったことくらいでしょうか
大きな問題はありませんね

エロシーンについて・・・
私の大好物クンニが出てきたのでそれだけで大満足
・・・なのですが、他の18禁に比べると少々エロさが弱いかもしれません・・・

ユーシェさんについてはこんなところですね
げぇ・・・四千文字超えてる・・・
今までの最高記録かも・・・もう少し短くしましょうかねぇ・・・

それでは今回はこの辺で

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