旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

おわら風の盆2024 其の四

2024-09-18 19:35:58 | おわら風の盆

聞名寺の坂道を「今町支部」が上って来た

 

三味線が出を弾きゃ 太鼓がドンと鳴る 手拍子揃えて おわらにしょまいかいね

 

八尾おわらを しみじみ聞けば むかし山風 オワラ 草の声

 

越中に秋が一歩をしるす二百十日
  

三越路の 中の越路で見せたいものは 黒部 立山 蜃気楼 蛍烏賊

 

余所で聴けないものは 本場八尾のおわらの オワラ 節のあや
  

台風シーズンのこの時期に

 

八尾の人々はこの行事を行う

 

台風や大雨によって農作物に被害が出ぬように

 

人々は三日三晩を踊りあかす

 

二百十日に 風さえ吹かにゃ 早稲の米喰うて オワラ 踊ります

 

城ヶ山から 礫を投げた  恋の思案の オワラ 紙礫

 

花咲いて 幾度眺めた あの海山の 色に迷わぬ オワラ 人はない

 

風の盆で唄われるおわら節は粋な恋のバラード

 

月が隠れりゃ また手をつなぐ 揺れる釣橋 オワラ 恋の橋

2024年9月 富山県富山市

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おわら風の盆2024 其の三

2024-09-14 22:31:43 | おわら風の盆

時刻は夜の9時

 

各支部の公式行事は佳境を迎え

 

取り囲む観客で混雑を極める

 

東町の町流しに遭遇した

 

東町の町筋は道幅が広く、藩政期には大店が並び旦那町とも呼ばれた

 

声は自慢よ 江尻の声よ 小原 名のある 八尾の街に

 

東町の唄と踊りは品があることで定評がある

 

唄で濡れたか 夜露を着たか 鬢がほつれた オワラ 風の盆

 

「おわら資料館」の前を地方衆が通り過ぎる

 

女踊りの衣裳は淡い鶯色、帯は他支部と異なり金銀黒の市松模様でお嬢様風

 

花咲いて 幾度眺めた あの海山の 色に迷わぬ オワラ 人はない

 

「おわら資料館」前の東町と西町をつなぐ脇道の途中に

 

明治の建物を改装した古民家料理店「にしの茶屋」があります

 

玄関前で行われる花打ち演舞、店前の通りは石畳となっており、おわらには最高の舞台

 

八尾よいとこ おわらの出たとこ 蕎麦は名物 良い紙たんと出る

2024年9月 富山県富山市

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おわら風の盆2024 其の二

2024-09-12 20:47:13 | おわら風の盆

「エンナカの水音」と「おわら風の盆」は「日本の音風景百選」に選ばれている

 

野積川の水は東新町の最上部に流れ落ちる

 

陽が沈むと雪洞に灯が入り風の盆の舞台が整う

 

手っ甲脚絆に 紅緒の襷 可愛いやな早乙女 オワラ 風の盆

 

東新町の町流しが始まった

 

坂の町の一番上、世帯数の少ない小さな支部

 

橋になりたや 京で名高き 一条二条三条四条の次なる 五条の橋に
  

牛若さんのよな 不思議な殿御を連れ行き 花見に オワラ 通わせる

 

踊り衣裳にも描かれた折り鶴の髪飾りが女らしさを引き立てる

 

奥山の 滝に打たれて あの岩の穴 

 

いつほれたともなく オワラ 深くなる

 

10年以上前の情景ではあるが・・

 

風の盆の期間中は東新町通りの真ん中に茣蓙を敷き詰め

 

酒を酌み交わし、自然発生的に踊りの輪ができていた 最近は見かけなくなってしまった

 

雨の心配がなくなった諏訪町通りは人で溢れ返る

 

脇道に逃れ町流しを探そう

2024年9月 富山県富山市

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おわら風の盆2024 其の一

2024-09-09 21:46:34 | おわら風の盆

八尾八尾と 皆行きたがる   

 

  中学生による花打ち演舞です

 

二百十日に 風さえ吹かにゃ 早稲の米喰うて オワラ 踊ります  風よりも雨が問題だ

 

春風吹こうが 秋風吹こうが 

 

おわらの恋風 身についてならない

 

艶やかなピンクの踊り衣裳は西新町青年女子

 

見たさ逢いたさ 思いが募る

 

おわらのご先生ちゃ あんたのことかいね 

 

イケメン青年男子の登場だ

 

雨上がりのおわら

 

唄の町だよ 八尾の町は 唄で糸取る オワラ 桑も摘む

 

春風吹こうが 秋風吹こうが 

 

おわらの恋風 身についてならない

 

美しい女性の四季踊り

 

舞台用に振付された所作が艶やか

 

おわら踊りの 笠着てござれ 

 

忍ぶ夜道は オワラ 月明かり

 

新屋敷踊りと呼ばれる男踊り

 

勇壮で切れ味鋭く

 

まるで空手の型を見るようだ

 

素朴で直線的な力強さ

 

仰ぎの手

 

石投げの手

2024年9月 富山県富山市

コメント (4)
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おわら風の盆2024 序章

2024-09-08 19:51:00 | おわら風の盆

高山駅に停車中の最新鋭HC85系の特急「ひだ」 臨時特急「おわら」として富山まで行ってくれないかな・・

 

寅さんにはこちらのキハ120系軽快気動車が似合っております

 

猪谷を出て神通川に架かる鉄橋を渡れば間もなく笹津

 

井田川の鉄橋を渡れば越中八尾だが・・

 

このままスルーして富山駅へ

 

LRTが走る富山の町

 

愛称は「ポートラム」

 

富山駅前で「ゲジデジさん」と「祭りバカさん」と合流

 

富山の海鮮料理とビール片手におわら作戦会議(笑)

 

夕方には天気が回復する予報だが、本当に大丈夫かね・・ 八尾の天気は気まぐれだから分からんよ~

 

台風10号から変わった熱帯低気圧の影響で八尾は雨模様

 

夕方6時頃には雨が止む予報・・ そして、予報通り雨は止んだ 酔芙蓉が美しい

 

よーし! やろまいか!

 

来られた来られた~ ようこそ来られた~ 来られぬ中から~ ようこそ来られた~

2024年9月 富山県富山市

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