10月の三連休初日は子供歌舞伎見物です。
江戸から明治にかけて美濃地方では地芝居が盛んに行なわれており各地に芝居小屋が建てられた。
「村国座」は往時の貴重な文化遺産であり、国指定重要有形民族文化財の芝居小屋。
そんな由緒ある芝居小屋で村国神社奉納歌舞伎として子供歌舞伎が上演されます。
まずは、お目出度い三番叟から。
そして最初の演目は 白虎隊秘聞「飯森山時雨」
伝統の歌舞伎演目とは違った歴史舞台劇。
筋書は戊辰戦争の会津における白虎隊の悲劇を扱った演目で分かりやすい。
今回は子供歌舞伎通で名高いゲジデジ通信のdendoroubikさんと揃っての鑑賞です。
午後3時から始まった公演は年少者の舞台踊りを交え、夜の8時頃まで続きます。
この日のために夏休み中も稽古に励んでまいりました。
さて「村国座」の舞台は下手に本花道と上手に仮花道を備えた本格的なもの。
舞台中央は廻り舞台構造となっており、農村舞台群のなかで最大の規模を誇るそうだ。
立派な舞台上では子供役者たちの熱演が続いております。
楽しきは秋の夜長の芝居浮かれ、次は伝統の歌舞伎が始まります。
2016年10月 岐阜県各務原市