ポエム・ポエム・ポエム ～夜陰編～ ＝詩は……＝

詩は、素敵なものであるべし。 詩は、美しいものであるべし。 . . . 本文を読む

敬愛する 芥川龍之介 を語る （九）

芥川は、確かに当時の人たちよりは一歩抜きんでた近代人だった。そこにも彼の悲劇が存在しているのではなかろうか。そしてそれは、漱石にもつながるものであり、そこに芥川の、漱石よりの人格影響がうかがえる。唯、漱石には前にも述べた核があり、芥川にはそれがなかったということである。 . . . 本文を読む

敬愛する 芥川龍之介 を語る （八）

芥川の内面の苦しみは、そんな初期の頃の『蜜柑』のような心境を、だんだん許さなくなってきた。後期の作品には、もう「軽やかさ・若々しさ・初々しい感傷」は消えてしまった。 『河童』という作品により、このような娑婆苦に苦しめられている自分自身の姿を描き、厭世的傾向を表した。 . . . 本文を読む

狂い人の世界 ［第一章：少年Ａ］ (十六)

神　＝ そうかね。少女は、己を取り戻し始めたのかね。 閻魔＝ はい、その通りでございます。 . . . 本文を読む

敬愛する 芥川龍之介 を語る （七）

芥川を追い越した作家と称されている三島由紀夫は、芥川のことをこう受け取っている。 . . . 本文を読む

春先の、あちこち美術館巡り ～皇居&東京都・三菱１号館美術館巡り～ （二）

店を出て右に曲がり、すぐに上野公園前交番がありました。 そして隣にある坂を上り公園内へ。 . . . 本文を読む

敬愛する 芥川龍之介 を語る (六)

ところで、芥川の作品を実際に読んでみて最初に驚くのは、作品の趣向の違いである。 芥川は、殆ど一作毎にそれを変えた。 . . . 本文を読む

ポエム・ポエム・ポエム ～夜陰編～ ＝パープルレイン＝

それは紫色の　雨のふる朝 冷たい風に吹かれて さ迷う落ち葉のように . . . 本文を読む

敬愛する 芥川龍之介 を語る （五）

それに反して、よく比較されるところの志賀直哉は、客観的な中に物ごとを見つめた人である。 . . . 本文を読む

敬愛する 芥川龍之介 を語る （四）

しかし文壇は、世間とは違った面から彼の仕事を批判した。 文壇は、芥川の生活に「都会的な処世術の過剰を認め、彼の作品中にディレッタント的現実避難を見つけた」とある。 . . . 本文を読む