昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ごめんね…… (三)

2017-12-19 09:15:47 | 小説
一人取り残された私は、人ごみをかき分けてまで追いかける気にならずに、傍らの玉垣に腰をかけた。 「あゝ、悪いんだ。罰が当たるよ!」  りんご飴を、さも愛おしそうに舐めながら、彼女が戻ってきた。 「ねえ。あっちにね、お化け屋敷があるの。入ってみない?」 . . . 本文を読む

ごめんね…… (二)

2017-12-17 13:38:18 | 小説
次回より、火曜日に更新することにしました。アクセス数の動きを見ていると、火曜日に多く訪問してもらっているようなので。-------  私にとっての祭りの一番は、何と言っても見世物小屋だ。 全国の祭りを求めて渡り歩いているそれが、私にはとても懐かしいものになっている。 . . . 本文を読む

ごめんね…… (一)

2017-12-09 18:52:40 | 小説
申し訳ありませんでした、タイトルと作品が違っていました。改めて、始めからスタートします。 うだるような猛暑に襲われた今年の夏も、お盆の休みに入った途端に、その力を衰えさせ始めた。 日中の暑さは変わらぬものの、陽が落ちてからの気温は凌ぎ易くなってきた。 通りを吹き抜ける風にも、涼感が感じられる。 . . . 本文を読む

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