静かな朝でした。
いつもの、ガーゴーという洗濯機を回す音もせずでした。
公園でのグランドゴルフでの嬌声も聞こえずでした。
そしてそしてなにより、通勤バスのがなり立てる(運転手さん、ごめんよ)「JR岐阜駅行きでーす」という声も聞こえずでした。
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[ もしも彼が生きながらえていたら… ]
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貴子は彼に声をかけてくれるが、真理子は貴子だけに話しかけている。
外国人に取り囲まれてしまった彼、群衆の中でひとり毛色の違う彼、飛び交う言葉がまるで理解できない彼。 . . . 本文を読む
[ もしも彼が生きながらえていたら… ]
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やがて照明が落ちて暗くなり映像が天井に映り始めた。まず北極星の位置説明があり、「北東に高く見える北斗七星の杖のカーブをそのままのばすと、東の空にオレンジ色の星が見つかります。これが、アークトゥルスで、うしかい座の星です。そのカーブをさらにのばしていくと、おとめ座の白い星のスピカまでたどれます。 . . . 本文を読む
結論から言うと、間に合いませんでした。
スカイビルの敷地に辿り着いたとき、無常にも目の前をバスが通り過ぎていきます。
両手をあげて運転手にアピールしますが、止まってくれるはずもありません。 . . . 本文を読む
駅ビルと向かい合わせのビル内にあるお店で、コーヒーとシンプルバーガーのセットを頂きました。
味ですか? さあ……
兎に角お腹が空いていたので、早くできるものをと考えただけで、しかもパクつきましたので、味はどうだったか……。 . . . 本文を読む