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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その221 『鎌倉紅葉散策・長寿寺』 その8

2017年12月03日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
散歩しながら建長寺方面へ歩いていると、右側に階段があり山門前に人が並んでいます。
とりあえず覗いてみようかと思い、階段を上ってみました。
これが大正解でした。



なんと、季節限定、週末限定で公開される鎌倉の隠れスポット、『長寿寺』です。
足利尊氏ゆかりのお寺のようです。
境内が混雑しないように、入場制限をしていましたが、5分ほどで入場できました。



長寿寺は、神臨済宗建長寺派の寺院で、山号は宝亀山のため、正式名称は「宝亀山 長壽寺」です。



足利尊氏の四男で、初代鎌倉公方の足利基氏の創建です。
順路に沿って歩くと、木漏れ日を浴びた紅葉の間から、本堂が見えます。



観音堂です。
長寿寺の観音堂は、奈良県にある円成寺にあった室町時代建立の多宝塔を大正時代に移築したものです。
観音堂の左右に真っ赤なカエデと黄色いイチョウの両方を見ることができます。



写真は撮れませんが、内部には以前の本尊である観音菩薩が祀られています。
当初は観音堂が本堂で、右に開山の古先印元坐像、左手に足利尊氏坐像が祀られています。



観音堂横の紅葉は深紅の色鮮やかな紅葉です。



境内の苔庭のほぼ中央に、カエルの親子が日光浴をしています。



山すそを少し上り、裏山から本堂を見下ろす紅葉も素晴らしいです。



境内を見ることができる季節と曜日が限定されているため、あまり知られていない鎌倉の穴場紅葉スポットです。
境内の手入れも完璧で、方丈周辺の見事な紅葉も映えます。



足利尊氏は長寿寺と縁が深く、長寿寺の寺名は尊氏の関東での法名「長寿寺殿」から付けられたと伝えられています。



続く.........................................................。