野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

妻・再入所後の容態(74)

2017-02-26 15:22:40 | 健康・病気

                                      最近の妻の病状(130)

 妻の病状を記すこと130回目となった。当初はある程度まとめて記してきたが、最近は面会の度に書くようになっている。

 今日(2/26)は日曜日なので、いつものように2週間ぶりに次男とともに妻の許へ。

 以前はスタッフの方に腕を支えられて歩いてきたものだが、最近は完全にスタスタと一人で歩き、スタッフの方はそれを見守りながらすぐ後ろについて来るようになった。

 このように、身体的には元気そのものだが、脳力のほうは徐々に低下しているように思われる。
 今回も自分の誕生日ですから思い出せず、今日は日曜日なのは承知していても何日かまではわからない。日曜と分かるのはテレビで「のど自慢」をやっているからであろう。

 突然、「明日はお風呂の日だ」と言ったので、「お風呂入るの好き?」と訊くと「入ったことない!」と矛盾した答えが返ってくる始末である。

 かように、会話らしい会話は成り立たないので、勢い、いつものルーチン(フルーツゼリーとニッバチ)で場を持たせることになる。 
 ニッバチでは、1か月ぶりに妻が1位となり、ご機嫌だったが、それも明日になれば忘れてしまうことであろう。それどころか、我々が今日訪ねてきたことすら忘れてしまうのであろう。哀しいことではあるが、今現在を幸せに感じてくれるのであれは、良しとせざるを得まい。

 ホールへ連れ帰り、顔見知りのS看護師が妻のため「カラオケ」をかけてくれたのを見届け、別れを告げた。

                                      以上

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妻・再入所後の容態(73)

2017-02-12 14:42:58 | 健康・病気

                                                   最近の妻の病状(129)

 今日(2/12)は日曜日なので、いつものように2週間ぶりに次男とともに妻の許へ。

 ふと見ると施設の入り口のところにお雛様が飾ってあり、そういえば、もうすぐ桃の節句であることに気付いた。

 妻は、次男が来るときは日曜日だということは頭に入っているらしく、次男の顔を見るなり、「今日は日曜日ね」と言った。
 そればかりか、「今日は何日かな?」と、こちらの問いに対し「2月28日」と答えたではないか! いつもなら「わからない」の1点張りだっただけにこれにはびっくりした。
 思わず私が「ははぁん、あれを見たな」と言うと、妻はしきりに「見てない」を繰り返す。終いには目に涙まで浮かべて抗議された。(「あれ」とは広間のテレビの下に大きくその日の日付が貼り出されている紙のことで、私としては、いつもそれを見て今日は何日かを知るように、と妻に教えていたことから、よくそれを見てくれたと、むしろ褒めたつもりだったのだが―――)
 次男は優しい性格なので、「そう、見てない、見てないよね」としきりに宥めたので、妻も泣き止んだが、どうして泣いてまで反発したのだろうか?

 妻が機嫌を直したところで、次男が、「お母さん、今月は僕の誕生日なんだけど、何日だか覚えてる?」と訊いたが、それには「わからない」との答え。「わからないんじゃなくて、覚えてないんだよね」と言い直させたが、今度は次男の方ががっくり。極めつけは、息子が「2月19日だよ」と言った後、「何歳になると思う?」と訊いた時、「30歳!」と答えたので更に愕然としていた。実際は46歳なのだが。

 その後、いつものように、フルーツゼリーの摂取、ニッバチ10回戦、7並べ1回のルーチンをこなした後、広間の指定席に連れて行くと、ちょうどカラオケがかかっていたので、妻は腰を下ろすなりすぐ歌いだした。聞いていると、知らない歌なのに、字幕を見ながら勝手に自分で節をつけて歌っていた。

 今日も、「今日は来てくれて有難う」の言葉を最後に別れを告げた。

                     以上


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ミステリーツアー

2017-02-07 20:52:18 | 旅行記

 昨2月6日、C旅行社のミステリーツアーに参加してきました。参加者は40名、概ね年配者が多い中で、9名の若い男女のグループがいたのには驚きましたが、行先不明のミステリーツアーに魅力を感じたのでしょうか?

 私はこれまで行先が意に沿ったツアーだけを選んできましたが、たまには、この種のツアーも意外性があって面白かろうと参加してみることにしました。

 この行先ですが、事前に全容を把握しているのはツアーディレクターの添乗員だけで、ドライバーですら、今日初めて行程表を渡されて知ったとのこと。

 しかも、我々には、各目的地に着く直前まで、どこへ行くのか知らされず、情報を小出しにするという念の入用で、我々のの憶測を添乗員自身が楽しんでいるかのようでした。

 ただ、バスの乗車場所が、我孫子⇒柏の葉⇒江戸川台の順になっていましたので、北はないな、おそらく西へ向かうのだろうということくらいは想像できました。

 果たしてバスは常磐道から首都高を抜けて東名道に入り西に向かいました。そして沼津ICで高速を降り、向かったのは沼津港でした。ここで漁師めし食堂に入り、昼食となりました。
 メニューは冬の味覚大集合と称して、海ざんまい御膳の昼食(ベニズワイガニ1肩、あん肝ポン酢、ふぐから揚げ、ワタリガニ汁、鯛めし)でしたが、肝心のカニの足が細すぎて食べた気がしませんでした。
 むしろ、ここでの売りは、カキフライが食べ放題だったこと。私は5個でも多いくらいでしたが、中には20個近く食べた人もいたようです。

 次いで、伊豆中央道を南下し、着いたところはJA伊豆の国江間いちご狩りセンターでした。
 30分食べ放題ということで、それぞれヘタ入れの容器を渡され、ハウスの中に入りましたが、ここで私は大失態! 先月、栃木でスカイベリーを食べたときは、紙コップを渡されたのに、今回は平べったい容器で、おやっ?と思いつつもろくに改めもせず、写真を撮るため、一時それを脇に挟んだところ、何やら白いものがとろとろと流れ出し、ジャケットを汚してしまった。なんと、ミルクが入っていたのだ。容器が白だっただけに写真に気が行ってしまってのこの失態、恥ずかしくて穴があったら入りたい思いだった。店のオーナーがすぐ濡れた布で拭いてくれたが、迷惑をかけてしまった。

 さて、イチゴの方は、静岡県の代表品種の一つ、章姫ということで、長めの円錐形をしているのが特徴で、果皮はやわらかめ。酸味が少なくジューシーで甘いイチゴでした。ミルクなどつけずとも十分な甘さでしたが、中にはミルクをほしがる人もいるんですよ、とはオーナーの弁。私は15個ぐらいに留めましたが、中には50個も食べた豪の者もいたようです。

 江間いちご狩りセンターを後に、伊豆中央道を三島方面に戻り、次に着いたところは、国道1号線沿いにある柿田川公園でした。 
 柿田川といえば狩野川水系の一級河川である清流として有名ですが、柿田川はこの柿田川公園の『わき間』から始まっています。柿田川は名水百選にも選ばれる全長約1.2kmの清流です。
 公園内を散策し、展望台まで行きましたが、そこから見るコバルトブルーのわき間は神秘的でした。  


 次いで、着いたところは、柿田川公園から沼津に向かって10分ほど走ったところにある沼津グルメ街道の駅「竜宮海鮮市場」でした。
 ここは、食堂とドライブイン、道の駅を合わせた機能を持つ店で、我々は買い物に立ち寄ったわけですが、もとより、私はこの種の買い物には興味がないので、メールなどを打って時間をつぶしていたところ、気がつくと集合時間が迫っており、慌ててバスに戻りましたが、自分が最後だったようで、危うく迷惑をかけるところでした。

 さて、次は本ツアーのメインともいうべきイルミネーションの観賞です。さらに北上し、御殿場市に入り、着いたところは時の栖(ひかりのすみか)でした。ここは、宿泊施設・温泉施設・レストラン・リラクゼーション・ショップ・スポーツ・アクティビティ施設などを備えた総合施設で、一部の敷地を使って、晩秋から初春までの間、500万球ものLEDを使ったイルミネーションを無料で開放しているところです。

 イルミネーションは実に素晴らしいもので、特に400mにも及ぶ光のトンネルには目を奪われました。入園したときは薄暮でしたが、次第にに暗くなるとともにすごく冷え込んできました。
 とはいえ、その寒さを吹き飛ばすに値するイルミネーションでした。
       
        
      


 イルミネーションを堪能したところで、18時40分、帰路につき、御殿場ICから東名・首都高・常磐道と高速道路を乗り継ぎ、流山ICから、江戸川台駅前に到着。驚いたことに当初の予定時刻ぴったりでした。

 さて、このミステリーツアー、途中までは内容的にいま一つの感がありましたが、最後のイルミネーションで、その思いは吹っ飛び、特に私にとっては未知の場所だっただけに十分満足した旅となりました。

 以上、きわめてお粗末な旅行記でしたが、最後までご覧いただき有難うございました。


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