野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

妻・再入所後の容態(51)

2016-06-26 14:57:03 | 健康・病気

                                           最近の妻の病状(104)

 本日(6/26)、2週間ぶりに次男が来宅したので、しばし互いの情報交換の後、昼過ぎ、妻の許を訪れる。

 いつものように面会コーナーで待っていると、看護師さんに連れられてくる途中で「うれしい」と言っている妻の声が聞こえた。

 息子が、「どう?元気?」と尋ねると、「ええ、元気よ」と笑顔で答えた。髪も大分伸びて格好良くなってきたし、歩く足取りもしっかりしてきたし、健康状態も良さそうなのでひとまず安心する。

 ただ、2日後の私の誕生日はおろか、自分の誕生日すら最初は「わからない」というのには参った。息子が「7月の?」と誘導して初めて「7月20日!」と答えたのでまだ救われたがーーーー

 持参したフルーツゼリーは、こぼさず上手にスプーンで掬って食べ、最後に器に口を当て、反り返って汁を飲み込むのも堂に入っている。

 ニッバチは、習性になっているのか、未だ普通にできるが、得点の計算のほうは大分怪しくなってきている。特に引き算となるとまるっきり間違えてばかりである。

 先日は、妻がいつの間にかよくなって家に帰っている夢を見たが、現実は厳しい。しかし当人は自分の置かれている立場を客観的には意識していないので、三食昼寝付きの現在の生活に十分満足しているようだ。
 週3日の透析を強いられたうえ、炊事・洗濯・掃除・買い物など家事全般をこなさなければならないわが身よりも、あるいは今の妻のほうが幸せなのかもしれない。

 「今日は来てくれて有難う」の一声には、いつも健気さを感じる。

                             以上

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日帰り群馬ツアー

2016-06-16 21:07:13 | 旅行記

  この度(6/15)、馴染みのT旅行社のサクランボ狩りを中心とする群馬ツアーに行ってまいりました。

 いつものように、最寄り駅からアーバンパークラインで春日部駅経由、東武伊勢崎線に乗り換え、東武動物公園駅にて、浅草からのツアーに合流し、特急りょうもう3号で赤城駅に向かいました。

 9時半頃、赤城駅に到着。やはり電車、それも特急を利用できるので、早いです。バスオンリーだったら、とてもこの時間には着けないでしょう。

 ともあれ、ここからは赤城観光のバスに乗り換え、まずは伊勢崎市に向かい、10時10分、最初の目的地赤堀花しょうぶ園に着きました。

 ここは、国指定史跡「女堀」の中に24000株の花しょうぶが咲き乱れる、伊勢崎の花の名所です。

 それにしても観光客の多かったこと!我々が着いた時には、観光バスがずらりと駐車場にひしめいているのには驚きました。

 いつもならこの時期はまだ6分咲きということでしたが、今年は暑い日が続いたので、例年より1週間から10日早いようで、満開に近く、白や紫などの花しょうぶが約500メートルに渡り一斉に咲き揃っている様は、実に幻想的で、十分満足のいく光景でした。
         

      
 ちなみに最後に写っている美女は、このツアーの企画者であり、且つ我らが添乗員のMさんです。
  

 私は、この菖蒲園については全く知りませんでしたので、それだけに感慨深いものがありました。なお、ここには花菖蒲のほか、アジサイも見ごろを迎えていました。

 細長い花しょうぶ園を奥まで見終わって、メインの道を戻ってくる途中、1匹のワンちゃんが目に入りました。
 地元の人でしょうか、飼い主の男性がお饅頭をくれるのを待っている仕草があまりにも可愛らしいので、カメラに納めました。 なんでも、このワンちゃん、その名もあずきちゃんといい、お饅頭が大好きなのだそうです。

 10時40分、赤堀花しょうぶ園を後に、北関東自動車道から関越道を通って、沼田市に入り、11時30分、果実の里「原田農園」に着きました。
 ここは、さくらんぼ狩りなど各種フルーツ狩りのほか、売店や食堂を備えた複合店ですが、我々のここでの目的はさくらんぼ狩りではなく、昼食のためです。
 ここ沼田は、現在NHKの大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地として、各旅行社がツアーを組んでいる関係でしょうか、売店でのその超混雑ぶりには驚きました。
 我々は、売店を通って食堂に行きつくまで、人の間を縫うように進まねばなりませんでした。

 さて、昼食は、奥の食事処で摂りましたが、その内容は、稲荷寿司2個のほか、うどん・そば・野菜天ぷらが食べ放題(40分)というユニークなものでした。
    

 しかし、そんなに食べられるものじゃないですよね。後にさくらんぼ狩りも控えているし、適当なところで「御馳走さま」しました。

 腹を満たしたところで、12時半、次の目的地である吹割の滝に向かい、およそ30分の輪行で滝観光の駐車場に到着しました。

 ここ吹割の滝(ふきわれのたき)は、「日本の滝100選」に選ばれていて、群馬県の人気観光地で昭和11年に国の天然記念物に指定されているとか。  
 
川床を割くように水が流れ落ちることから「ふきわれの滝」と命名され、吹割渓谷(吹割の滝)は遊歩道も整備されていて迫力ある奇岩と共に美しい景観を楽しませてくれます。ここには20年以上前にも来ているのですが、てっきり今までは、ふきわりの滝と読むと思い込んでいました。汗顔の至りです。

 滝の観光は、時間の関係もあり、添乗員のMさんが赤線で示してくれたルートを一回りするにとどまりましたが、一応メインの観光箇所はカバーできました。

 「吹割の滝」は、東洋のナイアガラと呼ばれているそうですが、実際にナイアガラの滝を見たことがある人にとっては、たかが高さ7m、幅30mでは、規模・迫力とも、その差異には愕然とさせられるでしょう。むしろ、対岸の般若岩獅子岩などの奇岩のほうが印象深いかもしれません。  左の写真、拡大して見てください。本当に般若の面そっくりですよ。

 最後に吹割の滝の付属物であるような小さな鱒飛の滝を見て、集合場所である伽羅園に戻り、店内をwindow shoppingしました。

 なお、この吹割の滝には「竜宮の膳碗」という概ね次のような伝説があるそうです。
 
吹割の滝の滝つぼは昔から竜宮へ通ずるといわれていた。そして、村で祝儀などの振舞ごとがあるたびに、竜宮から膳椀を借りていた。必要になるとお願いの手紙を書いて滝に投げ込み、渦に巻き込まれて深い竜宮へと吸い込まれていき、前日には頼んだ数の膳椀が傍の岩の上にきちんと置かれていた。三日のうちにお礼の手紙をつけてもとの岩の上に置けばいつの間にか見えなくなり、竜宮へ返された。 ところがある年のこと、借りた膳椀を返すときに数を間違えて一組だけ返し忘れてしまった。竜宮では貸した膳椀が不足していることを知り、以後いくら丁寧に頼んでも借りられなくなってしまった。  今でも、この膳椀は竜宮の椀とよばれ、大切に保存されている。
 とのことですが、どこに保存されているのかは聴きそびれました。

 次いで、14時10分、吹割の滝を後に沼田インターの方に戻り、最後の目的地であるチェリーガーデンふじいに着いたのは、ほぼ30分後でした。名前が示すように、ここは、さくらんぼ専門園です。

 まずは、ネット内に入り、社長の藤井さんから、美味しいさくらんぼの見分け方・取り方などの説明を受けた後、さぁ、4品種(佐藤錦・紅香・おばこ錦・紅しゅうほう)食べ放題のさくらんぼ狩りの行動開始です。
 添乗員のAさんからは、事前に「みなさん、50粒は軽いですよね」と言われていましたが、さすがに老骨の身では、30粒くらいがせいぜいでした。
    

 さくらんぼ狩りを終え、最後に本ツアーの特典である「さくらんぼ1パック」を土産に貰い、15時30分、帰路につきました。
 関越道をひたすら戻り、途中、赤城高原SAでの休憩を挟み、太田桐生ICで高速を降り、17時30分、太田駅に到着。駅付近で思い思いに時間をつぶした後、18時26分発の特急りょうもう44号に乗り込み、以後は、元来たルートを逆に辿って20時20分、帰宅した次第です。

 今回は、赤城駅前から最初にバスに乗る際と、帰りの太田駅前に着いたときにこそ小雨に遭いましたが、観光中は、曇天ながら雨に降られることなく、また気温も暑くもなく寒くもないという幸運に恵まれ、参加者が33名と比較的少ない人数と相俟って、内容も実に充実したツアーでした。

                              以上

 

    

 

 


 


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妻・再入所後の容態(50)

2016-06-12 15:25:52 | 健康・病気

                                               最近の妻の病状(103)

 ここのところ、妻見舞記と旅行記が交互に掲載していたが、今日(6/12)は、しばらくぶりで2回続けての妻見舞記である。

 2週間ぶりに次男が来てくれたので、まずは表の伸びた枝木を切ってもらった後、出かけ、ファミレスで昼食後、妻の許を訪れる。

 容態は1週間前と変わらず、にこやかで元気そうなので次男ともども安心する。
 髪を引っ張って抜く癖があるので、その防止のため、掴めないように髪を短くしたことは以前ご紹介したが、最近はその心配がないのか、髪は大分伸び、格好良くなってきている。

 いつものように、フルーツゼリーを一人で美味しそうに食べたが、手の指の第2関節部分が異常にそっくり返っている。ちょっと気になる現象である。

 恒例のニッバチは、前週に続き、妻がツキにツキまくり、次男が本気で励んだものの、挽回叶わず妻の圧勝だった。

 終了後、ホールまで連れて行き、介護士さんに引き渡した際、介護士さんから、「トランプ勝ったの?」と訊かれたが、どうしたわけか、本人は「全然だめ、負けちゃった」と答えていた。ちゃんと、1位だったよ、と伝えてあったのにーーー
 どうして、負けたといったのか、まさか謙遜したわけではあるまい。

 明日から、家の屋根や壁の塗装工事に入るから、と説明しても、全然理解してないようで、悲しい限りだが、ま、妻本人がここでの生活を幸せに思っているのであれば、現時点では、それで良しとせざるを得まい。

                              以上

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妻・再入所後の容態(49)

2016-06-05 21:52:57 | 健康・病気

                                     最近の妻の病状(102)

 今日(6/5)、時間が取れたからと車で来てくれたので、昼過ぎ、妻の許を訪れる。

 面会コーナーに介護士さんに連れられて現れた妻は「まあ、Tちゃん!」と義妹に向かってにこやかに挨拶したが、腰掛けた後、改めて兄弟や親戚の名前を挙げても「知らない」の一点張り。さすがにいつも来る次男のことは覚えているが、仕事が忙しくて滅多に来れない長男のことは、やはり知らないと言う。銀座で調理の仕事をやっていることなどいろいろと話しているうちに、突然「E店?」と店の名前が妻の口から出て長男のことも思い出したらしい。

 義妹の夫の名を挙げても、初めは知らないと言っていたが、ややあって「Sさん、今日も山へ行ってるの?」と、名前が出たのにはびっくり。

 カラオケはやってないし、歯医者にもかかっていないし、お風呂にも入っていないし、と、何を聞いても否定的な返事しか返ってこないから、話すことはどこまで本当なのかわからない。

 それでも「今幸せ?」と訊くと、「うん、幸せ」との返事だったので、よほどここの居心地がいいらしい。

 義妹が持参したむき身のグレープフルーツを美味しそうに食べた後、恒例のニッバチをやったが、その間も、「これ終わったらお部屋に連れてってね」と、もう思いはそちらに行っている。それでも結果は妻が1位であった。

 終わって、ホールまで連れて行き、ちょうどおやつ時なので、所定の椅子に座らせたところ、「今日は来てくれて有難う」と我々一人づつにサヨナラの挨拶。我々がガラスドアを出た後も、振り返って何度も手を振っていた。

 最初現れた期はね右手の震えがいつもよりひどいのが気になったが、物を食べたり、カード遊びには差し支えなかったので、ま、いいか。

                               以上

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ガス会社謝恩日帰りバスの旅

2016-06-04 21:44:52 | 旅行記


      サクランボ狩りと甲斐善光寺参拝・宝石工房の旅

 昨日(6/3)、我が家で契約しているニチガスによる標記の謝恩旅行に参加してまいりました。謝恩といっても、無料招待ではなく、5500円取られましたが、内容的に見て、一般価格の半額といったところで、半分はガス会社持ちということでしょうか。

 行先は山梨で、およその行程は以下の通りです。

 出発地(おおたかの森) ⇒ (高速道路) ⇒ ワイン工場(試飲と買物) ⇒ 宝石工場(庭園散策と買物) ⇒ 甲斐善光寺(参拝) ⇒ 里 の駅いちのみや(昼食) ⇒ 漬物工場(見学と買物) ⇒ サクランボ狩り(園内食べ放題) ⇒ (高速道路) ⇒ 帰着地(おおたかの森)

 朝、7時に流山おおたかの森駅西口広場を出発、高速道路を乗り継ぎ、途中、菖蒲PA、談合坂SAと休憩を取りつつ、まずは9時55分、最初の目的地であるモンテ酒造(石和市)というワイナリーに着きました。本来は工場見学した後に試飲会という段取りですが、ワインの製造過程は、他の場所で既知のことであり、殆どの人は真っ直ぐ試飲場所に向かいました。

 私は、辛口を中心に試飲グラスで5~6杯飲んだでしょうか、それ以上飲むと酔ってしまうので、適当に打ち切り、あとは目の保養に留めました。

 次いで訪れたところは、笛吹市にある宝石工房「信玄の里」。着いてすぐ、まずは宝石庭園に案内されました。

 ここ宝石庭園 信玄の里は、観光に訪れた方が地場産業と宝飾技術に触れてもらえるように造られた日本最大級の宝石庭園です。

 見事な木彫りの布袋様に迎えられ、 庭園へと入り、木化石などを配した神秘の洞窟 を抜けると、ヒスイ・メノウ・紅水晶など色とりどりの宝石が一面に敷き詰められた
和と洋が織りなす目の覚めるような優美な園が広がっており、ゆっくりとした時間の流れの中に宝石のもつパワーを感じられました。
    

 この宝石庭園、実は有料で、個人で入るには700円かかるそうです。でも一見の価値はありますよ。

 次いで店内に入り、お決まりの宝石についての説明に続き、販売勧奨へと進んだわけですが、ここは、製造元が直売しているだけあって、市価よりは大分安くなっているようです。
 今回は、トルマリンを中心にその見分け方など実演してくれたので、勉強にはなりましたが、私はトルマリンというものを初めて知りました。

 午前最後の目的地は、甲府市にある善光寺でした。単に善光寺というと、長野の善光寺が有名ですが、それと区別するため、こちらは甲斐善光寺もしくは甲府善光寺と呼ばれているようです。

 長野の善光寺と比べると、規模や賑わいは及びもつかない寂しいものですが、俗化してない分、かえって神々しさを感じさせます。

 私にとってここは初めてではないので、今回はあえて昇殿せず、参拝後、周りを散策するにとどめました。
    

  笛吹市に入り、13時過ぎ、里の駅いちのみやにて遅い昼食となりました。ここは、県下最大級の山梨の特産品の販売のほか、1000名も収容できる和食レストランを有する大規模な施設です。味のほうはともかく、その広さには圧倒されました。
   

 お腹を満たしたところで、次に立ち寄った店は山梨県唯一のキムチと漬物の専門店昇谷(しょうや)でした。ここには、当店こだわりの逸品である薬膳白菜キムチをはじめ、白キムチ、長芋キムチ、たらチャンジャや季節にあったキムチなど種類豊富に製造販売されており、工場見学を取り入れた観光バスの立ち寄り施設として現在、年間約16万人もの観光客が立ち寄っているとのこと。試食も勿論できるので、キムチ好きの人にとっては垂涎の場所といってもいいでしょう。
 店長による美味しいキムチの作り方などの説明もありましたが、残念ながら、塩分制限をしなければならない私にとっては縁のない話でした。

 さぁ、いよいよメインのサクランボ狩りです。15時ちょうどに甲州市にある菊島フルーツ農園に着きました。サクランボは豊富に実っていましたが、何せ、昼食してからまだ1時間余しか経っていないので、食欲がわかず、私は十数粒食べるにとどめました。でも、サクランボ狩りは久しぶりなので楽しかったです。  

 以上で、山梨県内での観光を終え、ちょうど17時に帰路に着きました。高速道路はいつになく空いていて、途中、蓮田SAで休憩したものの、意外に早く、18時15分には流山おおたかの森駅西口広場に帰着することができました。

 今回は、45人乗りの大型バスに参加者が33名と比較的少なかったため、一人参加者は2座席を使うことができ、移動中、ゆったりとできたのは幸いでした。
 実はこの催しは2日前の6/1にもあり、当初はそちらに申し込んであったのですが、後日、担当者から電話があり、6/1は希望者殺到のため、定員オーバーの状態なので、6/3に変更してもらえないかと打診があり、承諾した経緯があります。きっと6/1にこだわったら、満員のバスで行くことになったかもしれません。素直に承諾してよかったです。

                                                      以上

 

 

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