野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

妻再々入所後の容態(10)

2018-01-02 16:16:45 | 健康・病気

最近の妻の病状(169)

 昨日は、元旦とあって、普段は忙しくて来られない長男も同行したので、次男と共に1年ぶりに3人揃っての妻訪問となった。

 果たして、妻が長男のことを覚えているかどうか、一抹の不安はあったが、スタッフに伴われて面会コーナーに現れた妻は、長男の顔を見るなり、「あっ、Kくんね!」と言ったので、ホッとする。

 いつもより遅い時間だったので、ぐっすり昼寝をしたためか、妻は上機嫌で血色もよかった。
 ただ、「Kくんと会うのは初めてね」と、訳が分からぬことを言う。久しぶりね、と言ったつもりなのだろうか?

 「お昼は何食べた?」の質問には、最初は「普通のごはん」としか答えなかったが、重ねて聞くと、「お赤飯」、更におかずも聴くと、「数の子があった」との返事。おやおやさすが元旦だけあって施設側でも祝ってくれたのだろう。有難いことである。

 「幸せ?」と問うと、「うん、皆さん優しくしてくれるから」と、これはいつもと同じ答え。更に突っ込んで「うちに帰りたくない?」と試してみると、「帰りたいけど今は無理ね」といじらしいことを言う。家に帰っても自分が何もできないことを自覚しているのであろう。「じゃぁ、帰れるように頑張って病気を治さなくちゃね」と言うと、「はい」と実に素直に答えた。可能性はゼロに近いが、お互い希望だけは持ち続けたいものだ。希望がある限り、健康も維持できようというもの。

 そしてルーチンのフルーツゼリーの摂取、トランプによる脳トレを楽しくこなし、おやつの時間になったので、ホールに連れ戻したが、ニッパチでは最後の大逆転で妻が1位となり、ご機嫌に拍車をかける結果となった。

 看護師さんにシートベルト(?)をしてもらっているとき、「今日は月曜日だけどお風呂はないのね」と聞いていたが、「そう、今日は元旦ですからね」との答えにも納得顔だった。

 かように今日は物分かりがよかったので、久しぶりの長男は「かえって1年前より良くなったみたい」と驚いていた。
 周りの人がどんどん病状が進行している中、稀有な存在なのかもしれない。おっと、身内贔屓的感想になってしまった。気をつけねばーーー

以上

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