「まるどりっ!」(UX新潟テレビ21)のロケに行ってきました。
9月5日から新潟市では新交通システムがスタートします。
何が、どう変わるのか?取材に行ってきました。
職業柄、バスには大変興味があります!
新潟市役所前には、冷暖房完備の待合室が
多くの学生さんたちが利用する白山駅は
ロータリーが大きく変わっていました。
思ったよりも、長いです。
全長18メートル
連接部分を中から見るとこんな感じ。
バスが曲がるときには、蛇腹がぐにゃりと伸縮します。
一番後ろの中央の席、通称大臣席からは、こんな眺め
新潟市の池田技監から、お話を伺いました。
車体は、オーストラリア制、エンジンはスウェーデン制
夕日をイメージしたボディーカラーは、新潟のオリジナル。
シートには、新潟の伝統織物亀田縞をデザイン。
試乗会時のお客さまの声から、つり革も通常の倍に増やしたとか。
現在、運転手さんの研修が行われており、
どんな運転心地なのか、いろいろと聞いてみました。(←放送に載らなかった部分)
路線バスや観光バスには、残念ながら死界(視えない部分)があるのですが
連接バスには、たくさんのモニターが付いていて、全長18メートルもあるのに
死界がないんだそうです。
ハンドルも、前の車両が行けば、後ろがそのまま着いてくる感じで、
観光バスの比じゃない!すごくハンドルが切れるので、
従来の路線バスが曲がれるところなら、問題なく曲がれるとのこと。
バックは?と聞くと、運行中は、バックするところがなく
バックは、車庫内のみで、通常の運転とはハンドル操作が逆になるので
技術が必要なんだそうです。
特別に運転席に座らせてもらいました。
「運転のどこが難しいですか?」と聞くと。
「交差点の進入です」とのこと。
例えば柾谷小路などの直線で信号のある交差点がたくさんある場合
信号を先読みして停車しないと、後ろの交差点に尻尾が残る可能性があるそうで
そこに最も気をつかうと教えてくれました。
窓や乗降口が広いといった印象で、
いつも見慣れた新潟市の街並みが、どこかスタイリッシュに映りました。
新潟交通さんにもお話を伺うと
新潟市の郊外に住む、私にも影響があるとか
新潟市の中心部に集まるバスの数を連接バス4台と路線バス20台で運行し
従来より減らすことで、郊外の路線バスの数を増やす計画で
全面的にダイヤを改正するそうです。
とくに新潟市南区方面は充実するとのこと。
例えば、南区から路線バスを利用すると青山で乗り換えて新潟市中心部に行くことに。
料金は、ICカードのりゅーとを使えば乗り継いでも変わりません。
(ただし、現金の場合と乗り継がない場合は210円)
さらに、乗り継ぎの時間が60分間有効なので、青山でお買い物もできるそうです。
5年以内には、新潟市では専用レーンを作り、中央部を島の駅にしていく計画もあるそうです。
運行してみないとわからない部分もあるし、運行してから改善すべき点も出てくるかもしれません。
歩く人や観光客、それから運転しない高齢者にやさしい街づくりに期待したいです。