種々

世界の片隅でキラへの愛をこっそりと囁くブログ

どちらが傲慢なのか

2007-07-11 18:31:19 | SEED DESTINY
種デス最終回「最後の力」もしくはファイナルプラスのキラと議長の対決シーン
果たして、どちらが「傲慢」なのでしょうね

議長は、人や世界に対して責任感を感じているのではないかなぁ、と。
上からというよりも、世界に属する一人の人間として。
望む未来は同じはず。
だったら、遺伝的適性と武力制圧を含む強制で「望む未来」を得ようとする議長。
そこには、放って置いたら人々は、「自身」の「役割」を知らず
「自身」の「役割」を果たさず、「望む世界」はいつまでもやってこない、
という諦観、もしくは「事実」がある。
人々に、それを果たさせるのが、人に、世界に対する自身の「役割」・・・
責任だと思ってるのではないか?
たいしてキラは、世界や人に対して責任感というのは持っていないというポジションなのではないか・・・
誰かに対して責任を感じるというのは、その誰かに対しての権限を感じるというのと
表裏一体だと思うのです。
自分のものだ、と思うから責任を感じる。

私が、ラクスとミーアの入れ替わりで、ラクスに対して同情的なのは、
「ラクスの言葉」に責任をかぶせる「善良な一般市民」に対して違和感があるんですよね
体張ってるミーアに違和感はないです。

他人に、誰かに、「貴方は私に対して責任がある」と思うのは
とても危険な意識ではないか。
前にも書いたけど、たとえば、プラント市民がラクスに対して
「貴方には我々に対する責任がある」と思うのはどうか?
それは一種の事実ではあるだろうけど、
じゃあ、ラクスが「責任」を果たさなかったら、
どうする気なのか?(ラクスが公的な地位にないこと前提です)
ラクスを責めるのか?せめてどうなる?
自分は悪くない、という一片の事実を手に握り、悪化する状況に身をおき続けるのか・・
ラクスが悪い、と言っても、事態の好転にはつながらない。
結局、自分にたいして責任がある他人がいる、という意識は、
他人に自分の「運命」を任せる、ということになるのではないか・・・

どうも上手くまとまりませんが・・・
「誰もが君のようにできるわけではない」という点でキラを傲慢だという議長
「他者に対する権利者意識を持ち、人を導こう」とする点で議長を傲慢だというキラ・・
私はこの二人は、こう言った視点で
「傲慢だね」
「傲慢なのは貴方だ」
という会話をしていたのではないかなぁ、と思ってます。

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