tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

都電散歩

2015-05-04 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
11:35 新宿からバスでやって来た。早稲田。都営地下鉄、都バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーに乗れる一日乗車券「都営まるごときっぷ」(700円)で、都電沿線散歩。類似企画はすでに3回くらいやったことがあるような気もするのだが、好きなんだろうな、都電が。ひとりで行くのもいいけれど、人を案内するのも楽しい。いろいろな意味で「鉄板」のコース。馬場下町バス停で下車して、早稲田大学の“城下町”をぶらぶら歩いて、都電早稲田駅へ。

11:47 鬼子母神前駅で下車し、新緑の美しい欅並木の参道を抜けて、鬼子母神へ。参拝客は意外と多かった。
再び都電に乗ると、左側の車窓に、上層部にマンションを載せ、下層部に階段状に屋上緑化を施していることで話題の、豊島区役所新庁舎が見えた。独特なデザインで、それとすぐにわかった。

庚申塚駅で下車。「とげぬき地蔵」の最寄駅のため、ホーム上に乗車待ちの列が往復でできあがるほど大混雑。ホームに面している「焼きそばとおはぎ」の店でお昼ごはん。この店の訪問ももう3度目か4度目になるけれど、店名をいまだに認識していない。「都電のホームにある“あの”店」で僕の中で完結してしまっている。焼きそばとおはぎのセットが出てくるのを待ちながら、「お店やるなら、こういうお店がいいんだよね…」などと同行者と話していると、前に座っておはぎを食べていたおばさん(82歳と言っていたがとてもそうは見えなかった)が、「ご商売を始めるの?商売をなさるなら“飽きない”ことをしないとね。“商い”は“飽きない”だから」などと話しかけてきた。都電が行き来するのを眺めているのはいつまでも飽きませんよ…。別の席には、リアルな赤ん坊の人形を隣席に置いて、それに話しかけている老婆がいた。同行者は「ちょっと切ない…」と言っていたけど、高齢化する日本、その時代の先を行く町・ここ巣鴨では、ありうべき光景だろうなと思えた。
12:49 店を出て腹ごなしに撮った1枚。

地蔵通り商店街は混んでいた。今日が「四の日」、縁日と知る。風が強く、服を売っている屋台はハンガーラックごと飛ばされていた。通りがかる客が次々と路上に散乱する服やら帽子やらを拾い上げる。店の主は「今日はもうダメだ~」と天を仰いで弱音を吐いていた。
14:11 今日が無料入園の日と何かで見知っていたので、六義園まで足を伸ばす。

園内に数多く植えられているツツジの見頃は、少し過ぎていたみたい。

だいぶ歩き疲れたので、六義園からは都バス2本をちょこちょこと乗り継いで、新庚申塚駅へ。再び都電に戻る。
15:31 飛鳥山で下車。ここから王子駅前駅までは路上を行く都電。

子供たちでいっぱいの飛鳥山公園を歩き、「アスカルゴ」ことモノレールで山を下り、
15:54 王子駅前駅へ。

熊野前駅で、「一日乗車券で乗れるなら」と、日暮里・舎人ライナーに乗り換え。終点の見沼代親水公園まで行き、帰りは先頭の席、すなわち無人運転の運転席に陣取り、ぼーっと景色を眺める。そうやって足を休めながら、終点の日暮里で下りて谷中を歩いてみようか、ということになる。正直、そんなに充実した商店街とは思えないけど、谷中は「ブランド化」に成功したみたい。日の暮れかけたこの時間でも、「何かイベントでもあったの?」と思うほど人出があった。持ち帰りのコロッケ屋と焼き鳥屋には大行列。カメラを構える人だかりがあって何があるかと思えば寝そべる1匹の野良猫。
17:42 そんな賑わいを抜けると、静かな路地があった。谷中の墓地を通り、日暮里から舎人ライナーに乗り(今度は最後部座席に陣取る)、熊野前で再び都電へ。

18:31 終点・三ノ輪橋。バラに囲まれた駅。駅から続く「ジョイフル三ノ輪」商店街で夕食を食べようと思うも、シャッターが下りた店が多く、飲食店もほとんどない。商店街の出口にある、1つ先の荒川一中前駅からまた都電に乗って、町屋駅前駅で下りる。「焼肉食べたいな」と呟いていたら、駅前のビルの4階に焼肉店の看板を見つけ、そちらへ。タン、カルビ、ハラミ、ザブトン、カルビクッパ、冷麺などを食す。居眠りをしつつ都電を早稲田まで乗り、バスを2本乗り継いで新宿へ戻る。

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