「岸孝之ロス」 と 「成長株投手陣ラブ」

岸孝之くん、「元 埼玉西武ライオンズの」と言わねばならなくなりました。
東北楽天入りです。
先日１０月３１日のブログ「岸孝之くんのＦＡ移籍は哀しい・・・その「超・個人的な理由」は．．．」でも触れましたが、移籍に至った理由は大小いろいろとあると思います。「出身地の東北で」という言葉に自身が一番に納得できるのであれば、それはそれでいいと思います。
※一つだけ我儘を言わせて貰えれば．．．同じタイミングで細川さんが楽天入りするのは何だかなぁ。来シーズンの中継で何度も何度も「岸とセットで細川という名前を聞かされる」かと思うと．．．今から辟易としてしまう。（・・・福岡ソフトバンク時代に、「松坂の話題の際にセットで細川の名前を聞かされた」事が度々だったので、今度は岸相手に実況・活字になるのか．．．（笑））

岸くん自身に、ライオンズに残留する理由づけとして「ライオンズ球団は、入団から一貫して、本当に自分の事・自分のキャリアを大事にしてくれている」というものがあれば、最終的な決断具合はどうなったか分からなかったと個人的には想像しているのですが．．．
・・・今季も、シーズン序盤から中４日登板を強いられた事に改めて思いを致せば、そうも思えないだろうし．．．
・・・それを反省しているのか？と思った潮崎コーチからは、おそらく謝罪なんてないだろう上に、来季も何事もなく首脳陣の一角に居るだろう体制を見れば、大袈裟に言えば「絶望感」「未来への希望皆無」になるのが普通かもしれないし．．．


そんな経緯もあったかもで、東北楽天入りを決断した岸孝之くん。
それに対しては、ライオンズファンもそれぞれいろんな気持ちがあるようです。

高２長男（＝野球部捕手です）のあるクラスメイト。家族一同で熱烈なライオンズファンで、西武プリンスドームへは日参するし・私服やバッグなど小物もほぼライオンズグッズで染まりきっていて（笑）。その彼が、「岸・楽天入り」の報を受けた翌日は学校でもかなり荒れていたそうで．．．
・・・授業前の黒板に「生涯西武と偽った裏切者」と大書したり．．．
・・・岸くんのサインを貰ったメガホンをバットで小突いて机からふっ飛ばしたり．．．
・・・岸くんユニを破いてしまったり．．．
彼にとっては、最後の最後まで「岸くん残留を信じ続けた・望みを託し続けた」というここ数週間の思いが無残にも砕かれた思いだったのでしょう。


そして我が家では。
高２長男と共に、岸孝之くんの今シーズンラスト登板の姿を見た時から間違いなく移籍するなという覚悟は決まっていたので、「とうとう決まったか」という印象でした。
それと共に、ファン感謝デー前に移籍先を正式発表するという稀有な姿は評価もしています。
（・・・ファン感謝デー、来ても来なくてもどっちでもいいけど．．．胴上げはするなよ！という個人的な意見です（笑））


そして長男は先日の夜、私にライオンズがＳＮＳで発信している秋季キャンプの動画を見せて、「父さん、岸いなくなってもさ」「これだけの投手陣が居るから来年滅茶苦茶楽しみじゃない？」と言い始めました。その動画は先週の日曜日の南郷のブルペンピッチングの様子だったのですが、

「高橋光成のこの迫力ピッチングは凄いよ。どんどん豪快になって行ってるよね」
「小石のモーション、一層曲者というかどの球団の打者でも来年は苦労するよ」
「南川は、間違いなく一気にプロらしくなったね。安定感見せて活躍するんじゃない？」
「多和田は、本当に凄いピッチャー・エースになりそうだね。来年は勝ち運も呼び込むような気がするよ」

ライオンズファンとして「岸孝之ロス」を感じて当たり前の今の時期に。
ライオンズファンとして「成長株投手陣ラブ」を逆に感じた一週間でもありました。


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