埼玉西武ライオンズは練習試合も無かった一日。
そんな日の帰宅後にスポーツニュースをで見つつ感じた事を高１の長男とあーだこーだと語り合ったのですが、
■開幕したスーパーラグビーって凄い。７人制ラグビーに近いというか機敏さが芸術の域やな。面白い！こんなリーグで日本代表は一体どんな闘いを見せるのかが本当に楽しみ！（・・・日本ならではのオリジナリティーを徐々に見せるようになるんだろうな．．．そんな魅力・短期間での成長具合を日本が発揮できる余地を十二分に感じた他国の開幕ゲームでした）
■メジャー岩隈さんのピッチング調整ぶりの素晴らしさは想像通りでしたが．．．それ以上に長男は「やっぱりブルペン捕手（＝レギュラー捕手なのかな？）のキャッチングの上手さが凄いねぇ（嘆息）」と、岩隈さんそっちのけで大注目していました。（・・・テレビ画面を見つつ、長男の左手が自然にキャッチングの動きになっていたのが面白かったです（笑））
さて。
話題変わって、今日はスポーツ以外の事について。
先日２月２２日のブログ「監督を辞任して野球人生に区切りをつける事へのはなむけ．．．と思える記事に胸が熱くなる」の中で、書店に行って野球雑誌「ベースボールクリニック ３月号」を買いに行ったと書いたのですが。
実はその時に期せずして「プチ書店巡り」をしました。
最終的にはＴＳＵＴＡＹＡで購入したのですが、その前に行った書店は所沢駅ビルにある「芳林堂書店」でした。
そこで野球雑誌コーナーに行っても見つからなかったので、レジへ行って「ベースボールクリニック３月号って売り切れですか？」と尋ねたところ、レジのお嬢さんが途端に申し訳なさそうな表情になられて、
「今月発売の新刊ですよね」
「本当に申し訳ありませんが、２月５日以降の新刊は入荷できなくなっているんです」
との事でした。
その表情が凄く寂しそうで・言いにくそうで．．．
私はついつい「えっ！？そうなの」という声が出てしまったのですが、その哀しそうな表情にそれ以上は尋ねる事は控えて、「分かりました。じゃぁまた他の機会に来ますから～」と言ってその場を辞去しつつ、頭の中では、
「書店が仕入れストップだなんて」
「残念な状況になっているんだな、芳林堂さん」
と哀しい思いになって。ＴＳＵＴＡＹＡ経由で帰宅後に妻に「芳林堂、苦しそうだよ」と報告をしたのですが。
・・
・・・今日の日中にヤフーを見たら、トップニュースで「芳林堂が破産申請」との事で．．．
・・・やはりそうかと思うと共に、その現実に改めて哀しくなってしまったり．．．
・・・妻はもともと所沢出身でもあり、その衝撃は私以上だった様子でもあり．．．
ここ１０年に渡って所沢市内でもどんどん書店が減ってきています。
そんな中で芳林堂さんは「所沢駅周辺では唯一の大型書店（・・・というか小規模含め他に書店が無い）」として頑張ってくれていて、ライオンズ関係の野球雑誌に留まらず、私が読む小説も・長男の参考書も頼りにさせていただいていましたので、かなりショックを受けたというのが実際のところ。
それに加えて「いかにも書店」という静かな雰囲気とお店の方の落ち着きぶりも良かったのになぁと残念な気持ちでいっぱいになりました。
やはり時代なんだろうなぁと思います。
今も週１～２冊の本（小説中心）を読んでいる私としては本当のところは実感がありませんが、「書籍離れ」と言われて久しいし．．．
ａｍａｚｏｎで本を買うという世の中になってきているし．．．
そして旧態依然とした出版取次（書籍取次）業者が幅を利かせる業界体質が残っている以上、ＴＳＵＴＡＹＡさんなどと異なる「専業書店」としては打開策の選択肢が無いというのが実情だろうし．．．
芳林堂さんにはこれまで本当にお世話になりました。
願わくば、「芳林堂」という名前でなくなっても所沢を始め西武線沿線を支える書店としてこれからも頑張っていただきたいと図々しくも思っていますし。
そして何より、「書籍販売に一生懸命」という印象が強いお店の皆さんには、今後もプライドを持って何らか本に関わりをもった仕事をしていただければなぁと、勝手ながら思っています。
世の中から本が消えるなんて事が無い以上、またお世話になりたいです。
そして、芳林堂さんが地場でこれまで脈々と作っていただいた歴史は、私も忘れないでいたいと思います。
-------------------------------------
ブログランキング参加中
ポチッと一押しお願いします！
↓↓↓
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
