超小型4チャンネル赤外線送信機の基板完成とキット

　超小型4チャンネル赤外線送信機の基板完成(ITXS4)とキット(ITXS4KIT)をe-shopに用意しました。

　SDカードより小さな基板に4チャンネル分の機能を収め、新たに音で知らせるバッテリモニタを搭載しました。

　つい電源スイッチを切り忘れたり、バッテリモニタのLEDが消えたのを見落としたりすることがありましたが、今回は内部に基準電圧を持つPICマイコンを使うことで、複雑な回路を使わなくてすむようになりました。

　発音体に超小型の面実装タイプを使っているため、とてもコンパクトな基板(26mmx19mm)に仕上がっています。

基板の端子配線は以下の方法で行います。







　基板完成品は、6.5Vまで電圧が低下すると、約1秒間隔で0.2秒間ブザーが鳴ります。

　キットを組み立てる場合は以下の部品配置を参考にしてください。





　バッテリモニタの電圧調整は基板が完成した状態で行います。周辺回路の配線が完了してからでも調整することができます。6.5Vの電圧をバッテリ接続端子につなぐと、出力確認用のLEDが点灯します。同時にブザーが鳴る場合は、BMと印刷されたトリムポットをブザーが鳴らなくなるまで反時計方向に回してから、時計方向に回してブザーが鳴り始める位置にセットします。

　基板上の出力確認用LEDは、外部につなぐ赤外発光ダイオードの出力回路につながっているので、LEDが点灯すれば正常に回路が動作していると判断できます。基板をすばやく左右に振ると、パルス状の点滅を確認することができます。

　すべての配線が完了したら、実際に受信機を動作させて、スロットルのローポジションと、エルロン、エレベータ、ラダーのニュートラルポジションを調整します。

　4チャンネルの送信機を、3チャンネルの送信機として使う場合も、必ず4チャンネル分の配線をしてください。

　4チャンネルの送信機を、2チャンネルの送信機として使う場合は、1個のジョイスティックをエルロンとスロットルチャンネルに配線し、ラダーチャンネルとエレベータチャンネルは4.7KΩ抵抗で置き換えることができます。

　4チャンネルとして完成した送信機で、2チャンネルの受信機や3チャンネルの受信機を使うことは全く問題ありません。
　
　ITXS4には高輝度LEDを使っています。従来のLEDとは表面から見た黒い点の向きが異なるので、キットを組み立てるときはLEDの向きに注意してください。KITに付属するPICマイコンにはあらかじめプログラムが書き込まれているので、はんだ付けだけで完成させることができますが、PICの足のピッチが狭いので、はんだ付けには特に気をつけてください。

　基板の端子を示す文字は、狭いスペースに印刷してあるので、配線のときは特に注意してください。

　不明な点があればコメント欄に書き込んでください。