ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

急流という村の資源を有効に使う アイデア広場 その129 

2017-07-10 19:33:42 | 日記

地域の資源を有効活用し、エネルギーの地産地消や観光資源からの雇用創出など各自治体で取組が進められています。森林資源の豊富な地域では、製材と木質バイオマス燃料などの供給が可能です。また、観光資源を利用した構想もあります。白神山地の東側に位置する青森県西目屋村は、ダムツーリズムを始めました。ダムという資源を活用するわけです。水陸両用バスを使って、ダム湖を30分遊覧するものです。5月の連休は、全てが満員だったそうです。ちなみに、この水陸両用バスの車両価格は、8000万円ということです。
 そこで、地域の資源を効果的に使う方法を考えてみました。効果的とは、稼ぐことができて、地域住民を豊かにすることです。水陸両用バスは、40人乗り、1人2500円です。1日2回で、4月30日から10月31日まで運行を行うそうです。この期間に約170日運行したとして、3400万円の売上げになります。上手くいけば、3年で元が取り戻せます。西目屋村の素晴らしいところは、この水陸両用バスを貸し出すのです。冬に雪の降る山村では、このバスが使えません。長崎県の島原市に貸し出す観光分野の協定を結んだのです。水陸両用バスを有効に使うアイデアに、感心してします。
 西目屋村では、カヌーやゴムボートで急流を下るラフティング体験ツアーも開いています。このツアーを体験すれば、自分でやって見たくなる人も出てきます。基本から行うとなれば、初級、中級、上級、エリートという体系化された指導や訓練が必要になります。初級は、沼や湖をまわる程度、中級は緩やかな川下り、上級は急流を下る、エリートは日本選手権や世界に打って出る選手になるでしょう。これらを体系的に指導できる人材を揃えることが、地域の資源を活かすことになります。でも、全て自前で揃えることは困難です。
 考え方は、核になるラフティングの人材を外部から確保し、初級や中級の指導者は、地元の人材で補強していくことになります。ラフティング中心的人材は、エリート級の選手もしくはエリートを指導できる人材ということになるでしょう。この村に何日か数日間滞在すると、中級のレベルの技能を獲得し、その楽しみ方ができるようにすることです。技能のレベルに応じた指導ができ、一定の技能の獲得や満足感を与えることのできる上手な指導者を準備しておくことになります。自前だけではできないところは、外部の戦力を思い切って入れることも必要になるということです。村民スポーツとしてカヌーやラフティングを位置付けることも考えられます。小学生や中学生でカヌーやラフティングのスポーツ少年団を結成します。そこで、村ぐるみ技能を高めていくわけです。また、外部との提携も大切になります。大学のクラブや愛好会と意思疎通ができる人材の確保が必要になるでしょう。
 ラフティングを体験する場があり、オールランドに指導できる人材を揃え、ここに来れば仲間もできて、楽しく体験できるという環境が整えることです。ラフティングの行う場、仲間、上達のプログラムが揃えば、素晴らしい資源になります。