ジャガイモの安定供給 その67 アイデア広場

ジャガイモの安定供給　

近年の気候変動に伴い、水の流出量は季節毎に変化していきます。年間降水量は、大きく増えているとか、少なくなったという事実はありありません。ただ、大雨や強雨の回数が増えているのです。大雨が増えて降水量が増えなければ、農作物の成長には障害になります。その一つに、北海道を襲った豪雨が、ジャガイモの収穫に大きな損害を与えたことがあります。その結果、今年のジャガイモの価格は、2割ほど高騰しています。
そこで、ジャガイモを安定的に供給できれば、一つのビジネスモデルになると考えました。北海道のジャガイモは、秋に収穫し、冬期間を通じて東京などの市場に安定的に供給してきました。ジャガイモは、豊かな食卓に必要不可欠の材料です。さらにポテトチップスなどのお菓子としても、豊かな生活を支えています。気候変動は、その供給を不安定にさせるわけです。この供給を確実に行えれば、ビジネスとして成立します。このビジネスを成功させる方法は、二つ考えられます。一つは、増大する離農家の農地を取得することです。そこで、ジャガイモを生産し、供給する仕組みを構築することです。もう一つは、外国にジャガイモの生産地を開拓することです。候補としては、ロシアのアムール川周辺に広大な農地を開拓するわけです。温暖化により、作物の北上はこれからも確実に続きます。日本の食料安全保障の一環としても、有力な地域になる可能性を持っています。安倍晋三安倍首相とプーチン大統領の決断で、この開拓を推進して欲しいものです。