助手 「とうとう現実のモノとなってしまいましたね。」
所長 「ん、なんの話じゃ。」
助手 「サンバーがダイハツのOEMになった話ですよ。」
所長 「ああ、なんじゃ、その話か。大層な言い方をするから、何事かと思ったわ。」
助手 「いやいや十分に大変な話じゃないですか。」
所長 「そうかぁ。前から決まっとったことじゃから、今さらどうしょうもないじゃろ。それに今回ダイハツ製になったのは乗用ワゴンのディアスだけじゃから影響も少ないじゃろ。」
助手 「まぁ確かに今回商用バンや軽トラは残りましたけど、ダイハツ製品が入ってきたことには変わりがありませんし、バンや軽トラもいつ取って代わられるかわかったモンじゃありませんよ。」
所長 「何を馬鹿なことを言うとるんじゃ。全く逆じゃろ。」
助手 「えっ・・・。」
所長 「このタイミングでマイナーチェンジを施したと言うことは、スバルが軽自動車の生産から完全撤退する2011年まで商用バンと軽トラックはこのままいくってことの表れじゃろうが。」
助手 「あっ、そうですか。でも2011年ってあと2年じゃないですか。」
所長 「じゃから、それは前々から決まっとることじゃから、よっぽどのことがない限り覆らんわ。ただ徐々にダイハツ製に切り替わっていくんじゃろうけど、サンバーのバンとトラックは最終になる、ってことじゃ。ま、それだけ慎重にコトを進めんといかんということは認識しとるんじゃろ。」
助手 「そういうことですか。でもそれだったらディアスワゴンも残してもよかったんじゃないですか。」
所長 「まぁ、影響の少ないとこから進めとるんじゃろうな。目標台数も100台しかあげとらんから、様子見ぃといったところじゃろ。」
助手 「100台ですか。いくらなんでも少な過ぎませんか。」
所長 「ワシもそう思って調べてみたんじゃが、これまでのディアスワゴンの台数は月平均で300台ちょっとなんじゃ。」
助手 「そんなに少ないんですか。」
所長 「一番売れとるスズキのエブリィワゴンで2,000台、あとダイハツのアトレー、ホンダのバモス辺りは1,000台以上売っとるんじゃけど、それ以外は2～300台ぐらいしか売れとらんし、商用車に比べて市場規模が小さいんじゃな。」
助手 「そうなんですか。もっと売れてるモンだとばっかり思ってました。」
所長 「まぁ中途半端な存在になってしもとるんじゃろう。タントやパレットのような乗用車ベースのデカいのもあるし、広いと言ってもコンパクトミニバンと違って4人しか乗れんからの。」
助手 「でも荷室の広さでは負けてないでしょ。」
所長 「それじゃったら商用バンでいいという風になるんじゃろ。」
助手 「あっ、そうですね。」
所長 「サンバー全体で見れば月に5,000台ぐらい売れとるんじゃが、そのうち60％以上がトラックで30％強がバン、ワゴンは7％に過ぎんのじゃ。じゃからダイハツのOEMになっても影響は少ないんじゃ。さすがにスバルもいきなり全部をOEMに変えるような冒険は出来んかったというわけじゃ。」
助手 「そういうことですか。」
所長 「で、次は乗用車のR2とステラじゃろうな。」
助手 「どうなんでしょうね。ミラやムーヴだったら台数は増えるかもしれませんね、淋しいですけど。」
所長 「どうじゃろうな。マツダがワゴンRを売っとるけど、あんまり売れとるようには思えんし、結局クルマの出来よりも販売力なんじゃろうな。日産はさすがによぉ売っとるけどな。」
助手 「ということは今のスバルの軽自動車とあんまり変わらないということですね。」
所長 「うーん、スバルの場合、スバルのクルマが好きで買うモンが多そうじゃし、今の販売量を維持するのは難しいんじゃないか。ディアスワゴンも100台しか見積もっとらんしの。」
助手 「じゃあ失敗じゃないですか。」
所長 「まぁ今の状態より良くはならんじゃろうな。じゃが軽自動車から完全撤退するよりは、よっぽどマシじゃろ。お客に売るクルマがないのはどうしょうもないからの。」
助手 「今のままスバル製のクルマを売り続けることはやっぱりダメなんですかね。」
所長 「単独では生き残れないんじゃからしょうがないんじゃろ。」
助手 「・・・・。」
参考資料
スバル・ディアスワゴン（富士重工業株式会社）
スバル・サンバーバン（富士重工業株式会社）
スバル（轟クルマ文化研究所）
Yahoo！グループ 轟クルマ文化研究所
所長 「ん、なんの話じゃ。」
助手 「サンバーがダイハツのOEMになった話ですよ。」
所長 「ああ、なんじゃ、その話か。大層な言い方をするから、何事かと思ったわ。」
助手 「いやいや十分に大変な話じゃないですか。」
所長 「そうかぁ。前から決まっとったことじゃから、今さらどうしょうもないじゃろ。それに今回ダイハツ製になったのは乗用ワゴンのディアスだけじゃから影響も少ないじゃろ。」
助手 「まぁ確かに今回商用バンや軽トラは残りましたけど、ダイハツ製品が入ってきたことには変わりがありませんし、バンや軽トラもいつ取って代わられるかわかったモンじゃありませんよ。」
所長 「何を馬鹿なことを言うとるんじゃ。全く逆じゃろ。」
助手 「えっ・・・。」
所長 「このタイミングでマイナーチェンジを施したと言うことは、スバルが軽自動車の生産から完全撤退する2011年まで商用バンと軽トラックはこのままいくってことの表れじゃろうが。」
助手 「あっ、そうですか。でも2011年ってあと2年じゃないですか。」
所長 「じゃから、それは前々から決まっとることじゃから、よっぽどのことがない限り覆らんわ。ただ徐々にダイハツ製に切り替わっていくんじゃろうけど、サンバーのバンとトラックは最終になる、ってことじゃ。ま、それだけ慎重にコトを進めんといかんということは認識しとるんじゃろ。」
助手 「そういうことですか。でもそれだったらディアスワゴンも残してもよかったんじゃないですか。」
所長 「まぁ、影響の少ないとこから進めとるんじゃろうな。目標台数も100台しかあげとらんから、様子見ぃといったところじゃろ。」
助手 「100台ですか。いくらなんでも少な過ぎませんか。」
所長 「ワシもそう思って調べてみたんじゃが、これまでのディアスワゴンの台数は月平均で300台ちょっとなんじゃ。」
助手 「そんなに少ないんですか。」
所長 「一番売れとるスズキのエブリィワゴンで2,000台、あとダイハツのアトレー、ホンダのバモス辺りは1,000台以上売っとるんじゃけど、それ以外は2～300台ぐらいしか売れとらんし、商用車に比べて市場規模が小さいんじゃな。」
助手 「そうなんですか。もっと売れてるモンだとばっかり思ってました。」
所長 「まぁ中途半端な存在になってしもとるんじゃろう。タントやパレットのような乗用車ベースのデカいのもあるし、広いと言ってもコンパクトミニバンと違って4人しか乗れんからの。」
助手 「でも荷室の広さでは負けてないでしょ。」
所長 「それじゃったら商用バンでいいという風になるんじゃろ。」
助手 「あっ、そうですね。」
所長 「サンバー全体で見れば月に5,000台ぐらい売れとるんじゃが、そのうち60％以上がトラックで30％強がバン、ワゴンは7％に過ぎんのじゃ。じゃからダイハツのOEMになっても影響は少ないんじゃ。さすがにスバルもいきなり全部をOEMに変えるような冒険は出来んかったというわけじゃ。」
助手 「そういうことですか。」
所長 「で、次は乗用車のR2とステラじゃろうな。」
助手 「どうなんでしょうね。ミラやムーヴだったら台数は増えるかもしれませんね、淋しいですけど。」
所長 「どうじゃろうな。マツダがワゴンRを売っとるけど、あんまり売れとるようには思えんし、結局クルマの出来よりも販売力なんじゃろうな。日産はさすがによぉ売っとるけどな。」
助手 「ということは今のスバルの軽自動車とあんまり変わらないということですね。」
所長 「うーん、スバルの場合、スバルのクルマが好きで買うモンが多そうじゃし、今の販売量を維持するのは難しいんじゃないか。ディアスワゴンも100台しか見積もっとらんしの。」
助手 「じゃあ失敗じゃないですか。」
所長 「まぁ今の状態より良くはならんじゃろうな。じゃが軽自動車から完全撤退するよりは、よっぽどマシじゃろ。お客に売るクルマがないのはどうしょうもないからの。」
助手 「今のままスバル製のクルマを売り続けることはやっぱりダメなんですかね。」
所長 「単独では生き残れないんじゃからしょうがないんじゃろ。」
助手 「・・・・。」
参考資料
スバル・ディアスワゴン（富士重工業株式会社）
スバル・サンバーバン（富士重工業株式会社）
スバル（轟クルマ文化研究所）
Yahoo！グループ 轟クルマ文化研究所
